
スイートプリキュア♪・40話『ルルル~!雨音は女神の調べニャ!』感想
約一週間体調を崩した所為で、遂に感想を書くのが周回遅れに…。
このまま書くのを先延ばしにすると、取り返しがつかないので、早速、40話の感想を。
それにしても、奏太のカッコ良さは、小学3年生とは思えません。
最終回は是非、2人の結婚式を描いて欲しいと思います。
雨の日の放課後。
校舎で1人雨宿りする、小学一年生位の頃のアコ。
そんなアコを心配して、持っている傘を突き出す奏太。
心配する奏太の言葉を遮り、泣きながら雨中を走り去るアコ。
寂しい気持ちを堪えて町中を駆けるアコは、迎えに来た音吉さんに衝突。
「来るの遅い~!」寂しかった気持ちを、音吉さんにぶつけるアコ。謝る音吉さん。
その直後、雨が止み、手を繋いで一緒に帰る2人。
「…夢?」
幼い頃の夢を見ていた事に気付き、目を覚ましたアコ。
「おはよう、アコ。朝ご飯出来とるぞ。」「うん!」
音吉さんに呼ばれ、食卓へ向かうアコ。
その姿を見張るかの様に、窓の外の木にはピーちゃんが。
――調辺家の食事は、音吉さんが作っている事が、判明しました。
食事はやっぱり、和食中心なのでしょうか?
※メイジャーランドから避難してきたばかりのアコは、心の拠り所が音吉さんしか居なかった様です。
奏太のさり気無い優しさにも気付けない程に、心細い思いをして来たのでしょう。
アコ初登場の頃の描写から、奏太との付き合いは3年次からだと思っていましたが、どうやら意外と長い付き合いだった様です。
響達と知り合い、仲間(友達)になるまでは、奏太だけが友達だったと思われるアコ。(※メイジャーランド時代を除く)
言葉には表さなかったと思いますが、奏太には心から感謝していたと思います。
――幼い頃のアコと奏太が、今迄どんな付き合いだったのか、今後描かれる事を願っています。
その頃。マイナーランドでは、大量の音符が瓶に詰められて集まっていました。
もう既に、殆どの音符が集まっている様で、ファルセットによると、それらは全てノイズが集めたとの事。
敵のボスなのに、部下の仕事を率先して手伝うノイズは、ラスボスらしからぬ優しさを感じます。
それとも、ファルセット達の事を、全く信じていないのでしょうか?
ノイズは音楽を憎んでいますが、自らが復活する為には、音楽が必要です。
この矛盾を、ノイズ自身はどう考えているのでしょうか?
ノイズが音楽を憎むキッカケが解れば、響達は、彼と和解出来るかも知れません。
大量に集めた筈の音符が消えてしまい、意気消沈かと思いきや、意外と元気な響達。
屋上でお弁当を食べていると、ハミィがツッコミを入れます。
「解ってるって!」と、響達は、音符消失の謎を推理中。
「もしかして、ノイズは…既に私達の近くに来ているかも…!」
響が推理した瞬間――。
「ピー!」
フェアリートーンを蹴散らし、まるで、「自分がノイズだ!」と自己主張する様に大声で鳴くピーちゃん。
とっても怪しいですが、響達はまだ、ピーちゃんの事を疑っていません。
飴が降ってきたので校舎に戻り、ノイズの手掛かりを探す響達は、ハミィの案内で、音楽室へ。
「あぁ~!王子先輩~。素敵~!」どんな時でも、王子先輩を見付けると駄目になってしまう奏。
そんな奏はさて置き、音楽室にノイズの痕跡があるかを検証する事に。
「ノイズの目的は、全ての音楽を奪う事ニャ。だから、音楽に関係する場所に居ると思ったんだニャ!」
「「「え~?それだけの理由~??」」」
得意気に自説を語るハミィでしたが、早速3人にツッコまれ、タジタジに。
しかし、偶然音符を発見し、何とか誤魔化します。
いつかの日の様に、雨の中、校舎で音吉さんが迎えに来るのを待っているアコ。
そんなアコに、奏太が傘を突き出します。
