yukitaの想い出日誌 スマイルプリキュア!・32話『心を一つに!プリキュアの新たなる力!!』感想
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スマイルプリキュア!・32話『心を一つに!プリキュアの新たなる力!!』感想

『辛いことのない、楽しい世界』

なまけ玉の世界を、『理想の世界』と呼び、此処から好んで抜け出す者など居ない――。
そう断言した、ジョーカー。

しかし、みゆきは仲間達の心を信じ、4人を救出する為に、自らなまけ玉に入ることを決める。
ジョーカーの力により、みゆきは、なまけ玉の中へ。

勢い込んで、なまけ玉の中に入ったみゆきだったが、其処は想像以上の『理想の世界』だった。

ぬるま湯の世界に浸り、次第に自我を無くして行く、みゆき達。
果たしてみゆき達は、悪夢から目覚めることが出来るのだろうか?

※感想の最後に、ジョーカーの正体と、バッドエンド王国がバッドエナジーを集める理由について、考察してみました。
「私は、絶対にそうはならない!」
なまけ玉に入れば、堕落して2度と戻って来られない。
そう言い切るジョーカーに対し、強い意志でなまけ玉に入ったみゆき。

当初は、それぞれに打ち込んでいることを怠けているあかね達に違和感を感じていましたが、一緒に居られる楽しさが勝り、堕落してしまいました。

其処に、みゆき達を心配して駆け付けたキャンディが飛び込んで来ました。

※作中では描かれていませんが、きっとあかね達も当初は、この『だらけた世界』に違和感を感じていたのだと思います。
でも、いつしか、『今が楽しければそれで良い』という周囲の雰囲気に染まってしまい、堕落してしまったのでしょう。
恐らく、なまけ玉の中で、数日から1ヶ月程過ごしていたのだと思います。

堕落してしまったみゆきを、必死に説得するキャンディ。
1枚のクッキーを人数で割り、みゆきが教えてくれた『皆で幸せを分かち合う』ことを、熱心に語り続けます。

「あっ、ああっ…!思い出した!飲み込まれちゃうとこだった!」
この世界に来た直後だったことも幸いし、正気を取り戻したみゆきは、あかね達に必死に正気に戻る様に語り掛けます。

この世界が、ジョーカーの作り出した幻想であること。
自分達が、プリキュアであること。
一緒に、頑張って来たこと。

それらを必死に語りますが、あかね達の表情にはもう、ほとんど生気が残っていません。
全てを投げ出して、眠りに就こうとする4人。それを必死に押し留める、みゆきとキャンディ。

「あんた…誰?」
何とか目を覚ましたものの、目の前のみゆきの名前すら思い出せなくなった、あかね。
狼狽えるみゆきでしたが、キャンディの助言で、この世界を浄化する為にプリキュアに変身し、ハッピーシャワーを放ちました。

しかし、ハッピーシャワーは、ジョーカーによって阻まれ、不発に終わりました。
みゆきを倒す為に、ジョーカーが放ったのは、以前みゆきに倒された『黄色っ鼻』。

「黒っ鼻は疲れる」とか、「プリキュア如き、これで充分」などと、自分に甘い上に所謂『舐めプレイ』をするジョーカー。
色々策を練っているものの、今一つの戦績なのは、この辺が理由なのでしょう。

黄色っ鼻によって風景は一変し、ジェットコースターは巨大蛇型アカンベェに。
みゆきは皆の安全を確保する為に、戦いの場を別に移すべく疾走します。

皆の為に戦っているみゆきの姿を、ボンヤリと眺めるあかね達。
あかね達はジョーカーの「この世界に居れば、楽ですよ。」という言葉に、薄ら笑いで反応します。
もはや、廃人一歩手前の状態です。一刻の猶予もありません。

