駆け抜けたい伝説の途中

毎週水曜18時より放送中

【イナスト2013Xtreme】World Cup 2024 振り返り

先日開催されたイナストワールドカップの振り返り記事です。

 

 

Group Stage 1 vs フランス

先鋒として出場しました。対戦相手はAlexisでした。

Alexisは言わずもがな世界最強プレイヤーの一人です。世界最強プレイヤーと初戦で戦わされる大会あるんだ。

 

 

 

使用チーム

 

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相手GKは使用傾向的にほぼマジン立向居が出てくることが考えられました。

そこでDFミキシ等のメタへの貫通性能もそこそこ高く、勝率も良かったトリプル豪炎寺のファイアーチェインチームを持ち込みました。

 

元々トップ下のキャラは優一にしていましたが、先攻展開を絶対に失敗しないように1st豪炎寺に変更しました。

また、チェイン始動を徹底的に楽にする為にサイドの風穴T天馬にはマッハウィンドをつけていました。

 

このチームを一戦目で投げたというのは、今後のメタゲームを見据えていたという狙いもありました。

実際にこの試合で使ったチームのインパクトが強かったのか、以降の試合で使われたGKは信助3回とロココというラインナップでした。

 

GKはシュテンを投げました。

ドリブル軸プレイヤー相手なので普通に立向居を投げても良かったのですが、最近後半1st豪炎寺でチェインするチームを使っていたという情報を耳に挟んだので、山属性の成分の入ってるGKを選びました。

「基本的にはドリブルだけどたまに豪炎寺(イシド)両刀を使うプレイヤー」は一定数いるので、シュテンはそういう人達に中間択として投げる分には悪くないGKだと思っています。白竜の天地雷鳴やザナークのアームド相手も五分ですからね。

 

 

 

試合内容

 

 

2-0でなんだかんだいけそうな雰囲気が出ていたのにも関わらず、なんとそこから怒涛の4失点を重ねて2-4となり、敗北してしまいました。こんなことあるんか……。

案の定マジン立向居相手だったのでチームは刺さっていたと思うのですが、チェイン始動を何度も失敗してしまったのが痛かったです。後半に2回チェインをミスしたのもそうでしたが、前半あそこまでチャンスがあったのに1-0なのもおかしな話でした。

今思えば正直チーム選択は間違っていた気がします。有利チームで有利盤面を引けていたことは間違いなかったとはいえそれ以上に相手が強く、経験値が倍以上あるゲージSチェインの方を信用して持ち込むべきでした。

 

それにしてもテストマッチをした段階ではそこまでラグはなかったのですが、いざ試合をしてみると死ぬほどラグかったですね。パスの暴発や技が出なかったりすることがかなり多かったです。

まあ、ドリブル軸を使ってる相手の方が自分の倍はラグの影響を受けていたと思います。このラグの中で後半ノーミスで4得点してきたのなんで……?

 

 

ワールドカップの実質的な開会式とも言うべき試合であり、去年の決勝戦のリメイクであり、ヨーロッパのベストプレイヤーAlexisの試合。

諸々の要素からストーリー的に大きくアチアチなマッチだったと思いますが、そういった着飾った言葉を抜きにして日本の運命を決定づけてしまった試合でした。士気や占い的な意味でなく結果的事実として。

 

仮にこの試合を引き分け以上で終えられていれば日本は1位抜けできていたので、本戦でスペインとフランスの両方と戦う羽目になるハードモードから免れていました。

ちなみに1位抜けしていた場合はベネルクス→フランスorスペインという当たり方になっていたわけですが……あれ……キツさはそんな変わってない……かも……?

 

なんにせよ、いくら相手が最強だったと言っても初戦でコケてしまったことは申し訳なかったです。

今回のオーダーはかなり自分の意見が入ったものでもありました。Alexis相手はなんだかんだガチ戦で一度も負けたことがなく、少し自信はあったんですけどね。結果的に最悪の当て方をしてしまった可能性すらあったので不甲斐なさ過ぎました。

 

 

francevsjapangroupstagescore.png

 

負け 3-4

 

 

 

 

Group Stage 2 vs 香港

中堅として出場しました。対戦相手はBaamでした。

 

Baamと最後に試合をしたのは一年以上昔のフレ戦以来であり、大会で試合をするのは初めてとなります。

彼は自分と同じくゲージSチェインチームを一番手とするプレイヤーであり、共に研究と開拓に勤しむことでチェインチームの環境入りに貢献したという、海外の僕とも言うべきプレイヤーでした。

 

そんな二人の頂上決戦は見たことのないキャラクターがいっぱいいるおかしな試合となりました。

当たり前のようにJPN綱海ミラーになった挙句、CS剣城、FWSARU、2nd綱海、ロココ。どうなってるんだ……?