「アコが転校して来てすぐの頃、こう言うのあったな。」
「奏太って、いつも傘持っているんだね。」
奏太の問いに笑顔で答えるアコ。
そして、友達同士の会話を楽しんだ後、「奏太って、優しいんだね。」と一言。
「ウヘっ?なっ、オ…オ…オ…オレ…オレ、別に…そんな事…!」
「本気にしてるし。」
突然褒められて狼狽える奏太をからかう、アコ。
奏太の狼狽え方を観ていると、王子先輩絡みで慌てる奏を思い浮かべてしまいます。
この辺はやっぱり、姉弟なんだなぁ…と思いました。
また、アコと奏太の遣り取りは、微笑ましいとともに、「早く結婚すれば良いのに!」と、ヤキモキしてしまいます。
こう言う感想を抱くあたり、歳を取ったなぁ…と、しみじみ感じました。
パイプオルガンの製作に夢中で、アコを迎えに行く事を忘れていた音吉さん。
迎えに行く為の準備をしていると、ピーちゃんが不穏な動きを…。
雨の中、音吉さんの迎えを待つ、アコと奏太。
アコは奏太に、どんな時も、音吉さんが傍に居てくれた事を話します。
授業参観の時も、運動会の時も。
いつも、アコの為に来てくれた音吉さん。
そして、両親の事を思い出し、涙に濡れている時も…。
「何も心配する事は無い。全ては、上手くいく。」
「アコが不安な時は、ワシが傍に居る。寂しい思いをしていても、ワシが必ずやって来る。」
「だから、独りぼっちじゃない。アコは、安心して待っておればいい。」
音吉さんの言葉を信じ、待っていたアコですが、「もしかして、何かあったのかな?」と言う奏太の呟きに胸騒ぎを覚え、傘も差さずに調べの館に向け駆け出します。
「お~い!アコ、傘…持ってけよ!」奏太の言葉も、今のアコには届きません。
その頃、音吉さんは、アコを迎えに行く直前でした。
しかし、ピーちゃんがパイプオルガンの近くに行き「ピ~!」と鳴いた瞬間――。
木枠の螺子が緩み、倒れて来た木枠が音吉さんを襲います。
――幸い、その場に居合わせた響達が身を挺して、音吉さんを救出しました。
響達の姿を見付けたピーちゃんは、無害な鳥を装い、響の掌へ飛び乗ります。
「それにしてもこれ…何で急に倒れて来たんだろう…?」
――何となく呟いた、奏の疑問。しかし、それが『ピーちゃんの正体』を導き出すヒントになりました。
かつて音吉さんが封じたノイズは、鳥の様な姿でした。
その事を思い出した音吉さんは、ピーちゃんの正体がノイズである可能性を、響達に告げます。
音吉さんは、ノイズと正反対の存在(善)であるクレッシェンドトーンに、『ピーちゃんの正体』を鑑定して貰う事に。
そして、クレッシェンドトーンが導き出した解答は――。
「どうした事でしょう!この子は、心が読み取れません!」
意外とガッカリな答えでした…。
しかし、ピーちゃんが羽ばたいた時に、身体からボルトが落ちたのを、響は見逃しませんでした。
飛び去ろうとしたピーちゃんの姿を確認し、急遽パイプオルガンへ。
そして、響が曲を弾いた途端、ピーちゃんは苦悶の表情で落下。
「さっき、ピーちゃんの瞳に一瞬だけ、悪の心が浮かんだ気がしたの!」
クレッシェンドトーンが見抜けなかったピーちゃんの正体を、あっさりと見抜きました。
主人公の面目躍如!凄い洞察力です。
「何をしてるの?」
音吉さんを心配して駆け付けたアコは、苦しむピーちゃんの姿を見て、疑問を投げ掛けます。
「ピー!ピー!ピー!」何とかこの場を切り抜けようと、アコに向かって飛ぶピーちゃん。
ピーちゃんを掌に抱く、アコ。
「アコ。落ち着いて聞け…。ピーちゃんの正体は、ノイズだったんじゃ!」
音吉さんの言葉を、一瞬、信じられないアコ。
音符を奪う為に、怪我をしている振りまでして、アコに近付いたピーちゃん。
そして、以前、音吉さんがパイプオルガンを弾こうとした時は、飛んで逃げた…。
