駆け抜けたい伝説の途中

毎週水曜18時より放送中

2024年にクリアしたゲーム

©Lump of Sugar


𝓜𝓮𝓻𝓻𝔂 𝓒𝓱𝓻𝓲𝓼𝓽𝓶𝓪𝓼。

毎年恒例の記事納めという名の自分語り記事です。

 

 

 

 

 

 

 

今年のベストゲーム

2024年に発売されたゲーム……ではなく、2024年に自分がクリアしたゲームの紹介です。

 

今年クリアしたゲームは54本でした。昨年の二倍以上も増えましたが、これはエロゲのミニファンディスクやインディーゲームなどの一時間程度で終わるゲームを含めての数なので、雑食気味だった今年はこんなもんだよなという気持ちです。この内クリアに15時間以上かかったゲームは19本でした。

流石に全作に対して一言を書いていたらキリがないので、今年は全作は紹介しません。

 

 

アドベンチャーゲーム部門 TOP10

 

毎度恒例ですが自分にとって好きな順でしかなく、ゲームとして完成度が高いと感じたかどうかではありません。

自分が客観的な評論などをするよりも、レビューサイトの星の数・批評空間の中央値・売上本数などのデータを参考にしてもらった方が余程信憑性が高いと思います。エロゲに求めるものが人それぞれである以上データは絶対的なものには成り得ませんが、これらの数字が高い作品は「『面白かった』と言っている人が多いゲーム」という事実にはなっています。

 

とはいえ自分の意見を何も書かないというのも寂しいので、一応ネタバレをしない程度に感想・解説は書こうと思います。「伏線回収がエグかった」「結末がエグかった」ぐらいのことは書いてしまっているので、このレベルの情報ですら知りたくないという方はご注意ください。

また、プレゼントとして頂いたゲームは除外しております。貰ったゲームはそれだけで神ゲーなのでみんな優勝です✌

 

 

 

10位:枯れない世界と終わる花

 

タイトルとロゴの色合いからして重すぎる話にしか見えませんでしたが、本当にその通りでした。テキストの遊びが最小限しかなく、大方はシリアスな空気で進行していくのが特徴のゲームだと思います。

10時間程度でクリアできるミドルプライスのゲームでありながら、ヒロインはきっかり4人いるということもあって掛け合いは必然的に少なくなっており、従来のノベルゲームの定番の流れである「日常パートの積み重ねの上にあるシリアスパート」というストーリーとは一線を画していました。

 

大筋は4人居るヒロインを順番に攻略していくというオーソドックスな骨組みなので、個人的にはフルプライスの世界線も見てみたかったという気持ちはありました。

しかし、幻想的な世界観と美麗なグラフィックス、そして儚くも残酷な設定の下で描かれるキャラクターの描写は非常に魅力的な作品でした。

序盤から張られていた伏線が徐々に解き明かされていくシナリオも秀逸であり、テンポの良さも相まって中だるみを一切感じさせないストーリー構成となっていました。

 

 

 

9位:ATRI -My Dear Moments-

 

こちらもミドルプライスのゲームですが、当ブログを訪れている方にはもはや説明不要なほどに知名度の高い作品だと思います。

ノベルゲームというジャンルの中でも大ヒットを記録した作品であり、2024年10月に50万ダウンロードを突破されたようです。すごい。

 

ミドルプライスならではのテンポの良さ、日常パートにおけるキャラクターの漫才の面白さ、読み手を引き付ける起伏に富んだ展開、情緒的に感情移入のしやすい「泣ける」ストーリー。

中だるみすることなくプレイヤーを楽しませてくれる本作は、まさしく人を選ばない名作であり、このゲームがヒット作である所以を実感できました。

個人的には主人公とヒロインが持つ一種の「めんどくささ」がこのゲームで最も好きな部分でした。まあ、アニメではその部分は全く描写されなかったのですが。

 

 

 

8位:キミのとなりで恋してる!シリーズ

 

陸上部という設定からしてスポ根もののような泥臭さが描かれると思いきや、そんなものとは無縁でした。プロデューサーが「本作の売りは普通であること」と述べていたように、雑味のないのどかな日常パートが売りの作品でした。(エロシーンも雑味がないとは言ってない。)