 

 

 

使用チーム

 

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狂気のダブル子供綱海。海外勢も真っ青のガンメタでした。

個人戦のトーナメントだったら絶対やらないことを、むしろ自分がやられたらキレるようなことをやりました。これがFor the team。

 

 

今の自分の考えとしては、ゲージSチェインチームへのメタとして最も安定感が高く効果的なのは、センターJPN綱海です。

スペイン勢のよく使ってるパーフェクトタワーは実際に使われたらめんどくさくはあるのですが、塔子のゲージ速度が速すぎて周期がゲージSとずれてしまうことや、ゲージ調整のできない大人木暮が弱すぎて大人木暮のサイドからワンチェインでゲームメイクされるなどの抜け道もあります。

センターフェイは一見鉄壁のように見えますが、火力がJPN綱海より25も低いので3チェインで貫通されるリスクが高くなり、何よりも先攻を取れなかった場合に普通に開幕得点を許してしまうというのが不安定すぎると思います。

 

結局ゲージSチェインチームは先攻最強構築なので、その開幕展開を止めつつもFWと周期を合わせて第二波へのバリアを貼れるという意味で、センターにゲージSを配置するというのが最も有効な対策だと考えていました。

ドリブル技でゲージ調整ができることを考慮するならばJPN綱海ではなく1st風丸や1st少林でも悪くはないのですが、SB貫通のリスクを考えると火力はなるべく高い方が安定します。

 

ボランチはマジで誰でも良かったのですが、チェインチームへ圧をかけつつ自分の動きを強化できるキャラを探した結果、一番マシだったのは2nd綱海でした。

この辺にフェイでも差しておいても良かったかもしれませんが、結局フルタイムで使っていたのでこれで良かったかなと思いました。

 

 

残りの枠は普通の南沢タイプのゲージSチェインチームという感じです。

ちなみに南沢軸を選んだ理由はBaamが千宮路を好むプレイヤーなので染岡を出すのは危険であると考えたからです。

一応FW太陽などのチェイン耐性の高いドリブル軸を使うことも前日には考えていましたが、ドリブル対チェインは全くやり慣れていないので怖く、チェインミラーを挑むことになりました。

 

GKはゲージSチェインに強い千宮路を選びました。Baamは南沢を使うことが多いものの大人豪炎寺を使っているのは見たことがなかったので魔王立向居を投げても良かったのですが、後半から何故かサプリ神童を使っていることも多いのでそこまで見るなら千宮路でした。

 

 

後半の采配はこちらでした。

 

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ドットプリズンに切り替えても良かったのですが、Baamが何故かサブキーパーを採用していることがたまにあるのでそこを怖がったというのと、結局ミドルブロックのチェインの方が撃ち慣れているので。

 

トップ下トーブは諸説あると思います。実際に対戦では全く機能していませんでしたが、ボランチ黄名子のチェイン始動ムーブはほぼ完封できるので、特段悪い選択ではなかったと思います。シュート技のないこいつをサイドやボランチに置いたらこっちもこっちで始動を撃ちにくくなってしまいますからね。

 

チェインミラーの補正は正解が未だに出ていませんが、現状ではガン振りするプレイヤーが多いこともあって、とりあえず満遍なく振っておけば悲惨な結果には陥らないというのが現環境での思考でした。

そういう意味でキック2キャッチ2までは確定で、ボディとガードを戦況に応じて振り分けると考えていました。キック2キャッチ2は千宮路と2nd綱海、ボディ2ガード2はガンマが持っています。