『この世界の皆の笑顔は、本物じゃない。だから、元に戻って欲しい』

大切な仲間の本当の笑顔を知っているみゆきは、孤軍奮闘。
ジョーカーは、あかね達の心を更に挫く為に、かつての『失敗』を並べ立てます。

懸命に努力しても、バレー部のエーススパイカーになれなかった、あかね。
頑張って描いた絵が努力賞止まりだった上に、上級生に努力を全否定された、やよい。
自分の『わかがま』で仲間でリレーの選手を決めたにも拘らず、アンカーとしての役目を果たせなかった、なお。
自分の『道』に迷い、周囲に迷惑を掛けたことに自己嫌悪した過去を思い出す、れいか。

『頑張らなければ、失敗しない。失敗しないなら、嫌な思いもしない。』
楽な逃げ道を提示して、あかね達がなまけ玉から抜け出せない様に、じわじわと心を甚振るジョーカー。

アカンベェに苦戦しながらも、諦めないみゆき。

メルヘンランドでジョーカーに敗北したことがキッカケで、自分の一番大切なものに気付くことが出来た。
だから、大切な友達を助ける為に、絶対に諦める訳には行かない――。

みゆきの必死な姿を見て、みゆきと一緒に築いた友情を思い出したあかね達。
熱い涙と共に、遂に、その瞳に輝きが戻りました。

アカンベェの強力な攻撃を受け、倒れるみゆき。庇う、キャンディ。
2人の眼前に光線が迫った瞬間、サニーファイヤーが、光線を消し去りました。

そして、復活したやよい・なお・れいかも参戦。プリキュア完全復活の瞬間です。

「そんな馬鹿な…!全員戻るなんて!」
一度は完全に堕落した筈だったみゆき達が、生気を取り戻し、自分の前に立ち塞がっている。
『有り得ない事態』を目の当たりにして、驚愕するジョーカー。

今迄は出来なかったことも、頑張って乗り越えたい。
友達と一緒なら、きっと、どんな苦難も乗り越えられる。
頑張ったその先にこそ、本当の笑顔がある。

『本当の幸せ』を手に入れる為に、頑張り抜く誓いを立てたみゆき達。
プリキュアとキャンディの心が一つになった瞬間、6人から黄金色のエネルギーが放たれました。

ロイヤルクロックの真の力を引き出したみゆき達は、なまけ玉からの脱出に成功。
その姿を見て、心から喜ぶポップ。

なまけ玉から脱出したみゆき達に驚愕するも、此処で負ける訳には行かないジョーカー。
黄色っ鼻アカンベェに黒い絵の具を塗り、ハイパー化し、プリキュアに対峙します。

アカンベェを倒す為に、プリンセスフォームに変身したみゆき達。
そして、キャンディがロイヤルクロックのボタンに飛び乗った瞬間、フェニックスが出現。
6人で放つ新必殺技『ロイヤルレインボーバースト』がアカンベェに炸裂し、また一つデコルを入手しました。

ロイヤルクロックの力が解放されてしまい、悔しがるジョーカー。
一刻も早くミラクルジュエルを入手することを誓い、その場を去りました。

戦いが終わり、フェニックスの力を手にしたみゆき達に、ロイヤルクイーン復活が近いことを告げたポップ。
沈みゆく夕陽を眺めながら、みゆき達は、これからも友情を育んで困難を乗り越えることを誓いました。

こうして、みゆき達の長い一日が終わりを告げました。

次回は、映画村へ赴くみゆき達。
果たして、どんな騒動が待っているのでしょうか?

※前回に引き続き明らかにされた、『なまけ玉』の世界。僕は、あの『楽しいだけの世界』に、恐怖を覚えました。

自分の考える力を奪われ、ただ『楽しいこと』だけを与えられる世界。
たとえどんなに楽しくても、『同じ毎日』を繰り返すのは、過去と未来の存在しない、『永遠の現在』に囚われているのと同義だと思います。

あの世界は、怠惰というより、生きながら心を腐らせていく地獄の様に感じました。
みゆき達が、あの世界から脱出できて、本当に良かったと思います。

【ジョーカーの正体と願いについて】

常に仮面を被り、飄々とした口調でウルフルン達を扱き使う、謎の人物・ジョーカー。
彼には、『ミラクルジュエル』を使って、叶えたい願いがあります。

では、彼の正体と、その願いとは、一体何なのでしょうか?

