スマイルプリキュア!・16話『れいかの悩み!どうして勉強するの!?』感想
何の疑問も無くひた走って来たけど、ふとした事がキッカケで、自分の進むべき道を見失ってしまう。
人生には、そんなことが往々としてあります。
『人は、どうして勉強をするのか?』
昔から多くの人が辿り着く悩みですが、その答えは人それぞれ。
明確な正解なんて、きっと無いと思います。
自分の行動に疑問を持っていなかった、れいか。
しかし、「どうして勉強するの?」というみゆき達の問い掛けが原因で、自分の道を見失ってしまいました。
祖父の助言に従って、一度全てを止めてしまうことにしたれいか。
れいかは、自分の『やりたいこと』に気付くことが出来るのでしょうか?
放課後の屋上で黄昏る、4人の少女。
人知れず世界の平和の為に戦っている彼女達には、ある悩みがありました。
英語が苦手な、あかね。数学が苦手な、やよい。歴史が不得手な、なお。そして――。
「私なんか…。私なんか、全部だよ~!」
全教科の成績が悪い、みゆき…。
中間テストの結果が芳しくなくて、落ち込んでいた4人。
ここにきて、チームの殆どが勉強が苦手という、意外な弱点が露呈しました。
現在は敵も余り賢くないので安心ですが、悪知恵が働きそうなジョーカーが矢面に立つ事態になれば、一気にピンチです。
その場合、れいかの負担が一気に倍増します。何とかしなくてはいけません。
しかし、肝心のれいかも、4人の『どうして勉強するの?』という質問が原因で、悩みを抱えてしまいました。
思い悩んだ末にれいかは、祖父・曾太郎さんに相談をしました。
今迄自分が様々なことに打ち込んできたのは、他人に勧められたから。
プリキュアになったのも、みゆき達に勧誘されたから。
祖父にプリキュアのことをバラしそうになりながらも、れいかは、「自ら進んで何かを始めたことがなかった」「自分の進む道が解らなくなった」と、自分の胸の裡を打ち明けます。
「ならば、全てを止めてみるとよい。」
一度自分の心と向き合うことで、見える物もあるだろう。
何かと考え過ぎる孫の為に、曾太郎さんは静かに助言します。
しかし、その言葉を「そのまま」受け取ってしまったれいかは、登校後に思いがけない行動を取ります。
※曾太郎さんの声を聴いた途端、「流石、メビウス様。説得力が違う!」と、思ってしまいました。
プリキュアシリーズにハマるとつい、他作品に出演声優さんの声を聴いた途端に、その登場人物を思い浮かべてしまいます。
例えば『ガンダム00』でスメラギさん(CV・本名 陽子さん)やマネキン大佐(CV・高山 みなみさん)の声を聴くと、「なぎさ(キュアブラック)とダークプリキュアの夢の競演!」と妄想してしまい、脳内で修正するのに苦労しました。
最近だと、『イナズマイレブンGO』で主人公達の祝勝会でイチゴのホールケーキが出された瞬間、『気合のレシピ、見せてあげるわ!』という声が脳内再生されて、困りました。
(※ケーキを出してくれた『アキ姉』(前作のヒロインの一人・木野 秋)の声優さんが、折笠 富美子さん。)
『ガンダムAGE』に至っては、アセム編で登場したアリーサ(CV・小清水 亜美さん)に肩入れしてしまい、「アセムは、アリーサと結婚すればいいのに。」とさえ思っていました。
校内でプリキュアのメンバー・生徒会役員・弓道部員を呼び出したれいか。
早速、曾太郎さんの『助言通り』に、打ち込んでいた全てのことを止める決意表明をしました。
生徒会副会長を辞任し、弓道部は退部。勉強も止めてしまい、プリキュアも辞める…。
自分のやりたいことが解らなくなったれいかは、何もかも一気に捨て去ることを決意してしまいました。
突然のれいかの決意表明に、混乱する一同。しかし、れいかの決意は変わりません。
そこになおが、「頑張り過ぎたれいかに、少し休みをあげようよ!」と、機転を利かせた提案。
なおの提案に賛成する一同。こうして、れいかは一時休養を取ることになりました。
そして翌朝――。
れいかの意を汲んで、朝の日課のランニングや家事手伝いを免除してくれた兄と母。
「自分のやりたいことをやりなさい」という2人の助言の意味を、自分なりに考えますが、一向に答えは出ません。
れいかは、みゆき達の放課後の様子を観察して、自分のやりたいことを見付けることに。
みゆき達は、れいかの申し出を快諾しました。
図書室で童話を読み耽るみゆき。
何度も読んでいる筈なのに、百面相のような表情をみせる彼女に、「知ってる話を、何故読み返すのですか?」と訊くれいか。
「だって、何回読んでも面白いんだもん!」
みゆきの笑顔を、真剣な眼差しで見詰めるれいか。何か、ヒントは得られたのでしょうか?