ですからベンチには普段ならT天馬ではなくレイルクを入れていますが、どういう補正差で戦うことになるか全く読めないゲームだったので、どういう補正差に傾いても無駄にはならない高い基礎スペックを持っている風穴T天馬を採用しました。オフェンス火力はシュウ、ディフェンス火力は大人佐久間と同等ですからねこいつ。

 

 

 

試合内容

 

 

開幕SARUミキシから自分の千宮路の背中が映るオープニングは爆笑必至です。まあ、結局相手のメインの得点源は染岡なのでキーパー選択は間違っていなかったんですけどね。

相手のこれが自分のセンターJPN綱海を見越した上でのプレイだったならば流石としか言いようがありませんでした。まさかフェイが正解だったとは……。

 

前半の試合内容としてはトップ下CS剣城とボランチのJPN綱海が鬱陶し過ぎて、全然まともに中央からチェインを撃てませんでしたね。

とはいえ自分はセンターJPN綱海・ボランチ2nd綱海という最低なことをした上にGK相性も勝っていたので、相手の得点手段もゲージBのSARUのチェインを通すぐらいしかなさそうでした。

白竜が全然使えていなかったので、もう少し彼をゲームに参加させるのが勝利のルートだったかもしれませんね。ミキシスプリントワープでCS剣城巻き込み→2nd綱海にパスしてツナミブースト始動みたいな。

 

結局前半はグレートマックスなオレと謎の1st豪炎寺の運だけチェインで無理矢理得点していました。ロココ、弱い。

二点目のチェインで大人豪炎寺をあえてスルーした目的は、相手がSBミスしてくれて得点できたらラッキー程度に考えてのプレイでした。まあ3チェイン目入れる理由もないですからね。

 

 

後半はリードで折り返したこともあってガードには厚めに振りたかったので、キック2キャッチ2ガード4で提出しました。しかし、相手がボディ8だったので白竜にはボコボコにされる上、ボディに一切振らなかったので風穴T天馬はアームドワンダートラップに負けてしまったりで、あまり活きてはいなかったです。結局何が正解なんだ~?

もしかしたら白竜が見えていない状況ではガード4は中途半端でよろしくないのかもしれませんね。でもチェインチームに雷門天馬なんて普通入れないし、相手がボディ8振ることをいちいち考慮するのもどうなんでしょ……。

 

後半は一時的に4-1まで詰めることができたものの、そこから2点取り返されて最終的なスコアは一点差となりました。

後半もJPN綱海とCS剣城が強すぎたのでチェインは二回しか通せませんでしたね。黄名子をサイドに置いたせいで始動が難しくなっていたのもありました。

反省点としては鬼塚の周期の計算ができていなかったのは良くなかったです。後半突入直前にエアーバレットを使用してたので読みやすかったはずです。

 

 

トップ下CS剣城は流石に相手していて面倒くさかったですが、相手視点も得点手段がなくなっていたので本当に強いのかどうかはわかりません。チェインの中継ぎとしては火力が足りてなさすぎるキャラクターなので、やっていたことはトップ下ジャングルなんかと同じだったと思います。

とはいえカオスメテオに次ぐ最高火力のSB持ちであり、アームドシュートやスピードS赤突進などの基礎スペックの高さもあるにはあるので、考察の余地はあるのかもしれません。ロココは……うん。

 

 

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勝ち 4-3

 

 

 

 

Group Stage 3 vs ポルトガル

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ポルトガルの3人が突然失踪して不戦勝となりました。

厳密にはプレイできなくなったのは元々2人だけだったのですが、自分が対戦する予定だった1人も当日にモニターが壊れたことによって対戦できなくなりました。呪い?

対戦相手の方は二日間の延期を希望し、「難しいと思うけどどうせもう敗退は確定してるし試合を楽しみたいんだahahaha」という前向きな発言をしており、自分は許したのですが運営には許されるはずもなくDQとなりました。;;

 

ちなみに対戦が叶っていたら牙山両刀か無限の壁辺りを投げていたと思います。

 

 

 

 

Group Stage 4 vs ポーランド

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自信があまりなかったので休暇をいただきました。

 

予選最終日ということでポイント勘定は済んでおり、一応このフィクスチャーは「0-3以外の結果で終えられれば2位通過ができる」と決まっていました。逆に0-3で負けない限りは2位通過確定であり、たとえ3-0で勝ったとしても1位通過はできないということです。