結論から語ると、僕は、彼の正体は、『浦島太郎』だと思います。
もし彼が浦島太郎なら、常に仮面を被る理由を始めとした、様々な行動理由が、一気に説明出来る気がします。

【浦島太郎のあらすじ】

子供達に苛められた亀を買い取り、命を救った浦島太郎。
彼は後日、亀から「助けたお礼に」と竜宮城に招待され、乙姫様達の歓待を受けました。

楽しい日々を過ごした浦島太郎でしたが、ふと、両親のことを思い出し、帰宅を申し出ました。
乙姫様は浦島太郎の申し出を受け入れ、『決して開けてはならない』と言い含め、玉手箱を手渡します。

地上へ戻った浦島太郎。しかし、住み慣れた風景は其処になく、両親もはるか昔に他界していました。

竜宮城で数日過ごしている間に、地上では既に数百年経過してたことを知った浦島太郎。
手に持っていた玉手箱を開けると、其処から煙が吹き出し、浦島太郎を老人に変えてしまいました。
玉手箱は、浦島太郎が地上で過ごすべき年月を封じ込めていたのでした。

失意の浦島太郎は、やがて一羽の鶴に姿を変え、何処かへ飛び去りました。

物語の主人公でありながら、大切な家族を喪い、老人になってしまった浦島太郎。
彼はその後、どうなったのでしょうか?

老人になった後に鶴になったのかは、諸説があり不明ですが、決してすぐに死んでしまった訳ではないと思います。
彼はその後、ずっと、両親や友人達に再会したいと願っていたのではないでしょうか?

そして偶然、何でも願いを叶えてくれるミラクルジュエルの存在を知った。
しかし、一人で探すには、世界は広過ぎます。協力者、もしくは部下が必要です。

自分に都合の良い手駒を作る為には、悪役を利用することが手っ取り早いと思います。
しかし、浦島太郎は、『物語の主人公』です。そのままの姿で協力を要請しても、無下に断られるでしょう。

其処で、自らの『主人公としての出自』と、老いた姿を隠す為に仮面を着用。
『皇帝・ピエーロ様の腹心・ジョーカー』を名乗り、ウルフルン達と接触したのではないでしょうか?

物語の構成上、毎回甚振られるウルフルン達は、それが自らに課せられた役割と認識していても、内心では傷付いていた筈です。

そこに、ジョーカーが『皇帝ピエーロの作る悪の理想郷』を語れば、根が正直な彼等は、簡単に騙されるでしょう。
こうして、手駒を手に入れたジョーカーは、バッドエンド王国を建国し、自らの目的の為にウルフルン達を利用しているのだと思います。

また、今回の話で、みゆき達が『なまけ玉』から戻って来たとき、ジョーカーは驚愕していました。
これは、彼自身がなまけ玉の心地良さを、身を持って知っているからだと思いました。

彼の正体が浦島太郎だとすれば、竜宮城で過ごした数日間は、『楽しいだけの日々』だったと思います。
竜宮城の日々は、なまけ玉の世界と同等なのかも知れません。

『ぬるま湯』の気持ち良さを知っているからこそ、其処から抜け出すことの難しさを、ジョーカーは知っているのだと思います。
でも、みゆき達は、一度は完全になまけ玉の世界に浸ったにも拘らず、僅かな時間で、現実世界に戻って来ました。

自分が容易に抜け出せなかった『ぬるま湯の世界』を、みゆき達は容易に抜け出して見せた。
みゆき達の持つ可能性の大きさを実感して、ジョーカーは驚愕したのではないでしょうか?

