ドキドキ!プリキュア・第27話『バレちゃった!?キュアエースの弱点!』感想
その表情にはいつもの余裕が無く、何処か焦っている様です。
「時間が掛かり過ぎですわねっ!またお会いしましょう!アデュー。」
ビルの壁時計を確認した瞬間、何故か戦いに加勢する事無く、キュアエースは戦線離脱。
突然の出来事に焦るものの、キュアハート達は力を合わせて、何とかジコチューを浄化する事に成功しました。
その後マナは、家の手伝いで和菓子を手に六花達と一緒に、茶道の先生・円茉里さんの自宅へ。
マナが呼び鈴を押すと、「はぁ~い!」と言う可愛らしい声が。
その声の主は、何と亜久里。計らずともキュアエースの自宅を知り、驚くマナ達。
4人の疑問に答える為に、亜久里はマナ達を野点に誘いました。
今明かされる、キュアエースの秘密。
そして、リーヴァとグーラの『共同作業』とは――?
「何を手を焼いているのです!この程度の相手なら、問題無い筈ですよ!」
自転車ジコチューに思わぬ苦戦を強いられるキュアハート達に、ビルの屋上から喝を入れたキュアエース。
しかし、隣の壁時計を目にした瞬間、「時間が掛かり過ぎですわね!」と言い残し、その場を去ってしまいました。
キュアエースの突然の戦線離脱に、驚くキュアハート達。しかし、ジコチューの攻撃は待ってくれません。
気を取り直して、4人で戦う事に。
「マッハ1000!」と言う、ジコチューのハッタリに、驚くキュアハート。
キュアダイヤモンドが空かさずフォローに入り、キュアソードにタイヤを狙う様に指示。
自転車ジコチューのタイヤに、スパークルソードが命中。
そして、止めのハートシュートで、無事にジコチューを浄化。
キュアエースの課した試練を乗り越えただけあり、ラブリーフォースアローを使うまでも無く、無事に勝利を収めました。
今回ジコチューにされた人物の描写はありませんが、サドルが鍵になるタイプの自転車であった事と『マッハ1000』と言う、有り得ない単位のハッタリをかましていた事から推測すると、富裕層の小学生でしょうか?
何にせよ、今後は安全運転をしてくれる事でしょう。
勝利を喜び合うキュアハート達を、ビルの物陰から確認し、静かに去った亜久里。
今回参戦しなかったのには、特別な事情があるのでしょうか?
そして、OP曲。亜久里が正式な仲間になった事により、一部映像が差し替えになりました。
一番の注目は、キュアエースに変身した亜久里と対峙しているのが、レジーナである事だと思います。
亜久里とレジーナの間に、どんな秘密があるのでしょうか?
姉妹?それとも、同一人物??
2人の秘密が明かされるまで、色々と想像してみたいと思いました。
そして、キュアエースがトランプっぽい武器を掲げた後、最後に5人の決めポーズ。
キュアハートの隣に確保されている『空きスペース』には、きっとレジーナが加入するのでしょう。
最後に、新しい提供イラストが提示されました。
しかし運悪く、亜久里とアイちゃんが、所謂『提供目』(※スポンサー名で顔が隠れる)の餌食になってしまいました。
毎回思うのですが、何とか上手く顔を隠さずにスポンサー名を表記する方法は無いのでしょうか?
