本日の収穫

昼にちょこっと古書店によってきた。『NHKスペシャル 硫黄島玉砕戦 〜生還者61年目の真実〜』のDVDが定価の半額以下で出ていたので購入。放映時に見逃していたのでありがたい。
敗戦時東部憲兵司令官だった大谷敬二郎の『捕虜 生きて虜囚の辱めを受けず』(図書出版)を入手。1978年刊で私が入手したものは82年の第3版だから、比較的よく読まれたと言えようか。大谷氏の著作はすでに『天皇の軍隊 統帥権をめぐる政争』(図書出版)、『憲兵―自伝的回想―』(新人物往来社)を買っているがまだパラパラとながめた程度だが、ちゃんと読む価値はありそうである。ちなみに本書は次のような一文ではじめられている。

昭和十二年七月からはじまった日中戦争では、日本軍はいたるところ、そこで捕らえた中国人捕虜たちを殺害した。「捕虜は殺す、殺される」とは、日本将兵の通念となっていた。すでに、満州事変で発明された「厳重処分」なる言葉は、全軍に徹底していたのだ。

強調は原文では傍点。


その他、日中戦争の戦記をいくつか。