要は一試合でも引き分けられればOKということで要求値はかなり低かったのですが、結果的にチームメイトは強すぎて全員大差で勝利を収めていたので流石でした。

 

この強豪チームが予選敗退というのもおかしすぎる大会でした。

キャプテンのTereはドリブルもチェインも使いこなせるプレイヤーであり、今大会出場選手の中でもTOP15に入る強さは持っているのではないでしょうか。若手の成長が怖い。

 

 

 

 

Quarter Final vs イタリア

副将として出場しました。対戦相手はイタリア最強のプレイヤーであるAaronでした。

彼は近頃の出場トーナメントにおける成績が凄まじく、日本代表間でもスペイン勢のエースに匹敵するほどの実力を持っているという評価がされていました。

今回もAaronが中堅と大将に来る読みでのオーダーだったのですが、何故か副将に来てしまったので自分が相手をすることになりました。

 

 

 

使用チーム

 

3-0もしくは2-1で回ってきた場合は牙山両刀を、それ以外の場合はゲージSチェインチームを投げようと考えていました。

三番手の自分が相手のエースを倒してチームとしての勝利を決めることによって、「ここらで日本の層の"厚さ"、見せちゃうか……w」と関節をポキポキ鳴らしながら試合を待っていましたが、味方が強すぎて3-0で回ってきたので消化試合となりました。

 

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牙山両刀を使った理由としては今後は本戦でゲージSチェインチームに頼り続けると考えたので、メタを少しでも分散させるのが目的でした。

W杯の当初の戦い方としてはトンデモ対策を避ける為に両刀やドリブルを投げていくつもりも全然ありましたが、メタチーム相手に果敢に立ち向かうベネルクスのLuxieやEthiasの姿に勇気づけられたので、自分も一番の得意チームを通すことを本線にしようと考えを改めました。

 

牙山両刀は最近回していて大差で勝つ試合も多く調子も悪くなかったので、本番で出しても大丈夫だと判断しました。しかし……!?

 

 

 

試合内容

 

後半に補正バグが発生しました。

 

一応イナストをプレイしていない方向けに説明させていただくと、補正バグというのは「片方のプレイヤーのみキーマン補正が正常に反映されなくなる」というバグです。

ポケモンに例えると「片方のプレイヤーのパーティーのみ持ち物の効果がランダムに置き換わる(拘り眼鏡を持たせてたのが締め付けバンドとかになる)」というのが近いでしょうか。ですから基本的にはゲームになりません。

 

 

正直補正バグが起こった時点で試合にはならない上、同点に追いついた際に相手のチームから難癖を付けられたりしたので、真面目なプレイはできていませんでした。

むこうの主張としては同期ずれが発生したせいでボールの所有権が変わったというものでしたが、相手GK信助だからこっちのボールからスタートしてもそこまで不自然ではないし、相手も佐久間のゲージを使わずにタックルでボールを取ろうとしていたので、そこまで変なことはしていなかったと思います。

 

とはいえ風林火山デストロイヤーが落下するなんて異様なバグを初めて見たら混乱するのは当たり前ですし、むこう視点自分がチートコードを使っているようにも見えたようだったので、対戦相手の人達は悪くなかったです。

対戦後に話しましたがイタリア代表は良い人達でした。むしろ無関係の人が突っかかりにいったりして申し訳なかったので後日DMで謝罪しに行きました。

 

 

試合後は自分の敗北として処理させてもらいました。

運営も自分の判断を最優先してくれたので再試合を申し込むこともできたのですが、個人的に試合展開に応じてゲージ状況がぐちゃぐちゃになるこのゲームで後半から再試合するというのは再現性に欠けすぎていて全く好きじゃない上に、チームの敗北が決定しているのにも関わらずわざわざ再試合をさせられるというのは自分がAaronだったら絶対嫌でした。

これはもちろんチームメイトの二人に許可を得た上での選択であり、仮にここまでに勝敗が決してなければ絶対に再試合をさせてもらっていました。

 