「何故、自分の出番でない時も、声を出すのですか?」
バレー部の見学に来たれいかの問いに、あかねは当たり前のように、答えました。
「バレーで大事なのは、チームワークや。だから、いつも声を出してお互いを応援し合って、気持ちを一つにするんや!」
教室で、やよいと一緒にイラストを描くれいか。
「上手く行かないなぁ…。」と呟きながらも、楽しそうに絵を描いているやよいの姿を、真剣な面持ちで見詰めています。
河川敷で遊ぶ、なおの弟妹。その様子を見守る、なおとれいか。
こけてしまったゆうたを助けようとするれいかを押し留め、「自分で立てるでしょ!」と、励ますなお。
姉の言葉通り、頑張って立ち上がったゆうたの頭を撫で「偉い!」と褒めるなおの姿に、れいかは何かを感じ取った様です。
最後は、キャンディのお世話。
ジュースデコルを使い、キャンディにジュースを飲ませてあげたれいかは、「皆はやりたいことに一所懸命なのに…」と、まだ落ち込んでいました。
「れいかは、いつも一所懸命で楽しそうだったクル~!(意訳)」
れいかと行動を共にし、つぶさに観察していたキャンディの言葉。
自分のこれまでの行いが空虚なものではなく、心から楽しんでいたことに、れいかは気付きました。
その頃、バッドエンド王国きっての頭脳派・ジョーカーは、王国で一二を争う『脳筋』のアカオーニに、プリキュア対策の為の資料を提示していました。
アカオーニの性格や頭脳からすると、簡単な紙芝居やイメージ映像で説明した方が良いと思いますが、何故か大量の資料を手渡したジョーカー。彼の意図は、何処にあるのでしょうか?
案の定、資料に目を通した瞬間に混乱した挙句、居眠りをしてしまったアカオーニ。
そして目覚めた途端、とんでもない極論に辿り着いてしまいます。
「な~んだ!勉強なんて必要無いオニ。プリキュアを倒せば、それでいいオニ!」
まるで、勉強嫌いの子供のようなことを言う、アカオーニ。
プリキュア打倒の成果さえ挙げてしまえばそれで正解ですが、そろそろ過去から学ぶことも必要だと思います。
公園のベンチで、れいかのプリキュア復帰を待つみゆき達。
いつも一緒のれいかが居ないことが、相当不安の様です。
ちょうどその頃、下校中の小学生達が算数の教科書を見ながら、復習をしていました。
勉強が出来る子供達に嫉妬したアカオーニは、黒い絵の具で子供達のやる気を削ぎました。
アカオーニの悪事を止める為に、みゆき達はれいかを欠いた状態でプリキュアに変身します。
今回の敵は、教科書を媒体としたアカンベェ。
そして、アカンベェの出すクイズに、みゆき達は苦戦を強いられます。
(※あれ?何処かで観た記憶が…。)
例えば第一問なら、あかねが『あ、I am CureSunny』と自信なさ気に答えて、『せ…正解!』と、アカンベェが悔しがる等のバリエーションがあっても良かったと思います。
第二問以降も、間違えたとしても、「お、惜しい!」と思わせる展開で良かったのではないでしょうか?
