2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

リフレ派的日本プロ野球復興案

前回のエントリを書いている途中に思いついた話。 一応設定はオレンジが巨人ファン、黒が阪神ファン。 実際のリフレ政策とはあんまり関係のない単なる「ネタ」ですが、、 - 今年の日本シリーズの視聴率はかなり悪かったらしいな。 まあ事前に予想されていた…

経済学者は野球評論家みたいなものではないのか?

筆者は経済学者はプロ野球評論家のようなものだと考えている。プロ野球には選手から、監督、球団、審判、日本野球機構、コミッショナーと様々なレベルの関係者が存在し、各々が深く関連しながら独自の目的を達成すべく努力することで成り立っている。 これは…

「人口とGDP」についての一考察

以前にもリンクさせていただいたがhimaginaryさんの日記の「人口とGDP」という記事は私も非常に興味深く読み、又、自分でも手に入るデータで色々と試してみた。 元記事では総人口の成長率と名目GDPの成長率が連動していることに注目(図1)した上で、総人口…

Quantitative Easing Explained (アメリカの量的緩和について) @Youtube

P.E.Sさんの「QE2について グレッグ・マンキュー」という記事を読んでいたらアメリカの量的緩和についておもしろおかしく説明(批判)する動画が紹介されており、面白かったので適当に訳してみた。 すでにViewも150万件を超えておりなかなか人気のようである…

イスラム教マルクス主義とキリスト教リフレ派 (或いは科学的リフレ万能論者)

クルーグマンが保守派経済学者によるFRBへの公開書簡に対する批判で、反リフレ的?なオバマ大統領の態度を「イスラム教マルクス主義(Sharia-law Marxism )」(参照)と揶揄している。(追記: この部分は完全に誤読でした。保守主義者によるオバマ大統領に対…

量的緩和が誘発するのは「インフレ期待」か「資産バブル期待」か?

先日書いた「リフレ政策の実施には国民の(もしくは多くの経済学者の)間でのコンセンサスが必要である」というのは、民主主義の立場からだけでなく、実効性の面からも恐らく重要である。 アゴラで慶応大学経済学部教授の池尾和人氏がクルーグマンのブログ記…

デフレは本当に日銀の金融政策が原因なのか?

前回の記事で私が「なぜリフレ政策に懐疑的なのか」について書いたが、その前提としての「なぜデフレが起こっているのか?」についての私の考えもここで一度まとめて書いておきたい。私の考えは単純であり、以下の1枚のグラフにほぼ集約されている。 グラフ…

私がリフレ政策に懐疑的な訳 (追記有)

WATERMANさんからコメントでリフレに反対する人はリフレをどう考えているのか?というご質問を頂いたので、何故私がリフレ政策に懐疑的なのかを自分で整理してみた。 私はどうにも考えを整理できないのですが、リフレに反対する人はリフレを何か特別なものだ…

経常収支のインバランスは持続不可能なのか  - 円高への潜在的圧力は何か?

金融日記の藤沢数希氏がアゴラに「持続不可能なグローバル・インバランスが元に戻るということ」という記事を投稿されていた。 内容はタイトル通り、現在の円高は経常収支のインバランスが元に戻っているせいであるというもの。 つまりアメリカが莫大な経常…

「デフレは必ず負ける勝負」という事実が意味するもの

先日のエントリに関してWATERMANさんから まず、デフレは「必ず負ける勝負」という事実を理解しておられますでしょうか。 というコメントを頂き、自分がその事実をどう理解しているかについて考える中で、今更ながらリフレ派の多くは、(そして恐らくは構造…