それが出来れば、番組内の告知で登場人物の顔が隠れる事態も、防ぐ事が出来ると思います。
「ああ、あそこだよ。ママが茶道を教わってる、円茉里先生のお家!」
戦いが終わり、六花達と一緒に茶道の先生の家に和菓子を届けるマナ。
マナが手にしている和菓子は、父・健太郎さんお手製。洋食屋のシェフなのに、随分と器用です。
もしかすると、健太郎さんは元々、和菓子職人だったのかも知れません。
「はぁ~い!」
円先生の自宅に到着したマナが呼び鈴を押すと、可愛らしい少女の声が。
その声の主の正体は、何と亜久里。意外な展開に、マナ達は驚きました。
「あら?」「あ、キュア…。」「円!亜久里です!!」
マナ達の近くに必死に駆け寄り、自分の正体を誤魔化そうとする亜久里。
其処に、亜久里の祖父・円茉里先生がやって来ました。
「マナさん。お菓子を持って来てくれたのですね?」「あ、はい…。」
曖昧な返事で、先生に和菓子を手渡すマナ。
「孫をご存じ?」「ええっ?孫!」意外な事実に驚くマナ達。
「先日っ!お祭りでお会いしたのです!」マナ達が余計な事を言う前に、何とか誤魔化す事に成功した亜久里。
マナ達に目配せし、少し離れた所に移動しました。
「おばあ様の前で、キュアエースと呼ばないで下さい!」
「やっぱり、キュアエース…もぐもぐもぐ…!!」
空気を読まずに叫ぶシャルルの口を塞ぐ、亜久里。
「こんな近くにいらしたとは。」「灯台下暗しだったわね!」
「その様な言い方は、お止しになって!わたくしは、逃げも隠れもしませんわ。ですが、今は少々…。」
「都合が悪いのは事実です。」先生に向かい、マナ達と一緒に愛想笑いする亜久里。
「こう言うのは、どうでしょう!」
そして、何やら妙案を思い付き、マナ達に提案しました。
亜久里の意図は、一体?
その頃、ジコチューのアジトでは、グーラが苛立ちをぶつける為に、家具を暴食していました。
「その辺にしときなさい。アジトが無くなるでしょ?」「これが、喰わずには居られるか!!」
諌めるリーヴァに反論するグーラ。
「このままじゃ私達も、ベール達の二の舞になりかねないわね。」と、グーラの苛立つ理由を理解し、危機感を抱くリーヴァ。
『ベール達の二の舞』と言う事は、ジコチュー陣営には、更なる幹部が控えていると言う事なのでしょうか?
それは兎も角、リーヴァは、この危機を乗り越える為に、名案を思い付きました。
「こちらも、合体技を使ってみましょうか?」
「俺とお前がかぁ~?」
リーヴァの提案に、首を傾げるグーラ。
しかし、次のリーヴァの一言で、グーラは彼の申し出を受け入れる事になります。
「私ぃ~。あなたのワイルドな所、気に入ってるのよ(ハート)。」
「ワイルド?悪い気はしないな!」
食べていたソファーを落とし、頬を赤らめるグーラ。
――何で、頬を赤らめるんですかぁ~wwwwwww!!!
このシーンを観た瞬間、思わず大笑いしてしまいました。
「俺も、お前のシルクハット、嫌いじゃないぜ!」
「まあ、嬉しい!それじゃあ…!」
「「試してみるか!!」」
い、一体、何を試そうと言うのでしょうか?
ワクワクが止まりません!!
「よく、いらっしゃいましたね。」
翌日。マナ達は亜久里に誘われて、野点の席に。
4人それぞれの着物姿で、準備万端です。
「これより、あなた達に茶道の作法を、教えて差し上げます。」
「いや、私達は、何も其処まで…。」
「プリキュア・5つの誓い!ひとつ・『プリキュアたるもの一流のレディたるべし』」
竹林のトンネルを抜けて、野点の場に招待されたマナ達。
亜久里の勢いに押されるまま、茶道の作法を教わる事になりました。
「わたくしがお茶を点てる前に、お菓子を食べ切って下さい。」
美味しそうな和菓子を食べるマナ達の様子を、喉を鳴らしながら見ている亜久里。
マナが大口を開けて和菓子を頬張ろうとしている姿を、羨ましそうに見詰めています。
「食べる?」「わああ~!!」
「はっ…!茶道の基本は、もてなしの心です!もてなすわたくしが、食べる訳には行きませんわ!」
マナに和菓子を差し出されて、目を輝かせる亜久里。
思わず素が出てしまった事に気付き、何とかその場を取り繕いました。
「お菓子が絡んだ時だけは可愛いのに。」六花の言葉に、頷くマナ達。
マナ達に『年相応の可愛らしさ』を見抜かれてるのを知らず、亜久里は茶道の作法に則り、お茶を点てています。
「頂きます!」手を合わせて茶碗を持とうとしたマナに、「お点前頂戴いたします。」とお辞儀をして見本を見せたありす。
その様子を見て、「流石、四葉家のご令嬢。」と感心する亜久里。
さて、六花達の様子はどうでしょうか?