中でも小松莉奈というヒロインは印象に残りましたね。幼馴染特有の距離感で接してくるさばさばした性格でありながらも、作中でバランサーと称されるような面倒見の良さもあり、独特な魅力を持つヒロインでした。

 

そんなゲームですが、実は『萌えゲーアワード2014』において『金賞・シナリオ賞』を受賞している作品です。

萌えゲーアワードが持つ価値は一旦置いておくとしても、一見平坦なこのゲームが『シナリオ賞』を受賞したという事実。最後までプレイした後ではその理由もわかる……かもしれません。

 

 

 

7位:中の人などいない! トーキョー・ヒーロー・プロジェクト

 

新本シリーズ第三作目です。

相変わらずこのシリーズは「下ネタ&パロディネタ全開」という思春期の中学生のようなノリが最大の特徴となっているわけですが、そのスタンスをより良い形にブラッシュアップさせた本作は、一作目『幼なじみは大統領』の正統進化作品という印象でした。

日常パートではとにかく酷い会話ばかりが展開されるわけですが、それもあってヒロインの個性が強すぎるんですよね。ムッツリエロゲーマーや変態ドM女もいれば、ガールフレンドの意味すら知らないようなピュアなちっこいお姉さんまでいます。

 

シナリオに関しては、正直なところ見え見えの展開を毎回やられる上に悪役キャラに魅力がなかったので、ストーリー面ではプレイしていて驚かされることは全くありませんでした。

しかし、どの個別ルートでもキャラクターの苦悩と進化という物語性は大いに感じさせてくれたので、キャラクターを主役にしている点は外していませんでした。

総じてキャラゲーの傑作でした。全ヒロインをここまで好きになれたゲームは中々なかったですね。

 

 

 

6位:絆きらめく恋いろはシリーズ

 

通称めくいろ。やはり人気の高い作品なだけあってしっかり面白かったですね。

 

刀による斬り合いという勝負手段から「戦闘もの」のようなゲームを想起させると思いますが、そのジャンルの作品にありがちな心理戦や戦略の応酬のような要素は意外にも少なめです。

本作は定義としては確かに「戦闘もの」の要素も孕んではいると思いますが、どちらかと言えば「学園スポーツもの」が土台となっていると言えるゲームだと思います。ですから各登場人物の精神的な苦悩と成長、人間関係の確執と清算などの、競技の世界でこそ描かれるキャラクターの内面描写を重視した展開が自分としては魅力的に映った作品でした。

 

『椿恋歌』も戦闘ものとしての面白さは前作超えと言っても過言ではなく、満足度の高いファンディスクでした。

 

 

 

5位:SHUFFLE! Essence+

 

何が良いかって「攻略可能ヒロイン12人」「ボケボケの男キャラクター3人」によって彩られる、うるさく賑やかな世界観ですよね。プレイ当時「学園ものの金字塔」と評したその感動は今でも色褪せません。

個別ルートの内容は一部類似性や突っ込みどころを感じたのは事実でしたが、それぞれが一時間程度で読み終わるボリュームであることや、そもそも12ルートある内の一片でしかないこともあってそこまで気になりませんでした。

大体ルートが多すぎるせいなのですが、感想の文字数は今年の記事で最長(18000字)となりました。

 

Essence+で追加されたデイジールートは、ヒロインがルートに入るまでまともに登場しないというハンデを背負っているのにも関わらず、作品の締めくくりに相応しいクオリティのシナリオでとても良かったです。無印プレイヤーの方も一見の価値はあると思います。

 

 

 

4位:猫忍えくすはーとシリーズ

 

シナリオは一応各作品毎に山場らしきものは用意されているものの、どれもやっつけ気味なものでしかなく、葛藤と成長のようなドラマ性のある展開もまるでなかったので、歯に衣着せぬ言い方をしてしまうと作中でカタルシス的な何かを感じたことは一切なかったです。

BGMはそもそも他のWhirlpool作品から流用しまくっているので、評価項目として勘定に入れることはできません。

 

なのにも関わらずここまで大好きなゲームになった理由は、やっぱり雰囲気としか言えませんでした。

ヒロイン達は猫がモチーフの通りどいつもこいつも手がかかる我儘な小娘ばかりであり、そのどうしようもない連中を主人公が苦労して養っていくという設定がとても好みでした。