演出とは言え、みゆき達が少し可哀想に思えました。
でも、みゆきが不正解だった際、あかねが『棒に当たるやろ!』と正解を言っていたのは、良い演出だと思いました。
このシーンがあったので、あかねが英語以外は平均的な成績であることが窺えて、安心しました。
アカンベェの出題に正解出来なかったみゆき達は、柱に封印されて行動不能に。
絶体絶命の危機に陥った瞬間、「お待ちなさい!」と、れいかが颯爽と登場しました。
悩みを乗り越えて、自分の意志でプリキュアに復帰したれいか。
みゆき達を救う為に、アカンベェに立ち向かいます。
みゆき達が不正解だった問題に、次々と正解するれいか。
れいかが正解する度に、アカンベェはダメージを負い、れいかの勝利が目前まで迫って来ました。
みゆき達の普段の行動を観察して、自分のの知らなかったことを学んだれいかは、戦いながら、みゆき達に語り掛けます。
まだ明確な答えが見つからなかったものの、学業だけでは無く、様々なことを見聞し、何でも経験したい。
――これが、れいかの『やりたいこと』でした。
れいかの悩みが晴れたことを喜ぶ、みゆき達。
しかし、れいかの晴れやかな表情は、アカオーニを苛立たせました。
「ええい!ゴチャゴチャ煩いオニ!アカンベェ!アイツに、もの凄ぉ~く難しい問題を出してやれオニ!!」
アカオーニの命によりアカンベェが出題した、起死回生の第五問。
それは、みゆき達に出題された問題よりも、遥かに難しい問題でした。
第五問:詩人・高村光太郎の詩『道程』のはじまりを述べよ。
みゆき達に出題された問題より、遥かに難しい第五問。しかし、れいかにとっては『サービス問題』でした。
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
※ネットで調べてみると、実際の詩は結構長い詩で、原型は、歴史的仮名遣いで書かれていました。
れいかが全文を諳んじているのだとしたら、結構凄いと思いました。
自分の『道』を見付けたれいかに、「生意気だ!」とアカンベェを差し向けるアカオーニ。
しかし、れいかの技でアカンベェは浄化され、みゆき達は、バナナデコルを入手しました。
「いっぱい、集まって来たクル~!」
残りのキュアデコルは、あと3つ。いよいよ、ロイヤルクイーン復活も間近です。
しかし、去年の例(「もうすぐ『幸福のメロディ』か完成するニャ~♪」)があるので、まだ油断出来ません。
再び敵に奪われることも想定して、対策を練る必要があるでしょう。
戦いが終わり、公園は平穏を取り戻しました。
れいかは、今回の件で学んだことを生かし、4人に的確な助言をします。
それぞれの不得意科目を克服すれば、自分達の将来に繋がることを教わり、喜ぶあかね・やよい・なお。
最後に、みゆきに語り掛けようとしたれいか。すると――。
「色んなことを知ってた方が、物語をも~っと、楽しく読めるね!」
れいかが助言するより早く、自分の為すべきことを理解したみゆき。
皆の笑顔を見て、満面の笑みを浮かべるれいか。
『どうして勉強するの?』
その答えを、自分達なりに理解したみゆき達。
これからの様々な体験は、きっと5人の人生の大切な勉強になるでしょう。
みゆき達は将来、どんな道を歩むのでしょうか?
その姿が描かれる日を、楽しみにしています。
※最後のシーンで、みゆきがれいかの助言より先に自分の道に気付いたのは、良かったと思いました。
みゆき達に成長の可能性が充分にあることが示されたので、安心しました。
人生には、そんなことが往々としてあります。
『人は、どうして勉強をするのか?』
昔から多くの人が辿り着く悩みですが、その答えは人それぞれ。
明確な正解なんて、きっと無いと思います。
自分の行動に疑問を持っていなかった、れいか。
しかし、「どうして勉強するの?」というみゆき達の問い掛けが原因で、自分の道を見失ってしまいました。
祖父の助言に従って、一度全てを止めてしまうことにしたれいか。
れいかは、自分の『やりたいこと』に気付くことが出来るのでしょうか?