――ピーちゃんの正体がノイズだという状況証拠は、全て揃いました。
アコの掌で必死に無罪を主張するピーちゃん。その必死の姿を見て、まだピーちゃんを信じたいアコ。
ピーちゃんを連れて、音吉さんの許に歩いて行くアコ。
「ピーちゃん。私に嘘を吐いていないわよね…?」
「私…。ピーちゃんの事を信じていたい…。」
アコの言葉を、必死に首肯するピーちゃん。しかし…。
「でも…。おじいちゃんは今迄私に、絶対に嘘を吐いた事がないの…。」
「だから私…。――私、おじいちゃんを信じる!」
――音吉さんに対する信頼が、ノイズに打ち勝ちました。
「ギィヤァアア~!!!!!」
『ピーちゃん』の仮面を脱ぎ捨て、本性を現したノイズ。
もう数話引っ張るかと思いきや、あっさりと正体がバレてしまいました。
飛び去るノイズを捕まえようとする響達。しかし、其処にトリオ・ザ・マイナーが乱入。
そして、ファリーが預かっていた音符がファルセットの力によって取り出され、ピアノがネガトーンに。
ネガトーンの怪音波に苦しむ、加音町の人々。そして、その不幸のエネルギーは、ノイズに吸収されて行きます。
加音町の人々を救う為に、響達は、プリキュアに変身。
「たとえどんなに邪悪な心でも、女神の心で包んでみせる!」
「プリキュア・シャイニングサークル!」
ミューズの技が、ネガトーンを縛り付け、その隙を突き、4人でネガトーンを撃破。
前回と違い、一瞬で勝負が付いてしまいました。――と、思いきや。
「まだノイズが居る!此処で、決着を!!」
ラスボスがこれ以上強くならない内に、止めを刺そうとする4人。『お約束』を無視していますが、戦略としては最高の手段です。
しかし、そう上手く事は運ばず、ノイズ達は逃げ去った後でした。
ピアノが元に戻り、安心する響達。しかし、あんなに重いピアノを、どうやって運んだのでしょうか?
やっぱり、プリキュアの姿の時に運んだのでしょうか?
「これまで以上に、パイプオルガンの完成を急がねば…!」
ノイズが復活している事が判明した今、弱い内にノイズを叩くには、音吉さんのパイプオルガンが欠かせません。
音吉さんの作業時間が、今迄以上に増えそうで、体調が少し心配です。
「お~い!アコ!…やっぱり、ここに居たか。」
音吉さんを心配して、アコを追い掛けた奏太。
ネガトーンの攻撃で苦しんでいた筈なのに、それでもアコと音吉さんを心配して駆け付けるなんて…!
――何て、出来た少年でしょうか!!カッコ良過ぎて、二の句が継げません。
調べの館に来た理由を姉に訊かれ、顛末を告げる奏太。その言葉を聞き、アコが駆け付けた理由を悟った音吉さん。
おじいちゃんを心配していた事がバレて、気恥ずかしいアコ。
「とにかく!皆無事だったし、お腹も空いたし…帰ろっか!」
響の言葉で、この場で解散となった一同。そして、アコと音吉さんも、家路に。
「久し振りに手を繋いで帰るか?」と訊く音吉さんに、「もう、3年生なんだから!」と恥ずかしがるアコ。
そんなアコの態度に、音吉さんは…。
「あっ。何か手がスースーするわい。スース―スースー。」
アコの顔の前で、手をヒラヒラさせる音吉さん。
「…今日は、特別だからね…!」照れた表情で、音吉さんと手を繋ぐアコ。
「今日は、迎えに行けなくてすまんかったなぁ…。パイプオルガンの修理に夢中になって、雨が降り出したのに気が付かなかったんじゃ…。」
「そんな事だと思った…。でも、おじいちゃんが無事で良かった!」
――満面の笑みを浮かべる、アコと音吉さん。
アコと音吉さんの深い絆が、今回の危機を救いました。
でも、ノイズはこれからも、人々の絆を利用して作戦を練って来るでしょう。
今後、響達はどうやって、ノイズの作戦から身を守るのでしょうか?