特に日常パートの掛け合いで笑ってしまうことが多く、ライターの語彙が自分に刺さりました。「女の子の他愛無い日常を描いてるのがいいんだ」というコマのようになってしまったゲームでした。

 

あとはシンプルにメインヒロインが可愛すぎたのと主題歌が良い曲過ぎたという情緒全開の理由で、自分の中で大切な作品となりました。

自分は基本的にはゲームの二周目プレイは数年以上期間が空かない限りやることはなかったのですが、このゲームに関しては年内に二周目をプレイし始めるという病的な執心をしてしまいました。

 

 

 

3位:鬼ごっこ!

 

新本シリーズ第二作目です。

新本シリーズのゲームは今年に全てプレイしたのですが、シリーズ作品の中でも鬼ごっこ!は「ストーリー」と「バカバカしいノリ」の双方が高いレベルで仕上がっているタイトルでした。

一作目と三作目はバカバカしさに寄り気味、四作目はストーリーに寄り気味というのが自分の中での印象でしたが、本作はそのどちらもが高い水準でまとまっていることでシリーズ中でも最も好きな作品となりました。

 

個別ルートはどちらに転ぶかわからないような展開や、終わりかと思いきやまだ続くような展開が用意されており、プレイしていて予想を裏切られることが多かったです。最終ルートにおける伏線回収も見応えがありました。

無論シリーズ特有の下ネタとパロディネタ強めな酷過ぎる日常パートも健在であり、シリアスパートのギャップも相まってキャラクターにとても感情移入ができました。正に笑いあり涙ありのノベルゲームだったと思います。

 

 

 

2位:Magical Charming!

 

一般的なノベルゲームとは一味違う、シナリオを進めるほど選択肢が増えていく『逆転裁判』のようなゲームシステムが特徴的な作品です。

特殊条件下でしか見ることの叶わない隠しテキストの量が多く、周回しながらそれらを自身の手で探していくのが楽しかったですね。特に一部のバットエンド直行の選択肢は公式が病気と言わんばかりの酷さでツボりまくっていました。

それらの隠しテキストや隠しエンディングが収集要素として記録されていくゲーム性のおかげで探索は苦になっておらず、他のノベルゲームでは味わえない面白さがありました。

 

各ヒロインのルートはさながらファンディスクのような起伏のないエピソードが展開されるだけであり、個別ルートのストーリー性は残念ながら薄いです。

しかし、このゲームに冬茜トムさんが関わっているということは「そういうこと」ではあります。終盤の怒涛の展開、何よりも本作のゲームシステムならではの内容は替えが利かないものであり、プレイしていた当時はとても興奮しました。

 

 

 

1位:ソラコイ

 

ボリュームやBGMの総数は他のゲームと比べるとやや少なめであり、元がフルプライスのゲームにしては物足りないと言わざるを得ませんでした。

各個別ルートはあらすじが似通っており、プレイしていて展開が読めてしまうことは多々ありました。日常パートも笑いや萌えの成分が少なく、若干退屈気味でした。

CG枚数が少なすぎるヒロインがいることや、どう見ても最終ルートとして位置付けられているルートにロックがかかっていないことなど、率直に言ってゲームとしては問題点が多すぎると思います。

 

しかし、それでもあの"異常な結末"には今年プレイした作品の中で最も胸を打たれました。

描写も説明もきわめて不足している、読み手を置き去りにして行った結末。しかし、だからこそ美しすぎた結末。

本編とリンクしているOP曲とED曲も素晴らしく、今でも曲を聴きながらこの作品に思いを馳せてしまいます。

 

ちなみに1月6日までFANZAでウィンターセールが開催されており、本作は500円で買うことができます。驚きの94%OFFです。すごい。

典型的な自分の解釈を楽しむ作品なので好みは分かれると思いますが、今後同じようなゲームには二度と出会えないと断言できるような怪作でした。

 

 

 

それ以外部門 TOP3

 

1位:ペーパーマリオRPG

2位:ペルソナ3 リロード

3位:マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!

