１０歳で人生が決まるドイツの教育は「正しい」のか？ | ドイツBizGuide

１０歳で人生が決まるドイツの教育は「正しい」のか？ | ドイツBizGuide

10歳で人生が決まる過酷な環境 ドイツ教育において、もうひとつの大きな問題は、早すぎる人生決定です。...概要を表示 10歳で人生が決まる過酷な環境 ドイツ教育において、もうひとつの大きな問題は、早すぎる人生決定です。日本では、中学校までが義務教育であるものの、ほぼすべての子どもが高校へ進学します。高校に進学した時点では15歳。そこから多く選択肢があり、人生が分岐していきます。 ですがドイツでは、その決定が10歳で行われ、さらにその決定を変えることがむずかしいシステムです。日本のように、偏差値40だった高校生が東大に入る、なんてシンデレラストーリーはまずありえません。小学校の時点で、基幹学校、実科学校、ギムナジウムへの進学を決めねばならず、その決定はなかなか変えることはできません。 たとえば実科学校でとても優秀な成績を収めれば、ギムナジウムへ編入、大学進学という道があります。ですがその道はただあるだけで、実際その道のりは非現実的なほどの難易度です。つまり、ドイツでは、10歳にしてすでに「人生のレール」が引