放課後の屋上で黄昏る、4人の少女。
人知れず世界の平和の為に戦っている彼女達には、ある悩みがありました。
英語が苦手な、あかね。数学が苦手な、やよい。歴史が不得手な、なお。そして――。
「私なんか…。私なんか、全部だよ~!」
全教科の成績が悪い、みゆき…。
中間テストの結果が芳しくなくて、落ち込んでいた4人。
ここにきて、チームの殆どが勉強が苦手という、意外な弱点が露呈しました。
現在は敵も余り賢くないので安心ですが、悪知恵が働きそうなジョーカーが矢面に立つ事態になれば、一気にピンチです。
その場合、れいかの負担が一気に倍増します。何とかしなくてはいけません。
しかし、肝心のれいかも、4人の『どうして勉強するの?』という質問が原因で、悩みを抱えてしまいました。
思い悩んだ末にれいかは、祖父・曾太郎さんに相談をしました。
今迄自分が様々なことに打ち込んできたのは、他人に勧められたから。
プリキュアになったのも、みゆき達に勧誘されたから。
祖父にプリキュアのことをバラしそうになりながらも、れいかは、「自ら進んで何かを始めたことがなかった」「自分の進む道が解らなくなった」と、自分の胸の裡を打ち明けます。
「ならば、全てを止めてみるとよい。」
一度自分の心と向き合うことで、見える物もあるだろう。
何かと考え過ぎる孫の為に、曾太郎さんは静かに助言します。
しかし、その言葉を「そのまま」受け取ってしまったれいかは、登校後に思いがけない行動を取ります。
※曾太郎さんの声を聴いた途端、「流石、メビウス様。説得力が違う!」と、思ってしまいました。
プリキュアシリーズにハマるとつい、他作品に出演声優さんの声を聴いた途端に、その登場人物を思い浮かべてしまいます。
例えば『ガンダム00』でスメラギさん(CV・本名 陽子さん)やマネキン大佐(CV・高山 みなみさん)の声を聴くと、「なぎさ(キュアブラック)とダークプリキュアの夢の競演!」と妄想してしまい、脳内で修正するのに苦労しました。
最近だと、『イナズマイレブンGO』で主人公達の祝勝会でイチゴのホールケーキが出された瞬間、『気合のレシピ、見せてあげるわ!』という声が脳内再生されて、困りました。
(※ケーキを出してくれた『アキ姉』(前作のヒロインの一人・木野 秋)の声優さんが、折笠 富美子さん。)
『ガンダムAGE』に至っては、アセム編で登場したアリーサ(CV・小清水 亜美さん)に肩入れしてしまい、「アセムは、アリーサと結婚すればいいのに。」とさえ思っていました。
校内でプリキュアのメンバー・生徒会役員・弓道部員を呼び出したれいか。
早速、曾太郎さんの『助言通り』に、打ち込んでいた全てのことを止める決意表明をしました。
生徒会副会長を辞任し、弓道部は退部。勉強も止めてしまい、プリキュアも辞める…。
自分のやりたいことが解らなくなったれいかは、何もかも一気に捨て去ることを決意してしまいました。
突然のれいかの決意表明に、混乱する一同。しかし、れいかの決意は変わりません。
そこになおが、「頑張り過ぎたれいかに、少し休みをあげようよ!」と、機転を利かせた提案。
なおの提案に賛成する一同。こうして、れいかは一時休養を取ることになりました。
そして翌朝――。
れいかの意を汲んで、朝の日課のランニングや家事手伝いを免除してくれた兄と母。
「自分のやりたいことをやりなさい」という2人の助言の意味を、自分なりに考えますが、一向に答えは出ません。
れいかは、みゆき達の放課後の様子を観察して、自分のやりたいことを見付けることに。
みゆき達は、れいかの申し出を快諾しました。
図書室で童話を読み耽るみゆき。
何度も読んでいる筈なのに、百面相のような表情をみせる彼女に、「知ってる話を、何故読み返すのですか?」と訊くれいか。
「だって、何回読んでも面白いんだもん!」
みゆきの笑顔を、真剣な眼差しで見詰めるれいか。何か、ヒントは得られたのでしょうか?