正直なところ集中の糸が切れた上に不利盤面だった後半はまだしも、前半のパフォーマンスが最悪だったのは言い訳できません。

開幕の単体を失敗する上、牙山のチェインは距離減衰20ぐらいあったり、得点も古代トーブ神ゲーによるものだったので、動きとしては0点でした。

チーム戦の結果としても4-1という晒し者みたいなスコアになり、正直この日はめちゃくちゃヘコんでいました。

そんな自分にキャプテンは気分転換として変なチームを使って対戦してくれたので優しかったです。スペイン戦は四の五の言わずに得意チームを投げて頑張ろうという気持ちになれました。

 

 

JAPANVSITALYQUARTERFINALBO5SCORE.png

 

 

 

 

Semi Final vs スペイン

中堅として出場しました。対戦相手はLucasでした。

言わずもがなスペインのエースであり、世界最強ノマシュプレイヤーの一角です。

 

「ジョニージョージよりもルーカスウナイーと当たりたい」という要望を聞いてもらい、自分がエースを担当する確率の上がるオーダーにしてもらいました。

みやさんが苦手意識を持っていたUnaiiをインフィさんが二回担当できているのが強く、全体の当て方としては完全にこちらの理想通りだったと思います。

 

 

 

使用チーム

 

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最も自信のあるゲージSチェインチームを投げました。

元より多少のメタ程度なら貫通する意気込みは持っていましたが、スペインが誇る世界遺産・パーフェクトタワーは否が応でも警戒せねばならず、構築には若干アレンジを施しました。

 

 

直前の検証で感じたことでもありましたが、正直スペイン勢の使ってくるタワーチームで最もきついのはセンター塔子ではなくサイドトーブです。

右サイドにいつも通り白竜を置いてしまうと封印されてしまい、ザナークと太陽と佐久間だけで立ち回らなければならなくなるので、難易度が爆上がりしてしまいます。

塔子も相手していてめんどくさいのは当たり前ですが、ゲージが速すぎて勝手にずれてくれるのでそこを縫うこともできますし、それが無理ならワンチェインでゲームするようにすればなんとでもなります。

 

ですから右サイドにはトーブが来ても大丈夫なようにガンマを置き、白竜は後半から使うというver1.1のような使い分けにしました。

太陽サイドにしていることも多い人だったのでそこだけ怖かったですが、ガンマの性能ならば最悪かち合っても封印まではいかないと思いました。

 

左サイドにはいつも通りザナークを置いても良かったですが、傾向的にチェインギミックは来ないというのと信助を使ってることが多かったので、始動の簡単な風穴T天馬の方が旨味があると思って採用しました。(ちなみに試合中マッハウィンドは普通に裏目りました。)

 

ツートップが南沢と大人豪炎寺の型にしたのは、上記に挙げた信助の使用率の高さとワンチェインで戦うプランをより取りやすくするためです。

これで山GKだったら南沢サイドから、それ以外なら豪炎寺サイドからワンチェインで得点することができます。

 

 

そして、満を持してドラゴを抜擢しました。

これはタワーを投げられた際にボディサプリを投与してFWに置くことで、両刀にスイッチする択を作りたかったからです。

 

こんなことを言っても「いやいやwドラゴでドリブルとか無理w」と思われると思います。

実際ドラゴといえば1.1の頃からドリブラーとしての性能が足りていないと何度も言われており、チェインが貰えた2.0でも自分は全く注目していなかったです。

前半チェインをして後半ドリブラーとして使うなんてこいつの性能じゃ無理があると考えていましたが、相手が常識から外れたチームであれば話は別だと考えました。

 

Unaiiのパーフェクトタワー使用時の過去の采配を見ていると、後半はフェイを入れる都合でパーフェクトタワーとディープジャングルのどちらかを解体し、黄名子をサイドに置くという配置にしていることが多かったです。

例えば盤面が「サプリ霧野・JPN綱海・フェイ・塔子・大人木暮」となるならば、大人木暮以外のキャラクターはサプリドラゴで突破することができてしまいます。

タワー解体時の「サプリ霧野・JPN綱海・フェイ・大人風丸・トーブ」となる盤面でも大人風丸とトーブにしか止められず、トーブがミキシ中ならば大人風丸以外は抜くことができます。

散々ドリブラーとして力不足と言われ続けたドラゴでも、ここまで都合の良い盤面を貰えれば流石に通しやすくなると考えました。

 