 

再プレイ作品を除けばそもそも6作品しかプレイしていませんでした。

やはりペーパーマリオRPGが神ゲーでしたね。音響面への注力度合いや原作ファン向けの追加要素が素晴らしく、最高のリメイクでした。

 

 

 

 

今年のベストヒロイン TOP10

せっかくブログという自己開示のしやすい場を持っているので、今年は他の人を見習ってキャラクターに対する感想も書いてみたのですが、この記事をXに共有することすら二の足を踏んでしまうほどにキモい性癖語りでしかなくなってしまいました。まあ、エロゲヒロインについて話してるんだから当たり前ではあるのですが。

ということで、今年は書きません。最近Xでは海外勢からのフォローも日に日に増えていますからね。海外勢は若手の方も多いので、当ブログは健全な全年齢サイトとしての"在り方"を目指していく所存です。昨年は自分のブログ記事がgoogle翻訳にかけられ、翻訳された記述の一部がそのままイナスト対戦用語へと昇華してしまうという事件もあったので、いくら日本語とはいえ自身の発言には気を配らなければなりません。というかよりによってクリスマス当日にエロゲの好きなヒロインとか語ってるようなキモオタは惨めすぎると思います。

 

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10位:アマホシ(天ノ空レトロスペクト)

©GLacé

ゲームの出来は色々とアレだったかもしれませんが、アマホシは可愛い生物すぎて好きでした。

「世間知らずな神様」ということでのじゃロリにされがちな設定を持っていますが、テンプレに反して幼すぎない見た目と幼すぎる性格なのが良かったです。

見た目と比べて声が高すぎるのも好きでしたね。北見六花さんの演技の幅の広さに感服です。

性格はかなり子供っぽかったですね。主人公におんぶされながら登校するの好き。ヘソ曲げて家出する辺りも可愛いなぁと思いました。

 

 

9位:カレハ(SHUFFLE! Essence+)

©Navel

妙にテンションの高いお姉さん可愛いですよね。金髪ロングも至高。

「まままあ♪」というアホみたいな口癖が特徴のキャラなのですが、アホみたいな口癖だからこそ良いんですよね。

基本的に病んでいるキャラクターばかりだったSHUFFLEヒロインズの中で、明るいお姉さんだったのは印象的でした。

 

 

8位:星野なぎさ(キミのとなりで恋してる!)

©Alcotハニカム

ヒロインの中で最も身長が低く清楚なキャラクターでありながら、身体つきが妙にエロいギャップが良かったです。

性癖はヤバいキャラです。このゲームが悪いです。

 

 

7位:近衛光莉(学☆王 -THE ROYAL SEVEN STARS-)

©Lump of Sugar

「んにぃぃぃぃぃっ!」という怒り方が好きです。それしか好きじゃない。

メインヒロインだしツーサイドアップだしCV小鳥居夕花だし原画梱枝りこだしで約束された存在でした。

 

 

6位:朝武芳乃(千恋*万花)

©ゆずソフト

エロさでは一位です。ツインテールもそうなのですが髪を下ろしている寝巻姿が良すぎましたね。寝起きの悪い性格による無防備さやぼさぼさしている髪がエロすぎました。

実際のところ自分が銀髪ロングの敬語キャラ(某ブルアカのキャラとか)が性癖になったのはこのキャラとサノバの綾地さんの影響が強い……のかもしれないです。

 

昔はツインテールとツーサイドアップ以外を愛せないというか、髪を下ろしている姿を見ても何一つ美徳を感じられなかったのですが、いつの間にかそういった選り好みもなくなっていました。これが成長――。

天使騒々の乃愛のおさげや来海のロングも当時見た時はショックで起動しなくなったのですが、今見るとこれはこれでいいなという気持ちにはさせられます。でも個別ルートのメインビジュアルになるのは話が違うのでやっぱりまだ怒ってます。

 

 

5位:ハル(竜姫ぐーたらいふ)

©Whirlpool

竜姫自体が典型的なラブコメ特化の癒しゲーだったのですが、中でもこのキャラが癒しすぎました。

12月にプレイしたばかりのゲームですが、やはり鷹乃ゆき先生の描く女の子は可愛すぎますね。なお今年髪の毛が最も性的だったヒロインを挙げるとしたら彼女です。ボリュームときめ細かさとはしたなさ、全てが"高水準"なので。

ハルは敬語口調からして献身的と見せかけて、主人公を振り回していくぐーたらさを持っているヒロインでした。口癖(?)の中では「ひゅーっ!」や「びちゃびちゃびちゃびちゃ」が好きでした。

 

 

4位:ヱゼキエル(幼なじみは大統領 My girlfriend is the PRESIDENT.)