※何とか、周回遅れを取り戻そうとしましたが、まだ無理な様です。
41話の感想は、42話を観た後で書こうと思います。申し訳ありません。
このまま書くのを先延ばしにすると、取り返しがつかないので、早速、40話の感想を。
※アコと奏太の遣り取りを観ていると、微笑ましくなります。どんな時でも、アコの傍には音吉さんが居た。
雨の日は迎えに来てくれたし、学校行事にも参加してくれた。
そして、寂しさで枕を濡らしている時は、頭を撫でてくれた。
いつもアコの傍に居た音吉さん。
しかし、音吉さんに、ノイズの影が忍び寄る――。
アコと音吉さん。
2人の絆が今、試されようとしている…。
それにしても、奏太のカッコ良さは、小学3年生とは思えません。
最終回は是非、2人の結婚式を描いて欲しいと思います。
雨の日の放課後。
校舎で1人雨宿りする、小学一年生位の頃のアコ。
そんなアコを心配して、持っている傘を突き出す奏太。
心配する奏太の言葉を遮り、泣きながら雨中を走り去るアコ。
寂しい気持ちを堪えて町中を駆けるアコは、迎えに来た音吉さんに衝突。
「来るの遅い~!」寂しかった気持ちを、音吉さんにぶつけるアコ。謝る音吉さん。
その直後、雨が止み、手を繋いで一緒に帰る2人。
「…夢?」
幼い頃の夢を見ていた事に気付き、目を覚ましたアコ。
「おはよう、アコ。朝ご飯出来とるぞ。」「うん!」
音吉さんに呼ばれ、食卓へ向かうアコ。
その姿を見張るかの様に、窓の外の木にはピーちゃんが。
――調辺家の食事は、音吉さんが作っている事が、判明しました。
食事はやっぱり、和食中心なのでしょうか?
※メイジャーランドから避難してきたばかりのアコは、心の拠り所が音吉さんしか居なかった様です。
奏太のさり気無い優しさにも気付けない程に、心細い思いをして来たのでしょう。
アコ初登場の頃の描写から、奏太との付き合いは3年次からだと思っていましたが、どうやら意外と長い付き合いだった様です。
響達と知り合い、仲間(友達)になるまでは、奏太だけが友達だったと思われるアコ。(※メイジャーランド時代を除く)
言葉には表さなかったと思いますが、奏太には心から感謝していたと思います。
――幼い頃のアコと奏太が、今迄どんな付き合いだったのか、今後描かれる事を願っています。
その頃。マイナーランドでは、大量の音符が瓶に詰められて集まっていました。
もう既に、殆どの音符が集まっている様で、ファルセットによると、それらは全てノイズが集めたとの事。
敵のボスなのに、部下の仕事を率先して手伝うノイズは、ラスボスらしからぬ優しさを感じます。
それとも、ファルセット達の事を、全く信じていないのでしょうか?
ノイズは音楽を憎んでいますが、自らが復活する為には、音楽が必要です。
この矛盾を、ノイズ自身はどう考えているのでしょうか?
ノイズが音楽を憎むキッカケが解れば、響達は、彼と和解出来るかも知れません。
大量に集めた筈の音符が消えてしまい、意気消沈かと思いきや、意外と元気な響達。
屋上でお弁当を食べていると、ハミィがツッコミを入れます。
「解ってるって!」と、響達は、音符消失の謎を推理中。
「もしかして、ノイズは…既に私達の近くに来ているかも…!」
響が推理した瞬間――。
「ピー!」
フェアリートーンを蹴散らし、まるで、「自分がノイズだ!」と自己主張する様に大声で鳴くピーちゃん。
とっても怪しいですが、響達はまだ、ピーちゃんの事を疑っていません。
飴が降ってきたので校舎に戻り、ノイズの手掛かりを探す響達は、ハミィの案内で、音楽室へ。
「あぁ~!王子先輩~。素敵~!」どんな時でも、王子先輩を見付けると駄目になってしまう奏。
そんな奏はさて置き、音楽室にノイズの痕跡があるかを検証する事に。
「ノイズの目的は、全ての音楽を奪う事ニャ。だから、音楽に関係する場所に居ると思ったんだニャ!」
「「「え~?それだけの理由~??」」」
得意気に自説を語るハミィでしたが、早速3人にツッコまれ、タジタジに。