ゲージSチェインチームといえばトップ下の1st豪炎寺のスクリュードライバーを外す派と外さない派がいると思いますが、元々外す派である自分ならばプレイングにも影響は出なさそうでした。

チェインの火力は1st豪炎寺よりは低いとはいえ、中継ぎとして使うならば最終的な火力は1か2しか影響しません。後半に南沢と共に並べれば裏の魔王をケアすることもできます。

ピンポイントメタに対する歪んだピンポイントメタではなく、大真面目にこの相手には最適なキャラであると考えての採用でした。

 

 

イシド両刀もたまに使っている人なので、Alexis戦と同じく中間択を取ってGKはシュテンにしました。

 

 

 

 

試合内容

 

 

結局タワーを使われることはなく、予選でも使用していたボランチJPN綱海のドリブル軸チームが出てきました。

このチームはチェイン使いであるapolloやイタリアのエースであるaaronにも出していたチームであり、出てくることは予想の範疇でした。

タワーほど極端なメタではないものの、やはりサイド太陽でボランチJPN綱海という時点でダルいもんはダルかったですね。

 

前半はめちゃくちゃ危なっかしかったです。一体ボールを何回取られたのでしょうか。

観客席は阿鼻叫喚となってそうです。特に最初にスライディングでボールを奪われてシュウがブリタニアクロスを使った辺りや、ガンマがプラズマボールを撃った瞬間綱海が目の前に出てきたところとかやばそうです。ミラー配信は怖くて見れませんでした。

なんだかんだで一得点はできましたが、そこから前半16分に得点した南沢が何故か次は前半28分に溜まるというホイ卒四則計算をしてしまい、2点目を取れるチャンスを逃したりで散々でした。16+8=28

 

 

後半は前半19分に佐久間が技を使ったという情報を漏らさず、後半5分過ぎに南沢のチェインで得点。

その後は佐久間にジャングルをあえて使わせた後に、レイルクで捌きつつ南沢のチェインで得点。佐久間のジャングルは豪炎寺なら突破できていたのでノマシュを狙いに行っても良かったのですが、2-0というスコアである以上は使わせた方が安定するという判断でした。

最後はよくわからない展開になった後に謎のシュートで得点されましたが、リスタートで得点して4-1でゲームエンド。一応この時は佐久間にジャングルを使わせてしまった関係で南沢とゲージ周期がほぼ合ってしまっていたので、ゲージ調整をしてずらしていました。

 

この試合は珍しく佐久間で二回も始動できましたが、それを可能にしていたのはキックサプリ南沢の打点の高さでした。

浅めに撃つしかなかったせいで毎回距離減衰がかかってしまっていましたが、言ってみれば距離をあそこまで甘えて始動を撃っても許されるというのが南沢の強みでしたね。

あとはレイルクが黄名子とかち合ってくれていたのもラッキーすぎました。これがトーブだったら流石に3得点もできていなかったと思います。

 

 

正直相手がありえんぐらいミスってくれていたので勝たなきゃいけない試合でした。

ノマシュミスもそうなのですが、ターニングポイントはT天馬のシュウミキシからのヒーロータイムですよね。あれを見た瞬間相手が冷静じゃないことがわかったので自分は逆に落ち着くことができました。

それにしては先攻が取れたのにも関わらず前半の動きは散々だったので、反省点は多かったです。

 

日本人との対戦はむこうからすればラグすぎて別ゲーだと思うので、Lucasには申し訳なかったです。何より自分自身勝った気がしませんでした。これが海外大会に全然出ていなかった理由。

とはいえこのワールドカップという場に限っては、仲間達を喜ばせることができたのでOKです。

 

 

SPAINVSJAPANSEMIFINALBO5SCORE_1.png

 

勝ち 4-1

 

 

 

 

Grand Final vs フランス

中堅で出場しました。対戦相手はAlanでした。

フランス代表のホープであり、予選で日本の敗北を決定づけた人物です。

 

「決勝戦のフランス戦で相手の三番手を自分が担当する」というのは去年の状況とかなりダブりました。

自分はviviのことはプレイヤーとしては尊敬していますし、あの瞬間に関しては彼の方が自分より一枚上手だったのは間違いありません。しかし、日本人の中で誰よりも練習したのにも関わらず報われなかったあの試合は、自分のゲーム人生の中でも最も悔しかった試合でした。