©ALcot

長め・太めのツインテールはこの世で最も美しいものとされています。緑髪のキャラクターって昔の作品の方が多いですよね。

エロゲキャラに対して「このキャラと似てる」等の話をして類似性を挙げるのは失礼なので絶対にしないようにしています。某ボーカロイドっぽい見た目だと思っていたら本当にロボットでした。

基本的に主人公がボケまくりだった幼なじみは大統領の世界観において、主人公もタジタジの天然っぷりをちょくちょく見せてくれたキャラクターという意味でも良キャラでした。人気投票1位なのも頷けます。ナイチチファイヤー好き。

 

 

3位:住吉暮葉(鬼ごっこ!)

©ALcot

クラシックなツンデレ後輩キャラクターでした。

続編にもいましたが、空下元さんの描く毒舌キャラクターは語彙が面白かったです。

てか髪がチャームポイントと作中で言及されてるのが良かったですね。とても。髪を下ろした姿のボリュームも良かったです。等身と比べて遥かに毛量の多いキャラは神なので。

 

あとは専用BGMの『針の剣を携えて / 噛み猫のキモチ』が好きでした。キャラクターのイメージに合った曲というより、もはやこの2曲が暮葉を暮葉たらしめていたという印象がありました。

日常のトゲトゲした言動から一風変わったキラキラした/哀愁のあるBGMは、彼女の見えていない人格を象徴するものとして、キャラクターの解像度を一層高くしてくれていたと思います。

個別ルートは作中随一の骨太なエピソードであり、人間の弱さをテーマにした話ということで印象に残りました。それっぽいことを書いて中和していくスタイル。

 

 

2位:鞍馬小春(千恋*万花)

©ゆずソフト

小春だけ原画担当者の方が他の千恋ヒロインと異なるようです。正面絵は目がクリクリしているように見え、斜め前を向いている表情はほっぺがもちもちしているように見えるので、全く違う印象を与えてくるというのが可愛かったですね。

性格面は優しくもあり厳しくもあるキャラクターであり、表情のバリエーションが豊かで見ていて笑顔になれました。

 

ゆずソフトといえばコスチュームに合わせて髪型がコロコロ変わるのが特徴ですが、特に好きだったのは制服姿のビジュアルでした。やっぱり白いリボンが良いですよね。どこぞのワガハイのキャラもそうだったのですが、カチューシャと似ているようで全く違います。

もちろん私服のツインテールも至高でした。アルバイト服のルーズサイドテールも今見ると良いですね。芸術。

ちなみにこのキャラの為に初めてskebを利用しました。キャラクター名を指定しただけのオーダーだったのにも関わらず、あざとめのポーズと表情や髪のツヤといい完璧すぎて感動しました。

 

いつからかピンク髪好きになっていたのですが何が始まりだったのかわかりません。プリコネのハツネやブルアカのコユキ辺りか……?ブルアカはエアプな模様。

最近ではリドジョのあやせにハマる気しかしないのでプレイするのをとても楽しみにしています。

 

 

1位:風魔ゆら(猫忍えくすはーと)

©Whirlpool

風魔ゆらに関しては人として褒められるところが本気で存在しないんですよね。

主人公に対する独占欲が強く、他のヒロインに対しては一貫して攻撃的な態度を取り続け、暴力に発展することも多々ありました。にも関わらず本人は無能であり、それどころか行き過ぎた行動で周囲に迷惑をかけることも日常茶飯事となっていました。

 

しかし、そんな終わってる性格が可愛くて仕方がなかったんですよね。

傲慢で嫉妬深く、手がかかり、それでいて甘えん坊なキャラクター。まさにモチーフとなっていた猫を体現したようなヒロインでした。

看板ヒロインというのは得てして嫌味のないキャラ付けがされたり才色なキャラクターとしてビルドされることが通例な中、常識的なメインヒロイン像に真っ向から喧嘩を売っていた風魔ゆらは、今年で最も印象に残ったキャラクターでした。