「飲む前に、やる事がある筈だけど…。」と、茶碗を持ちつつ悩む六花。
「こう言う事もあろうかと、ちゃんと勉強して来たの!」
――2年前に良く聞いた懐かしい台詞が、真琴の口から放たれました。
「お茶碗は、はっ!回すの!」「回し方が違うと思うビィ!」
和傘の上でお茶碗を回す真琴に、思わずツッコむダビィ。
その姿を見て、マナ達はズッコケてしまいました。
真琴の教材はやはり、『加音町の音吉さん』の本なのでしょうか?
このまま怪しげな知識を蓄え続けると、とんでもない事になりそうです。
今後、マナ達による勉強会が必要になるかも知れません。
「大っきいシャル~!」「飲めないケル~!」
自分達の身体と同じ位の大きさの茶碗を抱え、一苦労するシャルルとラケル。
そして、「も、もう少し…。」と、茶碗を口の方まで持って行ったランスは、勢い余って、抹茶を身体中に浴びてしまいました。
27話の予告映像では、真琴の失敗の犠牲になったのかと思っていましたが、ランスの自爆だったんですね。
前回の感想で真琴の所為と予測していたので、この場を借りて、真琴に謝罪します。
茶碗の抹茶を掬い、一口舐めて見たアイちゃん。
しかし、「にがああああ~!!!」と、泣き出してしまいました。
やっぱり、赤ちゃんの舌にはまだ、抹茶は早かったのかも知れません。
もしかしたら、グリーンティなら飲めたのでしょうか?
「あなた達っ!!」
目を滾らせて怒る亜久里を見て、「ゴメン!ちゃんとやるから!!」と、大慌てでお茶を飲もうとするマナ。
しかし、足が痺れて転けてしまいました。
「まこぴーは平気なの?」「当然でしょ!」マナの質問に、得意気に答える真琴。しかし…。
「ひえええええ~!!」マナに足を突かれた途端、おかしな声を出して、倒れてしまいました。
2人の様子を見て、口を手に当て、笑いを堪え切れない亜久里。
そして、「今日は、この辺にしておいてあげますわ。」と、微笑みました。
「そもそも野点では、茶室の様な堅苦しい作法は、必要ありませんですしねっ!」
亜久里の言葉を聞いて、笑いだすありす。不思議そうにその様子を見る、マナ達。
礼儀作法の心得のあるありすは、初めから亜久里の意図を見抜いていた様です。
「からかってたの!?」「そんな事はありませんわ。」
六花の質問に、悪戯っぽく答えて笑う亜久里。
その無邪気な笑顔を見てマナ達は、顔を見合わせながら微笑みました。
場の雰囲気が明るくなったところで、円先生が登場。
亜久里が茶席に人を招いたのは初めての事で、「これからも仲良くしてやって下さいね。」と、マナ達に挨拶。
気恥ずかしくなった亜久里は、マナ達と一緒に河原まで散歩をする事にしました。
「此処は、有名な清流なのです。」そう言って、マナ達を川涼みに誘う亜久里。
『キュアエースじゃない時の亜久里ちゃんって、普通の女の子なんだな。』
楽しそうに笑う亜久里の姿を見て、マナは、彼女の本当の姿を垣間見た気がしました。
「これまで、あなた達に厳しく接して来て、申し訳ないと思っています。」
「あなた達に強くなって欲しい。その一心でしてきた事です。」
「わたくしに、訊きたい事があるのでしょう?お答えしますわ。」
亜久里は、これまでの態度を謝罪し、マナ達の質問に全て答えると告げました。
彼女の秘められた過去が、今明らかになります。
Q1:「どうして私達を鍛えてくれるの?あなた一人でも充分、キングジコチューを倒せそうなのに?」
A:「私だけでは無理なのです…。」
亜久里は地球生まれのプリキュアで、かつてジコチューとの対戦に敗れ、パートナーのアイちゃんは、その際に卵に戻ってしまった。
その後アイちゃんは、ソリティアでマナ達と出会い、亜久里と引き合わせてくれた。
Q2:「どうして亜久里は、変身すると大きくなるケル?」
A:「『ジコチューによって、危機に晒されている世界を心から守りたい』。わたくしはその想いで、自らを成長させたのです!」
※この答えから、『亜久里がキュアエースに変身して成長するのは、最初から出来た事ではない』と推測出来ます。
本来の姿では太刀打ち出来ないので、成長する事により、潜在能力を引き出しているのではないでしょうか?