しかし、偶然音符を発見し、何とか誤魔化します。
いつかの日の様に、雨の中、校舎で音吉さんが迎えに来るのを待っているアコ。
そんなアコに、奏太が傘を突き出します。
「アコが転校して来てすぐの頃、こう言うのあったな。」
「奏太って、いつも傘持っているんだね。」
奏太の問いに笑顔で答えるアコ。
そして、友達同士の会話を楽しんだ後、「奏太って、優しいんだね。」と一言。
「ウヘっ?なっ、オ…オ…オ…オレ…オレ、別に…そんな事…!」
「本気にしてるし。」
突然褒められて狼狽える奏太をからかう、アコ。
奏太の狼狽え方を観ていると、王子先輩絡みで慌てる奏を思い浮かべてしまいます。
この辺はやっぱり、姉弟なんだなぁ…と思いました。
また、アコと奏太の遣り取りは、微笑ましいとともに、「早く結婚すれば良いのに!」と、ヤキモキしてしまいます。
こう言う感想を抱くあたり、歳を取ったなぁ…と、しみじみ感じました。
パイプオルガンの製作に夢中で、アコを迎えに行く事を忘れていた音吉さん。
迎えに行く為の準備をしていると、ピーちゃんが不穏な動きを…。
雨の中、音吉さんの迎えを待つ、アコと奏太。
アコは奏太に、どんな時も、音吉さんが傍に居てくれた事を話します。
授業参観の時も、運動会の時も。
いつも、アコの為に来てくれた音吉さん。
そして、両親の事を思い出し、涙に濡れている時も…。
「何も心配する事は無い。全ては、上手くいく。」
「アコが不安な時は、ワシが傍に居る。寂しい思いをしていても、ワシが必ずやって来る。」
「だから、独りぼっちじゃない。アコは、安心して待っておればいい。」
音吉さんの言葉を信じ、待っていたアコですが、「もしかして、何かあったのかな?」と言う奏太の呟きに胸騒ぎを覚え、傘も差さずに調べの館に向け駆け出します。
「お~い!アコ、傘…持ってけよ!」奏太の言葉も、今のアコには届きません。
その頃、音吉さんは、アコを迎えに行く直前でした。
しかし、ピーちゃんがパイプオルガンの近くに行き「ピ~!」と鳴いた瞬間――。
木枠の螺子が緩み、倒れて来た木枠が音吉さんを襲います。
――幸い、その場に居合わせた響達が身を挺して、音吉さんを救出しました。
響達の姿を見付けたピーちゃんは、無害な鳥を装い、響の掌へ飛び乗ります。
「それにしてもこれ…何で急に倒れて来たんだろう…?」
――何となく呟いた、奏の疑問。しかし、それが『ピーちゃんの正体』を導き出すヒントになりました。
かつて音吉さんが封じたノイズは、鳥の様な姿でした。
その事を思い出した音吉さんは、ピーちゃんの正体がノイズである可能性を、響達に告げます。
音吉さんは、ノイズと正反対の存在(善)であるクレッシェンドトーンに、『ピーちゃんの正体』を鑑定して貰う事に。
そして、クレッシェンドトーンが導き出した解答は――。
「どうした事でしょう!この子は、心が読み取れません!」
意外とガッカリな答えでした…。
しかし、ピーちゃんが羽ばたいた時に、身体からボルトが落ちたのを、響は見逃しませんでした。
飛び去ろうとしたピーちゃんの姿を確認し、急遽パイプオルガンへ。
そして、響が曲を弾いた途端、ピーちゃんは苦悶の表情で落下。
「さっき、ピーちゃんの瞳に一瞬だけ、悪の心が浮かんだ気がしたの!」
クレッシェンドトーンが見抜けなかったピーちゃんの正体を、あっさりと見抜きました。
主人公の面目躍如!凄い洞察力です。
「何をしてるの?」
音吉さんを心配して駆け付けたアコは、苦しむピーちゃんの姿を見て、疑問を投げ掛けます。
「ピー!ピー!ピー!」何とかこの場を切り抜けようと、アコに向かって飛ぶピーちゃん。
ピーちゃんを掌に抱く、アコ。
「アコ。落ち着いて聞け…。ピーちゃんの正体は、ノイズだったんじゃ!」
音吉さんの言葉を、一瞬、信じられないアコ。
音符を奪う為に、怪我をしている振りまでして、アコに近付いたピーちゃん。