 

 

 

今年のベスト音楽 TOP10

©Chelseasoft

歌

  • 空恋(ソラコイ)
  • la la for you(猫忍えくすはーと)
  • ロケットラブパニック!(幼なじみは大統領 My girlfriend is the PRESIDENT.)
  • sign(ソラコイ)
  • とおりゃんせ~甘美風来(千恋*万花)
  • 百花繚乱ファンタズム(鬼ごっこ!)
  • Link Age(SHUFFLE! Essence+)
  • キミと見る世界(キミのとなりで恋してる!)
  • クローバー(Clover Point)
  • アンコール(幼なじみは大統領 My girlfriend is the PRESIDENT.)

 

今年はプレイしたゲームのOPやEDはクリア後に必ず聴くようにしていました。今まではあまりやって来なかったのですが、やはりクリアした後にフルで聴いたりしてみると余韻が残りますね。

 

やはりソラコイの二曲が強かったです。より本質を歌っているOP曲『sign』も好きでしたが、ED曲の『空恋』が良すぎました。類似性が指摘されることも多い曲ですがずっと聴いてしまうぐらいにハマってしまいました。

あとは猫忍の初代主題歌の『la la for you』も神でした。歌詞としても完全にヒロイン達のキャラソンになってるんですよね。

 

『ロケットラブパニック!』はyoutubeさんに今年で一番聴いた曲と言われました。

正直動画を変えながら聴いたり、そもそもyoutube以外の媒体で聴くことがかなり多かったので、一番聴いたってことはないと思います。というかこの曲だけでもいくつかバージョンもありますからね……。

 

 

 

BGM

  • 覚悟(恋する彼女の不器用な舞台)
  • 針の剣を携えて / 噛み猫のキモチ(鬼ごっこ!)
  • 大ボス戦(マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!)
  • 仮面の下の素顔(幼なじみは大統領 My girlfriend is the PRESIDENT.)
  • 千奈のテーマ(恋する彼女の不器用な舞台)
  • I love my brother(鬼ごっこ!)
  • Master of Shadow(ペルソナ3 リロード)
  • 七色の川(枯れない世界と終わる花)
  • 悪の栄えた試しなし!(将軍様はお年頃)
  • 虹の種(Clover Point)
  • 思い出の中にある笑顔(学☆王 -THE ROYAL SEVEN STARS-)
  • 天真爛漫-華-(絆きらめく恋いろは)
  • Slashing gusT(絆きらめく恋いろは)
  • 恋の時間(幼なじみは大統領 My girlfriend is the PRESIDENT.)
  • 星空から来た少女(幼なじみは大統領 My girlfriend is the PRESIDENT.)
  • ambition breaker(幼なじみは大統領 My girlfriend is the PRESIDENT.)
  • かつての向こうへ(Magical Charming!)
  • Afternoon Tea Party(SHUFFLE Essence+)

 

どの曲も捨て難かったですが、なんとかTOP10に収められました。

総合的に好きなBGMが多かったゲームは『幼なじみは大統領』『恋する彼女の不器用な舞台』の2作でした。上記のゲーム紹介では挙げませんでしたが自分の中では紛れもなく大切な作品でした。曲が強すぎる。

 

一番を挙げるとなると不器用な舞台の『覚悟』というBGMでした。もはやこのゲームのシナリオに感動した要因の半分ぐらいはこの曲の存在と言っても過言ではないかもしれません。

ピアノと弦楽器によって奏でられるオーケストラ調の曲は本作の作風とも合致しており、「ノベルゲームはシナリオと音楽の掛け算」という言葉を真に感じさせてくれるような素晴らしいものでした。

 

アレンジ曲なので挙げていませんが、『ペーパーマリオRPG』や『御剣セレクション』の曲も良かったですね。ペーパーマリオRPGは全ての曲が良すぎて本当にすごい。

御剣セレクションは10年前から大好きだった『対決~プレスト2011』がこのご時世に新規アレンジされたという事実に感激しましたね。曲自体は本編のイメージとはあまり合わないと感じてしまいましたが、戦闘用アレンジBGM🔥として聴けば良い曲でした。