書いていて段々取り留めない文章になったので、これまでの仮説を箇条書きします。

・ジョーカーの正体は、悲劇的な結末(両親・友人との死別)を経験した、浦島太郎ではないか?
・彼がミラクルジュエルで叶えたい願いは、『両親や友人との再会』。
・ジョーカーが仮面を被っている理由は、『年老いた浦島太郎』であることを周囲に隠す為。
(※特に、手駒であるウルフルン達には、決して明かせない。)

・ジョーカーはウルフルン達に、『悪役の理想郷』を創造出来る存在・皇帝ピエーロをちらつかせ、『自分達が幸せになれる』と信用させて、手駒にした。

・なまけ玉の世界は、自分がかつて、竜宮城で過ごした『楽しいだけの日々』の再現。
自分が大切な存在(両親・友人)を忘れて堕落してしまったのに、みゆき達が堕落から持ち直したので、脅威を感じている。

※箇条書きだとたったこれだけの内容なのに、文章を捏ね繰り回してしまいました。

この物語の最大の謎と思われる、『ジョーカーの正体』。
それが明かされる日を、楽しみにしています。

【バッドエンド王国が、バッドエナジーを集める理由】

表向きは『皇帝ピエーロの復活』が目的ですが、ピエーロの正体が『怠惰の象徴』という、強大な存在でない限り、ピエーロ復活は、本当の目的の為の方便だと思います。

本当の理由は、ミラクルジュエルの発動に、『人々の感情エネルギーが必要』だからではないでしょうか?

ジョーカーの目的がミラクルジュエルにあることは明示されていますが、発動方法は不明です。
ただ、入手すれば即時に願いが叶うのなら、わざわざ悪事を繰り返さなくても、秘密裡に探せば事足ります。

つまり、ミラクルジュエルを入手しても、それだけでは願いは叶わないのでしょう。
ミラクルジュエル発動には、鍵が必要なのだと思います。

善悪関係無く、どんな願いにも必ず、『その人の感情』が込められています。
ミラクルジュエルは人々の願いを叶える為に、その感情を読み取っているのではないでしょうか?

何でも願いが叶うというのは、奇跡を起こすことと同義です。
それを実現させるには、膨大なエネルギーが必要だと推測出来ます。

つまり、ミラクルジュエルは、『人々の願いという感情を集めて、大きな願いを叶える道具』なのではないでしょうか?

人の感情は、笑顔などに代表される『幸せ』と、泣き顔などに代表される『不幸』の2つに分類可能です。

幸せは、其処に至るまでに様々な過程を経て、初めて形になる存在だと思います。
でも、不幸は、その積み上げたものを少し崩すだけで、簡単に手に入れることが出来ます。

ミラクルジュエル発動の為に感情エネルギーが必要で、その種類を問わないのであれば、人々を不幸する方が入手が簡単です。

ジョーカーは、人々から簡単に感情エネルギーを入手する為に、『皇帝ピエーロの復活』の名目で、バッドエナジーを集めているのだと思います。

また、3幹部が毎回、バッドエナジーを集めた後にアジトに戻らずにアカンベェを召喚している理由は、人々を不幸にした後に、更にバッドエナジーを搾り取る為だと思います。
(※悲しんでいる人に対して「もっと泣け!喚け!」と、追い打ちを掛ける様な感じ。)

※何とか今回の感想を書き終えたものの、かなり冗長になってしまいました。
読み難くなってしまい、申し訳ありません。

頭に思い浮かべた考えが、そのまま文章にならないもどかしさを、感じています。
次回の感想は、もう少しシンプルな感じで纏められるように努力します。

来週は遂に、劇場版の放映が始まります。
何とか周回遅れを取り戻し、思う存分、感想を書きたいです。
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スマイルプリキュア! 第32話 「心を一つに!プリキュアの新たなる力!!」

いや〜、ここのところ、どっかで見たようなお話が続いていますねー。 そもそも「スマイル」さんは、「プリキュア5」さんのリメイクというふれ込みだったから 別に驚くほどの事では
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