「何故、自分の出番でない時も、声を出すのですか?」
バレー部の見学に来たれいかの問いに、あかねは当たり前のように、答えました。
「バレーで大事なのは、チームワークや。だから、いつも声を出してお互いを応援し合って、気持ちを一つにするんや!」
教室で、やよいと一緒にイラストを描くれいか。
「上手く行かないなぁ…。」と呟きながらも、楽しそうに絵を描いているやよいの姿を、真剣な面持ちで見詰めています。
河川敷で遊ぶ、なおの弟妹。その様子を見守る、なおとれいか。
こけてしまったゆうたを助けようとするれいかを押し留め、「自分で立てるでしょ!」と、励ますなお。
姉の言葉通り、頑張って立ち上がったゆうたの頭を撫で「偉い!」と褒めるなおの姿に、れいかは何かを感じ取った様です。
最後は、キャンディのお世話。
ジュースデコルを使い、キャンディにジュースを飲ませてあげたれいかは、「皆はやりたいことに一所懸命なのに…」と、まだ落ち込んでいました。
「れいかは、いつも一所懸命で楽しそうだったクル~!(意訳)」
れいかと行動を共にし、つぶさに観察していたキャンディの言葉。
自分のこれまでの行いが空虚なものではなく、心から楽しんでいたことに、れいかは気付きました。
その頃、バッドエンド王国きっての頭脳派・ジョーカーは、王国で一二を争う『脳筋』のアカオーニに、プリキュア対策の為の資料を提示していました。
アカオーニの性格や頭脳からすると、簡単な紙芝居やイメージ映像で説明した方が良いと思いますが、何故か大量の資料を手渡したジョーカー。彼の意図は、何処にあるのでしょうか?
案の定、資料に目を通した瞬間に混乱した挙句、居眠りをしてしまったアカオーニ。
そして目覚めた途端、とんでもない極論に辿り着いてしまいます。
「な~んだ!勉強なんて必要無いオニ。プリキュアを倒せば、それでいいオニ!」
まるで、勉強嫌いの子供のようなことを言う、アカオーニ。
プリキュア打倒の成果さえ挙げてしまえばそれで正解ですが、そろそろ過去から学ぶことも必要だと思います。
公園のベンチで、れいかのプリキュア復帰を待つみゆき達。
いつも一緒のれいかが居ないことが、相当不安の様です。
ちょうどその頃、下校中の小学生達が算数の教科書を見ながら、復習をしていました。
勉強が出来る子供達に嫉妬したアカオーニは、黒い絵の具で子供達のやる気を削ぎました。
アカオーニの悪事を止める為に、みゆき達はれいかを欠いた状態でプリキュアに変身します。
今回の敵は、教科書を媒体としたアカンベェ。
そして、アカンベェの出すクイズに、みゆき達は苦戦を強いられます。
(※あれ?何処かで観た記憶が…。)
※このシーンはちょっと、勿体無いなぁ…と思いました。面白かったのですが、同時に色々と気になりました。【問題集アカンベェが4人に出題した問題と、みゆき達の回答】
第一問:『私の名前はキュアサニーです。』を英語で述べよ。
回答者・キュアサニー:ワタ~シ、キュアサニー…!⇒不正解。(※正解:My name is CureSunny)
第二問:1+2+3+4+5=?
回答者・キュアピース:時間切れで答えられず。⇒時間切れで不正解。(※正解:10)
第三問:徳川幕府・三代目の将軍の名は?
回答者・キュアマーチ:徳川家なんとか!⇒不正解。(※正解:徳川家光。)
第四問:ことわざ『犬も歩けば…』の続きは?