今回の決勝戦は、まさしく一年前の清算のような試合だったと思います。

 

 

 

使用チーム

 

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Alanが立向居以外のGKを使っていることを見たことがなかったので、立向居にメタを張った染岡&大人豪炎寺のゲージSチェインチームを持ち込みました。

また、wawa戦で使用としていたチームがFW天馬シュウ・トップ下木瀧という並びだったので、ランストーブを持ち込みました。チェインチームでランストーブ初使用です。

GKは普通にマジン立向居を選びました。AlanはW杯中にイシド両刀を使っているのを一度だけ見かけましたが、試合の結果からして使ってこないと考えました。

 

ミキシキャラの使い分けも配置も自分の結論チームに近く、自分が最も自信としている構築にかなり近いチームでした。

また、ランストーブを使っていること以外は予選のkatu6さんと全く同じ構築となりました。いざ復讐の時。

 

 

 

試合内容

 

(自分のチャンネルの動画は木曜日の19時に公開されます。)

 

(41:03~が自分の試合です。)

 

 

先攻展開を太陽に止められる→鬼塚のスティールで危機を脱出する→4分20秒過ぎにチェインを撃つも何故か豪炎寺が溜まってなくて失敗→相手GKが信助だったので神ゲーで得点……ということで、開幕の数分だけでも超ドラマチックでしたね。

これはかなり細かいポイントなのですが、Alanは太陽で開幕ミキシをする際に白竜が内側に逃げることを読んで真っ直ぐ走り込んでいるんですよね。普通だったら逃げ切れていたと思います。

 

それにしてもAlanが信助を使っているのは初めて見ました。なんならジャングルトーブも初めてです。

前線もメフィストフルタイムだったのでランストーブは完全に裏目であり、チーム選択では負けていましたね。自分の戦術を研究して本気で勝ちに来ていることが伺えました。

 

相手がノーマルシュートを一回もミスってくれず、前半で3失点もしてしまいました。

あとでどうして失点したのか見返しましたが、どのノマシュも決めてきた相手が上手かったで済ませて良いような気もします。

 

こちらもチェインチームなのでリスタートから取り返すのは得意であり、ミスすることなく得点を刻んでいけました。

特に流れを変えたのはロスタイムの4点目のチェインですよね。鬼塚のゲージが消えてゲージSが再び溜まる、か細すぎる世界線を射抜くことができました。

時計が見えなくなるロスタイムにおいて時間計算してチェインを通すというのは、チェインチームの極致のプレイでもあったんじゃないかと思います。もう一度やれと言われても無理です。

 

 

後半は配置勝ちをすることができたので大分有利でした。

相手が開幕ミキシをしている時にトーブのゲージが1分~1分30秒の間に溜まっているのを目撃できたので、6分~7分10秒の間に得点するように努めました。結局間に合わずに8分10秒頃に得点してしまったのでちょっと危なかったですね。

その次はトーブのゲージ周期を確定させるためにトーブの周りをわざとうろうろし、ジャングルを使わせました。その後得点はされてしまったものの、永続ゲージを一切使わずにT天馬のミキシを解除させつつ得点することができたので、理想的な返しだったと思います。

 

最後は霧野でメロディウェイブを2回開いた後に1st染岡で得点してチェックメイトとなりました。トーブのゲージ稼ぎを加味すると溜まっている可能性がちょっとあったのと、普通に時間を潰すのが目的でした。

それまでに得点されてしまいそうなシーンも多く、中でも黄名子でヒーロータイムを切ってきたところは判断が早すぎてびっくりしました。

 

 

最終的には7得点もできましたが、リスタートで得点しやすいチェインチームの4失点の上で成り立っているのと、あとは先攻を取れたことと配置勝ちできたことがかなりデカかったと思います。

また、やはり信助相手に1st染岡では乱数負けしてしまいそうな場面もありましたね。染岡&大人豪炎寺の型は信助には最も弱いので、完全に相手の戦略が自分の上を行っていました。

 

なんか回ってきました。スポンジボブエアプなので意味がよくわかってません。

 