そして、以前、音吉さんがパイプオルガンを弾こうとした時は、飛んで逃げた…。
――ピーちゃんの正体がノイズだという状況証拠は、全て揃いました。
アコの掌で必死に無罪を主張するピーちゃん。その必死の姿を見て、まだピーちゃんを信じたいアコ。
ピーちゃんを連れて、音吉さんの許に歩いて行くアコ。
「ピーちゃん。私に嘘を吐いていないわよね…?」
「私…。ピーちゃんの事を信じていたい…。」
アコの言葉を、必死に首肯するピーちゃん。しかし…。
「でも…。おじいちゃんは今迄私に、絶対に嘘を吐いた事がないの…。」
「だから私…。――私、おじいちゃんを信じる!」
――音吉さんに対する信頼が、ノイズに打ち勝ちました。
「ギィヤァアア~!!!!!」
『ピーちゃん』の仮面を脱ぎ捨て、本性を現したノイズ。
もう数話引っ張るかと思いきや、あっさりと正体がバレてしまいました。
飛び去るノイズを捕まえようとする響達。しかし、其処にトリオ・ザ・マイナーが乱入。
そして、ファリーが預かっていた音符がファルセットの力によって取り出され、ピアノがネガトーンに。
ネガトーンの怪音波に苦しむ、加音町の人々。そして、その不幸のエネルギーは、ノイズに吸収されて行きます。
加音町の人々を救う為に、響達は、プリキュアに変身。
「たとえどんなに邪悪な心でも、女神の心で包んでみせる!」
「プリキュア・シャイニングサークル!」
ミューズの技が、ネガトーンを縛り付け、その隙を突き、4人でネガトーンを撃破。
前回と違い、一瞬で勝負が付いてしまいました。――と、思いきや。
「まだノイズが居る!此処で、決着を!!」
ラスボスがこれ以上強くならない内に、止めを刺そうとする4人。『お約束』を無視していますが、戦略としては最高の手段です。
しかし、そう上手く事は運ばず、ノイズ達は逃げ去った後でした。
ピアノが元に戻り、安心する響達。しかし、あんなに重いピアノを、どうやって運んだのでしょうか?
やっぱり、プリキュアの姿の時に運んだのでしょうか?
「これまで以上に、パイプオルガンの完成を急がねば…!」
ノイズが復活している事が判明した今、弱い内にノイズを叩くには、音吉さんのパイプオルガンが欠かせません。
音吉さんの作業時間が、今迄以上に増えそうで、体調が少し心配です。
「お~い!アコ!…やっぱり、ここに居たか。」
音吉さんを心配して、アコを追い掛けた奏太。
ネガトーンの攻撃で苦しんでいた筈なのに、それでもアコと音吉さんを心配して駆け付けるなんて…!
――何て、出来た少年でしょうか!!カッコ良過ぎて、二の句が継げません。
調べの館に来た理由を姉に訊かれ、顛末を告げる奏太。その言葉を聞き、アコが駆け付けた理由を悟った音吉さん。
おじいちゃんを心配していた事がバレて、気恥ずかしいアコ。
「とにかく!皆無事だったし、お腹も空いたし…帰ろっか!」
響の言葉で、この場で解散となった一同。そして、アコと音吉さんも、家路に。
「久し振りに手を繋いで帰るか?」と訊く音吉さんに、「もう、3年生なんだから!」と恥ずかしがるアコ。
そんなアコの態度に、音吉さんは…。
「あっ。何か手がスースーするわい。スース―スースー。」
アコの顔の前で、手をヒラヒラさせる音吉さん。
「…今日は、特別だからね…!」照れた表情で、音吉さんと手を繋ぐアコ。
「今日は、迎えに行けなくてすまんかったなぁ…。パイプオルガンの修理に夢中になって、雨が降り出したのに気が付かなかったんじゃ…。」
「そんな事だと思った…。でも、おじいちゃんが無事で良かった!」
――満面の笑みを浮かべる、アコと音吉さん。
アコと音吉さんの深い絆が、今回の危機を救いました。
でも、ノイズはこれからも、人々の絆を利用して作戦を練って来るでしょう。
今後、響達はどうやって、ノイズの作戦から身を守るのでしょうか?
※何とか、周回遅れを取り戻そうとしましたが、まだ無理な様です。
41話の感想は、42話を観た後で書こうと思います。申し訳ありません。