回答者・キュアハッピー:ここ掘れワンワン!⇒不正解。(※正解:ハモり出す。棒に当たる。)
例えば第一問なら、あかねが『あ、I am CureSunny』と自信なさ気に答えて、『せ…正解!』と、アカンベェが悔しがる等のバリエーションがあっても良かったと思います。
第二問以降も、間違えたとしても、「お、惜しい!」と思わせる展開で良かったのではないでしょうか?
演出とは言え、みゆき達が少し可哀想に思えました。
でも、みゆきが不正解だった際、あかねが『棒に当たるやろ!』と正解を言っていたのは、良い演出だと思いました。
このシーンがあったので、あかねが英語以外は平均的な成績であることが窺えて、安心しました。
アカンベェの出題に正解出来なかったみゆき達は、柱に封印されて行動不能に。
絶体絶命の危機に陥った瞬間、「お待ちなさい!」と、れいかが颯爽と登場しました。
悩みを乗り越えて、自分の意志でプリキュアに復帰したれいか。
みゆき達を救う為に、アカンベェに立ち向かいます。
みゆき達が不正解だった問題に、次々と正解するれいか。
れいかが正解する度に、アカンベェはダメージを負い、れいかの勝利が目前まで迫って来ました。
みゆき達の普段の行動を観察して、自分のの知らなかったことを学んだれいかは、戦いながら、みゆき達に語り掛けます。
まだ明確な答えが見つからなかったものの、学業だけでは無く、様々なことを見聞し、何でも経験したい。
――これが、れいかの『やりたいこと』でした。
れいかの悩みが晴れたことを喜ぶ、みゆき達。
しかし、れいかの晴れやかな表情は、アカオーニを苛立たせました。
「ええい!ゴチャゴチャ煩いオニ!アカンベェ!アイツに、もの凄ぉ~く難しい問題を出してやれオニ!!」
アカオーニの命によりアカンベェが出題した、起死回生の第五問。
それは、みゆき達に出題された問題よりも、遥かに難しい問題でした。
第五問:詩人・高村光太郎の詩『道程』のはじまりを述べよ。
みゆき達に出題された問題より、遥かに難しい第五問。しかし、れいかにとっては『サービス問題』でした。
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
※ネットで調べてみると、実際の詩は結構長い詩で、原型は、歴史的仮名遣いで書かれていました。
れいかが全文を諳んじているのだとしたら、結構凄いと思いました。
自分の『道』を見付けたれいかに、「生意気だ!」とアカンベェを差し向けるアカオーニ。
しかし、れいかの技でアカンベェは浄化され、みゆき達は、バナナデコルを入手しました。
「いっぱい、集まって来たクル~!」
残りのキュアデコルは、あと3つ。いよいよ、ロイヤルクイーン復活も間近です。
しかし、去年の例(「もうすぐ『幸福のメロディ』か完成するニャ~♪」)があるので、まだ油断出来ません。
再び敵に奪われることも想定して、対策を練る必要があるでしょう。
戦いが終わり、公園は平穏を取り戻しました。
れいかは、今回の件で学んだことを生かし、4人に的確な助言をします。
それぞれの不得意科目を克服すれば、自分達の将来に繋がることを教わり、喜ぶあかね・やよい・なお。
最後に、みゆきに語り掛けようとしたれいか。すると――。
「色んなことを知ってた方が、物語をも~っと、楽しく読めるね!」
れいかが助言するより早く、自分の為すべきことを理解したみゆき。
皆の笑顔を見て、満面の笑みを浮かべるれいか。
『どうして勉強するの?』
その答えを、自分達なりに理解したみゆき達。
これからの様々な体験は、きっと5人の人生の大切な勉強になるでしょう。
みゆき達は将来、どんな道を歩むのでしょうか?
その姿が描かれる日を、楽しみにしています。
※最後のシーンで、みゆきがれいかの助言より先に自分の道に気付いたのは、良かったと思いました。
みゆき達に成長の可能性が充分にあることが示されたので、安心しました。