真紅なんか恐くない「しゅごキャラ!」
見えないものは恐れないけれど見えるものに恐れてしまう。
怖がりというのは厄介なものです。
亜夢ちゃんは苦手なものがたくさんある。小学生ならなおのこと、しゅごキャラ以外は信じません。見た目のグロより心の闇に本能的な恐れを抱いてしまうのでしょう。
「毛虫はやがて蝶になる」そう分かっていても蝶も蛾も同じ扱いというわけに行かないのが人の固定観念というヤツです。
虫愛ずる姫君とは小さい頃に出会ったのが「荘子」という書物だったからこそ、そういう風変わりな生き方をするようになったのだと思います。
「荘子」は古代支那において諸子百家と謂われた中でも、儒家墨家の現世利益的な思想に異を唱える道家の思想書に分類されます。
全体の十分の九を「寓言」つまり「寓話」が占める例え話の宝庫です。
例え話というと西欧で有名なのはイソップ寓話ですが、イソップが一般論を特殊論に仮託して人生の原則を導き出そうとしたのに対し、「荘子」は特殊論を一般論に仮託して人生の哲理を説こうとしている点が鮮明だといえるでしょう。
北の果ての海に巨大な魚「コン」がいる。その大きさは何千里あるか知れない。という気宇壮大な話から「荘子」は語り始めます。
コンは或る時、鳳(おおとり)に変化する。鳳は南の果ての海へ飛び立とうと九万里の上空へ舞い上がる。空の蒼は果たして本来の蒼であるか誰が知ろう。九万里という距離がその蒼に見せるのであって上空から見下ろせば下界も蒼に見えるのだ。
雀やミソサザイはそんな鳳を見上げて囁き合う。「我らは梢から梢に飛び移るのが精一杯なのに、何で九万里も飛び上がる必要があるんだい」
彼らには鳳の飛翔が理解できない。スケールが違いすぎるのだ。(出典:「荘子」内篇、斉物論第一)
大納言家の姫様はそんな雄大な例え話に圧倒されたに違いありません。広大無限の世界に較べ、人間社会のなんてちっぽけで矮小なことか。宇宙の中の現世。現世の中の日本。日本の中の近畿。近畿の中の京。京の中の貴族社会で出世争いや栄華を競い合う人間。
お姫様の空想は「荘子」との出会いによって北の果てから南の果てへ、極少の卵から極大の鳳へと自由闊達に飛翔して自分の人生を展望させるのでした。
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しゅごキャラ! 2 (2) (講談社コミックスなかよし) (2006/12/28) PEACH-PIT 商品詳細を見る |
道化回しで枕にされた人間の悲哀が貴女に分かって?
おまいも二股か!!
愛する人が側にいるなら平気なのに。
みゆきちは神出鬼没。彼女一人で制作費のローコスト化が図れます。
それでも亜夢ちゃんの下心は手近ないいんちょに伸びてしまいます。
亜夢ちゃんも穿いていれば慌てなくてすんだのに。
怖いの暗い!狭いの寒い!
ダイヤとは怖がりな亜夢ちゃんが向こう見ずに成れる為のしゅごキャラだとでも謂うのでしょうか?
体中の水分が一挙に消失しては一大事。
主観と客観は著しく相違しますから。
×卵子を救えるのはジョーカーだけ?
こんなに見事な魂の救済を具象化できる物語だったんだ。
心のあり方を見事に示してくれてるのです。
いざ実行が難しい。それでもめげずに進みましょう。