 

 

 

おわりに

©ALcotハニカム


今年のエロゲはFANZAのまとめ買いセールが来た時に「名前すら聞いたことないゲームをレビューを一切見ずにジャケ買いする」という遊び方をよくしていました。

まあ、あまりにもジャケ買いに走りすぎて痛い目を見ることもあったので、下半期はライターの名前程度は見るようにはしていましたが。また、エロゲコミュニティとの繋がりを持たない自分は知見が浅く、トナコイですら名前を聞いたことないゲームに該当するという体たらくではありました。

 

とはいえ、自分の場合評判を見てからプレイするとどうしても「期待値」というハードルが生じてしまうので、それが全く発生しない環境でプレイしていくというのは宝探しのような感覚があって面白かったです。実際にそれでお宝を発見できたことは何度もありました。

クリア後にレビューを見に行くことで自分の感じた印象が世間とどれだけ乖離しているか答え合わせするというのも、自己分析に繋がって勉強になりました。

 

 

もちろん逆張り続けるのではなく、ATRIやSHUFFLE!のような有名どころのゲームもプレイしていました。

一定の人気を博している作品はやはりゲームとしての質が高い場合が多く、しっかり面白いということを実感させられました。自分が人にゲームを勧めるとしたらやはりこの辺りの作品になると思います。

しかし、それでは知名度の低いゲームは名作よりも劣っているのかと言われると、全くそうとは限らないということも再認識させられました。

 

シナリオのストーリー性が希薄でも、ヒロインと主題歌が刺さりすぎて自分にとって神ゲーになった作品もありました。いくらゲームとして擁護できないレベルに多くの問題点を抱えていても、一滴だけかけがえのないものがあって最高の作品になることだってありました。

逆に有名ブランドの最新作でいくらプレイ人口が多くても、ライターとの感性の違いを強く感じすぎたことで、どう頑張っても好きになることのできなかった作品もありました。

これは世間と自分の感性の乖離以前に、自分の中での「好き」と「面白い」が結局別の感情でもあるのだと思わされました。やはりエロゲがエロゲというジャンルである以上、人によって求めるものは千差万別すぎるとつくづく思います。

 

 

 

また、今年は長年クソお世話になったFC2に見切りをつけ、新天地の方へお引越しするという騒動もありました。

 

そちらの告知で少し触れた通りいい加減活動に終止符を打ってしまっていいとも思っているので、今後はどうしようという気持ちになっています。

正直どこかですっぱり辞めてしまっても良いのですが、イナストにしろノベルゲーにしろ感想を書いていく作業は記憶整理や自己開示という面で楽しく、昔よりも書くのに慣れてきたという感覚もあるのでまだまだ続けていきたい気持ちは強いです。

 

 

感想を書くという行為は、感じたことを自分の言葉で言語化しながら内容を復習する作業です。記憶への定着力を上げ、作品に対する理解度が深まるほか、理由をアウトプットすることでゲームにより愛着が沸くケースも多かったです。自分の場合はかなり忘れっぽいので……。

感動したところがあったならその理由を、モヤモヤした部分があったらその理由を文章としてしたためていくという作業は、作品への向き合い方を整理するという意味で自分のスタンスへの大きな手助けとなっていました。

義務としてやっているわけではなく、時間が作れない時は短時間で書いたりそもそも書かないという選択をする時もしばしばあったので、身の丈に応じたガス抜きはできていました。

 

ということで活動自体は好きでやっているから良いのですが、毎週5000~15000字の記事を投稿し続けるというのはやりがいがあったと共に、時間に一切余裕が持てなかったというのも事実です。実質1ルートの感想で9000字近く書いた記事は、もはや活動の集大成のような感覚もありました。

つきましては、来年は記事の文字数を今年よりは減らしていく予定です。

こうして10年以上続けてきた時点で自分の中でルーチンとして染み付いてしまっているので更新を休もうとは現状考えていないのですが、短めの記事が連続する週も増えていくかもしれません。

 

 

 

それでは、今年一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。