「今こうしている間にも、キングジコチューは多くの世界を飲み込み、復活へと近付いています!」
「それに対抗する為、わたくしは真のプリキュアのステージに立った、あなた達と共に戦いたいのです!」
亜久里の決意を聞き、「私達も強くなったもの!」と意気上がるマナ。
しかし、「まだまだですわ!」とダメ出しされてしまいました。
「あなた方は、もっと強くなれます!ならなくてはいけないのです!ジコチューの恐ろしさは、こんなモノではありません!」
「…今お話しした事は、おばあ様も知りません。どうか、あの人には内緒にして下さい!!…危険に巻き込みたくないのです。」
亜久里の告白を聞き、決意を新たに頑張る事を誓い合うマナ達。
『もっと頑張らなくちゃ…。レジーナの為にも…!』
レジーナとの友情を取り戻す為に、密かに決意を固めるマナ。
マナの願いが、一刻も早くレジーナに届く日が来る事を、願わずにはいられません。
※一応は、亜久里とアイちゃんの関係性などが明かされましたが、アイちゃんの謎は、更に深まりました。
・アイちゃんは何故、亜久里をパートナーに選んだのか?また、その時期は、何時なのか?
・アイちゃんがレジーナと初対面時に、何故、あれだけ懐いたのか?
・アイちゃんとアン王女の声が同じなのは、何故なのか?2人の関係性は?
・アイちゃんが、人の記憶を操作出来る理由は?
話しが進み、謎が明かされる度に謎が増える不思議な赤ちゃん・アイちゃん。
その秘密の全貌が明らかになるのは、何時の日になるのでしょうか?
また、亜久里が祖母・茉里さんの事を『あの人』と呼んだのは、何故なのでしょうか?
もしかしたら、2人の間には血縁関係が無く、アイちゃんの記憶操作で家族になっているのでしょうか?
所変わり、『バーベキュー禁止』の看板が立つ河原で、バーベキューをする若者達が。
このシーンを観て、毎年春先に近所の公園(※バーベキュー禁止)でバーベキューをする団体の事を思い出して、少し腹が立ちました。
僕の家に近所には割と大きな公園があり、桜並木の下で、大勢の花見客で賑わいます。
しかし中には、公園に駐車場がある事を利用して遠くから押し寄せ、無断でバーベキュー(※飲酒付き)をして、好き放題する無法者も居ます。
公園管理者が注意しても暴れ出す始末で、ゴミを放置し、溜め池に消火剤を撒き、悲惨な状況にする輩すら居ます。
悲惨な状況になった公園を、市の職員と公園管理者が、力を合わせて清掃している姿を何度か目撃しました。
この無法者達を、どうにか懲らしめられないかと思いつつ、僕達近隣住人は、胸を痛めています。
閑話休題。
「ねえ?此処って、バーベキュー禁止だって!」
仲間の女性に注意を促されたものの、「良いんじゃないか?誰も見てないし。」と、知らぬ存ぜぬを決め込もうとした男性。
しかし、「やっぱ…場所変えた方が、いっか?」と思い留まりました。
このまま別の場所に行けば、めでたしめでたしでしたが、男性は運悪くリーヴァとグーラに目を付けられてしまいました。
「此処でバーベキュー…。」「すれば良いじゃない?」
「あなたの望み!」「倍にして叶えてやる!!」
「「暴れろ!お前の心の闇を、解き放て!!」」
頬を寄せ合い、2人で力を合わせて、男性のプシュケーを闇に染め、ジコチューにしたリーヴァとグーラ。
そのシーンが、『パッショナートハーモニー』を放つキュアメロディ&キュアリズムそっくりで、思わず笑ってしまいました。
いっその事、リーヴァとグーラの2人にも、ミラクルベルティエ的な道具を与えて、必殺技バンクも作ってみてはどうでしょうか?
