作家になったんだけどね。
一応、専業でメシを食えるだけのインカムがあるからこう名乗ることは出来る。
とりあえず、今年と来年までは筆でメシを食えるんだけども。
まぁ、なんというか「作家」というのは個人ではないよね。
ぼくが書きたいものが、出版社の売りたいものとマッチした。あるいは出版社が考える売れそうなものと
ある程度似通った。受賞、あるいはデビューの切欠なんていうのは早い話そういうところで、
それを言えば、とりあえず一番デビューの簡単そうな業界、それでいて収入につながりそうな業界を狙い撃ちして
どんな作品が市場に求められているかだけを考えて作品を作ったぼくも悪かったから
つまるところ、文章力やストーリーメイキングなんていうのは傾向と対策、それに現状売れている作品のアレンジで
99パーセントどうにかなってしまう。ぼくは作家として幾つか本を出して以来、自分がクリエイターだと思えたことが一度もない。
エディターなんだろうと思う。サンプリングとアレンジが全てだ。
もちろん、このサジ加減に関しては職人技が必要で一歩間違えると大変悲惨なことになる。
出版社サイドは大変悲惨なことになったところで、作家(それも多くの場合は新人)を一人切れば済むので、
その辺りのアクセルを盛大に踏み込む。事故を避けるインセンティブがないから。二匹目どころかダースで泥鰌を狙う。
作家にとって一番大事な作業は、そこで踏み込みすぎないこと。なんとか折り合いをつけることだ。
これに関してはとことん神経が磨り減る。「こういう風に書け」と言われて渡された参考資料(笑)に
近づき過ぎず、遠ざかり過ぎずオリジナリティー(笑)を付与する。ちなみに、オリジナリティーっていうのは
『想定された読者層のおそらく知らないであろうネタ元から失敬する』という意味だ。
まぁ、仕方ない。それがプロというものなんだろうと思う。
日々色んな本を読み、これとこれは使える、使えない。物語の形式はこの形でここの部分をちょっとひねって・・・
みたいに考える。これはクリエイティビティーとは何の関係もない職人技だ。うんざりする、やりたくなくなる。
しかし、メシを食わないことにはやっていけない。はてなに愚痴を書くにも身バレしないように気を使い、適宜嘘を織り交ぜる。
そういうことを繰り返してるうちにいずれ売れなくなって、俺は死ぬんだろーなぁと思う。
作家が「切欠」なんて書くわけないだろ。 「誤字等の館:始めた切欠」 http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/gohen031.html ニセモノめ。
たまたま自分が知ってる言葉が出てきたぐらいではしゃいじゃって。 そんなもん変換を叩く指の具合で出てくる誤変換だし 言葉を知らない作家なんか今日日やまほど居るわ。
そんなレベルの奴でも作家になれるってことだろw
オリジナリティー=特許みたいな考えの所は辛いねー
山本夏彦が昔、「言論は常に二重であるべきだ」と言っていた。
若い人のために「あなたは特別」という夢を 繰り返しつくる作業にはたしかにオリジナリティなどないけど まあそれでもきっとなにかがたまるんじゃないかなあ。 大人らしい生活実...
中々頭の回りそうな文章でなんで作家なんて職業を選んだのか疑問に思った。 まぁ、目端が利いて打算的な一方で「創作」ってものに物凄く強い信仰を持ってるんだろうなと予想するけ...
オリジナリティ(の議論)大嫌いなので、あんたを尊敬する。 願わくは、あんたが名を残せる作家にならんことを。
ニセ・クリエイターの嘆きか。 1mmでも高みを目指す、オリジナリテイを出そうとしないから堕落するのだ。 給料が入ればいいやという低いモチベーションだから。 作家になれたこと、...
ハックルさん何してはるんですか
興味深く読んだ。 ハックルさんじゃないだろう、普通に考えて。専業じゃないと思うんだけど。それに1冊しか書いてないんじゃないかな。 それにラノベ作家じゃない。ラノベ作家で2...
伊坂幸太郎か。最初からおもしろくなかったぞ。
ちなみに、オリジナリティーっていうのは 『想定された読者層のおそらく知らないであろうネタ元から失敬する』という意味だ。 素人っていうか普通の人って絶対にこれを認めよう...