放蕩娘の帰還「くまみこ 」
十代で新約聖書を読んだ時は「放蕩息子の帰還」というイエスの比喩はチットモ理解できませんでした。その観点が変わるヒントになったのが山本七平の「冥土の飛脚との対比」という切り口でした。
中東のイエスと浄瑠璃の近松になんの共通点があるのか?それは人の「愛おしさの発露」という問題です。
これは理屈じゃない!
人間の感情、愛情という人類の根源的な業をテーマにしているんだと気づかされたのです。
確かに「宗教」には冷徹非情な側面も多々ありますが、それでも已むに已まれぬ人間の欲情を完全に否定してしまえば、信者の獲得など夢物語です。寧ろ俗世の習俗を認めつつ、新たな価値観に変換していくためには、基層となる部分は確固たる堅牢さを以って保持し続けることこそが肝要なのです。
原始仏教が出家を至高の修行方法と位置づけ独身の比丘や比丘尼を尊崇したとしても、始原の切支丹の一派に(審判は即近なので)子孫など作る必要は無いと主張実践したところで、現実社会は日々飯を食い、糞を垂れ、生殖行為を営まなければならないのです。
。マルクスがどんなに理路整然した理想社会を構築しようと、実際に運営する社会は人間の生き様に基づいた社会にしかならないのです。
母性父性を失った生物の未来には滅亡しか無く、ロリコンショタコンのいない社会に繁栄が訪れる筈がありません。
放蕩息子の喩えは、現実世界の落ち零れにも救済を認める物語だったのですね。
人は神の言葉のみで生きているのではない、色んなモノで満たされているのです。
その色んなモノひとつひとつに愛情と恵みを感じて大切にしていくのが、人生の喜びであり生き甲斐ってもんじゃないでしょうか?
TVアニメ「くまみこ 」
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巫女というからには他宗教からみたら聖女だと思われるのですが?