 

昔はハデスの一回戦で戦っていたような相手だったAlanが、その8ヶ月後には世界大会予選で日本を下した男となり、遂には優勝の最後の壁として自分の前に立ちはだかってきました。

彼がここまでのプレイヤーに成長してくれて本当に嬉しかったし、日本にはいない高い熱意を持ったプレイヤーである彼に対して、自分は敬意を表します。

 

 

BIGFINALWORLDCUPJAPANVSFRANCEBO5SCORE.png

 

勝ち 7-4

 

 

 

 


 

 

 

 

結果:優勝🏆

IESXWCCHAMPION2024.png

 

個人戦績:3勝1敗

 

 

元々自分は今年からは海外大会に参加する気があまりなく、今回のW杯も当初は見送る予定でした。

理由としては昨年末も書きましたがラグが酷すぎるからです。回線相性の悪い上位プレイヤーがかなり多く、実際に今回の大会でもAaronとBaam以外との試合では大きなラグがありました。

 

どうしようもない問題だしルール上規制されていないのはそれはそうなのですが、海外勢がバチバチにノマシュミラーしている中にラグい環境を強いりながらチェインチームをかち込みに行くというのは申し訳ない気持ちもありました。

もちろんラグはお互い様である上に、結局上手いプレイヤーはラグに対応してしっかりノーマルシュートを決めてくるとは感じます。とはいえ、海外勢同士の対戦は連続突進の速さからしてゲームスピードが違うというのも間違いなく、別ゲーのプレイを相手に押し付けているのが自分であると考えると心苦しくはありました。

当然これは海外大会に参加している他の日本勢を否定しているわけではありません。というか自分の場合はラグが他の日本勢よりもあからさまに酷く、主戦法が害悪チェインなので……。

 

しかし、日本は代表メンバーが足りずにDQ寸前の危機に陥っており、二人の為にも数合わせの三人目として参加を表明した次第でした。

 

 

katu6さんとキヤラさんには感謝してもし切れませんでした。

わざわざ来てくれたのにも関わらず、試合にあまり出すことができなくて申し訳なかったです。自分達の我儘を認めてくれた彼らの為にも、彼らの名前を最後にリザルト画像に載せることが自分達のやるべきことでした。

 

本当は5人全員均等に出場して優勝することが最も良い形でありベストエンドであることは当初は全員が考えていました。しかし、そんな考えで無傷で切り抜けられるような大会ではないと思い知らされたのが初戦のフランス戦でした。

この大会に出場しているような海外勢はここ一年間イナストをやり続けていたような猛者揃いであり、実際に今回の大会は楽な試合が一つもなかったです。自分達はkatu6さんの「一朝一夕で勝てるゲームじゃない」という言葉を重く受け止め、全員で数時間に渡る相談をした末に、後悔の残らない選択をすることを決めました。

 

 

本戦は3人で回し続けることになりましたが、その中でも自分は毎回一試合しか出ていなかったので負担は他の人の半分以下でした。

自分はメンタルが弱すぎる人間なのですが、本戦ではいつも周り4試合をエース二人が固めてくれていたおかげで、気持ち的にはかなり余裕を持つことができていました。

スペイン戦の大一番であるLucas戦も正直かなりリラックスしていました。自分が負けてもどうせ残り2試合で味方が勝ってくれそうだと。

 

出場試合数がキャプテンの半分以下な挙句予選で2位抜けの原因を作ったということで、今回もキャリーされていた部分は大きかったと思います。

しかし、準決勝戦と決勝戦ではしっかり役割を果たすことができたので、前回よりは成果を出せていたと思います。

特に決勝戦は自分にとっては特別な試合でした。一年前の決勝戦の清算の戦いにして、一年間の鍛錬を経て最後の敵として君臨したAlan。そして、本番ではチェインチームの集大成のような立ち回りで勝利を掴むことができていたと思います。

 

 

去年よりも遥かにレベルが上がっている中、去年よりも少ないメンバーで本戦を戦い抜くことができて、自分達は本当によく頑張ったと思いました。

約一ヵ月間とても苦しみながら練習を続けていましたが、終わってみればとても楽しかったです。この大会の当事者になることができて本当に良かったと思います。