キュアファイヤーの様な妄想の産物や、キュアセバスチャンの様な科学の粋を集めた存在でもない限り、男の子(※男性含む)は決してプリキュアにはなれません。
でも、悪役の必殺武器があれば、娘さんや姉妹(※或いは息子や兄弟)と『プリキュアごっこ』をする時に、ノリノリで悪役になれます。
今年はジコチューが、『ジコチューやろう』と言う曲でCDデビューを果たしました。
この調子で『悪役なり切りグッズ』を発売すれば、意外と売れるのではないかと思います。
バーベキュー客の悲鳴を耳にして、現場に急行したマナ達。
マナ達と彼等の居た場所は余り離れていなかった様で、すぐに到着する事が出来ました。
「来たわね!プリキュア!」「驚いたか!これが、俺達コンビの結晶!合体ジコチューだ!!」
「サイズは2倍!力は5倍!!ジコチュー度は10倍よ!!!」
仲良く手を繋ぎ、2人の『愛の結晶』を自慢するリーヴァとグーラ。
此処まで仲が良いともう、ラブラブカップル(死語)にしか見えません。
――ちょっと、眼科に行った方が良いかも知れませんね…。
まるで、『ゆで理論』(※)の様なスペックの合体ジコチュー。
その強さは果たして、どれ程のモノなのでしょうか?
※ゆで理論:『キン肉マン』の作者・ゆでたまご先生が、作中で掲げるトンデモ理論。
『落下中に対戦相手の鎧を奪って、対戦者より早く落下する』等、色々と有り得ない事を平然とやっても、「ゆでだから」で許される。
「確かに、これまでとは違う様ですね!今回は、わたくしも行きます!5分で終わらせますわよ!!」
「「「「えっ!?」」」」
勝負を急ぐ亜久里の言葉に驚きながらも、プリキュアに変身したマナ達。
果たして、合体ジコチューの実力は?
「初めての共同作業だ!」「アゲて行くわよ!!」
リーヴァとグーラの号令で、攻撃態勢に入ったバーベキューコンロジコチュー。
熱せられた鉄板の熱風をプリキュアに浴びせ、攻撃開始。
5人が熱さに怯んだ隙にジコチューが射出したのは、マンガ肉ミサイル。
何とか初撃は躱したものの、次々と発射される野菜や魚介類のミサイルに、次第に劣勢に追い遣られるプリキュア達。
「食え!もっと食え!」と迫るジコチュー。きっと、このプシュケーの持ち主は、『バーベキュー奉行』なのでしょう。
『後3分…。それまでに終わらせなければ!』
思わぬ苦戦に、焦りの色を見せるキュアエース。
自らが足止めをする隙に、キュアハート達にラブリーフォースアローを放つ様に指示します。
しかし、キュアエースの放った捕縛技は、植物の蔓。
コンロの火力アップにより、その縛めはすぐさま解かれました。
その隙に、キュアハート達に攻撃を仕掛けるリーヴァとグーラ。
『後2分…!』キュアエースの表情に、更なる焦りが。
このままジコチューが攻撃すれば、ほぼ間違え無くジコチュー側の勝利。
しかし、甘いデザートの匂いを嗅ぎつけたグーラがジコチューを連れて戦線離脱。
「あの方角は…!おばあ様っ!!」
竹林のトンネルを駆け抜け、必死に祖母の許へ向かうキュアエース。
『後1分!』もう、一刻の猶予もありません。
野点の会場にに到着したグーラは、早速、生徒達の為に用意された和菓子をつまみ食い。
その無作法を円先生が叱ると、「お前も食ってやろうか?」と、先生ににじり寄りました。
「させません!おばあ様!!」
一気にグーラ達を倒すべく飛び上がり、エースショットを放とうとするキュアエース。
しかし突然、キュアエースの変身が解け、元の姿に戻り、垣根に落下。
垣根の中から、先生の無事を祈るしかない、亜久里。
其処に、キュアハート達が運良く到着。
「わたくしが成長したプリキュアで居られるのは、5分だけなのです!」
変身が解けた理由を訊かれ、自らの秘密を4人に明かした亜久里。
この時点で、キュアエースがすぐに帰ってしまう理由が明らかになりました。
そして運悪く、この会話はリーヴァに聞かれていました。
リーヴァが上空でほくそ笑んでいるのを、キュアハート達が知る由もありませんでした。
「任せて!亜久里ちゃんの大切な人は、私達が守る!!」
キュアハートの頼り甲斐のある言葉に、心を揺さぶられる亜久里。
「今こそ亜久里ちゃん!キュアエースに強くして貰った成果を見せる時!」
「支え合う心を!」
「大事な想いを!」
「未来の夢を!」
「挫けても立ち上がる強さを!!」
4人の身体からオーラが湧き上り、ジコチュー達を圧倒。
そして、パワーアップを果たしたラブリーフォースアローで、ジコチューを浄化。
男性のプシュケーは浄化され、亜久里の大切な人・円先生を守る事が出来ました。
「あなたが、変な食い意地張るから!」「煩い!食べる事は、俺の生き甲斐だ!!」
合体ジコチューの敗北により2人の蜜月は終わりを告げ、2人はケンカしながら退散しました。
しかし、あの『アツアツカップル(死語)』っぷりを見る限り、すぐに仲直りして、次の作戦を練る事でしょう。
「今日は、情けない所をみせてしまいましたね…。」
途中で変身が解け戦線離脱してしまった事を、恥じ入る亜久里。
そんな彼女に、「亜久里ちゃん。とっても素敵だよ!」と慰めるマナ。
袖の下から和菓子を取り出し、亜久里に手渡しました。
「今日は本当に有難う!」「こちらこそ。これからもご指導、宜しくお願いします。」
祖母を助けてくれたマナ達にお礼を述べる、亜久里。
改めて、亜久里に指導を申し込むマナ達。
「では!これまで以上に厳しく行きますわよ!」
「「「「ええ~!!!!」」」」
亜久里の更なるスパルタ教育宣言を聞き、慄くマナ達。その直後――。
「ふふっ。ふふふふっ!」
口を両手で覆い、笑いを堪える亜久里。
からかわれた事に気付き、緊張を解き微笑み合うマナ達。
こうして、マナ達と亜久里の距離は縮まり、5人は打ち解けあう事が出来ました。
そして、今回から新ED・『ラブリンク』が公開され、CGダンスも一新。
メンバーにキュアエースも加わり、CGのレベルも更に向上しました。
キュアハートがラブリーインカムを装着し、中央で歌い踊っています。
以前、大阪で開催されたミュージカルショーでは、キュアハートの隣に、ED曲の歌手・吉田仁美さんが並んで歌っていました。
当初は、キュアハートとキュアソードが並んで歌うのかと思っていましたが、今回、キュアハートが単独でセンターで歌っていました。
『もし今後、レジーナが仲間になったら、キュアハートの隣で歌うのかなぁ』と、密かに期待を膨らませています。
そして、もう一つ。ラブリーインカムについて、一つ要望が。
前期EDの頃からキュアソードが身に着けていましたが、実際に使われている場面は、『歌手・剣崎真琴』の時だけ。
未だに、プリキュア時での使用はありません。
今回からキュアハートもEDで装着しているのですから、何らかの方法で戦闘に活かして欲しいと思いました。
(※『ラブリーインカム プラス』と言う新製品が、近日発売予定です。)
そして次回予告。
強くなる為に特訓を続けていたマナ達の前に現れた少女・森本エルちゃん。
エルちゃんを通じ、マナ達は、亜久里の小学校での様子を知る事になります。
学校では中心的存在であるにも関わらず、何故か友達を作ろうとしない亜久里。
その理由は、一体何なのでしょうか?
※27話が放送されてから22日。漸く、28話と29話を観る事が出来ました。
30話の放送まで時間はありませんが、何とか感想を書き終えて、30話の放送に備えたいと思います。
3週間振りの『ドキドキ!プリキュア』の放送でテンションが上がりっ放しなので、何とかなる気がします。
例によって遅れるかも知れませんが、楽しんで頂ければ幸いです。