デート~恋とはどんなものかしら~第1話感想&あらすじネタバレ注意・脚本はなんと「リーガルハイ」「相棒」「寄生獣」「三丁目の夕日」「少年H」の古沢良太!痛い女VS痛い男?!恋愛を全否定、理系女子・藪下依子(杏)と文系男子・谷口巧(長谷川博巳)が楽しくない初デートでやらかします!
※この記事は友人の、かづちやえから寄稿されたドラマ感想です。『理系女子』がしばしば流行しましたが、藪下依子(杏)は理系女子という単語は差別用語だと豪語します。そもそも職業に性別による差をつけてはならないという意味ではありますが、理系に女性が少ないのは現実です。昨今では理系の女子が次第に増えてきているらしいのですが、だからこそ『理系女子』の言葉が生まれたのではないでしょうか。
そんな中で理系女子のイメージというのが一人歩きしています。私は男性社会である理系分野の世界を突き進む女性と言う意味ではある種のイメージを抱いていますが、このドラマを見て考えてみたいと思います。偏見に満ちた表現もあるかもしれませんが、あくまでドラマ内でのイメージですのでご容赦下さい。
あらすじ。
藪下依子(杏)29歳は国家公務員の理系女子。毎日のごはんメニューは周期的に決まったものを作って食べます。調味料はラベルを貼った容器に薬品か何かのように保管されています。愛車の原付自転車に乗る前には各所点検を怠りません。妥協しない目標の為には努力は惜しまないストイックな性格。現在は父子家庭ですが、亡き母・佐代子(和久井映見)(39歳没)は依子の前にしばしばあらわれ依子と会話します。(依子の妄想なのか幽霊なのかは定かではありません)父・敏雄(松重豊)56歳は亡き母と約束したこともあり、変わり者の依子にも好きな人と連れ添う幸せを感じて欲しいと、娘の結婚相手を探します。
依子はそんな父の想いに応える為に結婚相談所に登録します。
谷口巧(長谷川博巳)35歳は高等遊民(ニート)の文学漫画大好き男子。部屋は聖地と称し幼馴染さえも中に入れません。女性とお付き合いをしたことは一度もなく、人と接することが大の苦手で、毎日本を読み映画を見て過ごしています。母子家庭で母・留美(風吹ジュン)61歳は絵やフラダンスの教室を営みながら、息子の状態を考えないようにしているのか、たまの小言くらいで仕方なく息子の面倒を見ている様子。しかしある日、体調不良でしゃがみこんでしまい息子に「さっさと逝っちゃおうかと思うのよね。否応なしに一人で生きなければならないでしょ。遺産なんてありませんからね、高等遊民殿。」とたたみかけます。
見かねた幼馴染の島田宗太郎(松尾諭)35歳は巧を結婚相談所に登録し、誰かとデートするよう勧めます。
巧の登録情報を見て一目ぼれする依子、また依子の安定した職業と給料に引かれる巧、こんな二人が結婚相談所で知り合いデートします。
日にちを決めて待ち合わせするまでのメールのやり取りも大変で、
① 巧「12時くらいに」⇒依子「12:00のことでしょうか」
② 巧「山下公園で」⇒依子「山下公園のどこでしょうか」
③ 巧「噴水の前で」⇒依子「噴水の半径1.5m以内で、初対面なので目印が必要では?」
④ 巧「写真を見ているので大体わかると思います」⇒依子「花を身に付けていきます」
という、噛み合っているようで噛み合っていません。私ならどっちサイドにいてもこの段階でイライラしてしまいそうです(笑)
デートをするも会話は盛り上がらず、苦痛で苦痛で仕方ないデートをします。
依子は亡き母と会話し「彼は普通の人」と励まされ(?)ながらデートを続け、巧は幼馴染に「相手が想定を超えてるよ、腕をくんできたり、頭に花をつけてる」と泣きつくも「彼女こそ今時の普通の女の子!痛いのはあんた!会話が噛み合わないということはその子は普通。最後までやり遂げろ!楽しくなくても楽しいフリをする!」と励まされ(?)最後までデートを続ける努力をします。
クルージングにて濃厚なキスをしているカップルを見て、これはキスせねば!と二人は努力してみます。
依子「同性愛者ですか?!ど変態ですか?!何故今まで独身で結婚相談所で相手を探しているか気になっています。」(?!)
巧「君だったんだ、ずっと探し続けていたのは!」(?!?!)
依子「何故?理想の女性像が私であるという意味でしょうか?」(・・・)
キス・・・
となるかと思いきや、依子の父が以前依子に紹介した男性・鷲尾豊(中島裕翔(Hey!Say!JUMP))26歳に突如殴られ、船から落下…しそうになりぶら下がった状態に。鷲尾は依子の父に依子たちのデートの尾行を名乗り出て、心配でついて来ていた様子。巧が幼馴染に泣きついているのを聞き、好きでもないのに依子にキスを迫ったと思い止めに入ったと言う。
好きでもないのにキスをしようとしたということは身体目当てなのではないか、そう問い詰める鷲尾に巧の本音が爆発します。「現実の女性に興味はない!人との付き合いが苦手! デートが苦痛で苦痛で仕方がない!」それに対し鷲尾も更にヒートアップし、「好きだから付き合う、好きだからデートをする、でないと相手に失礼でしょ!」至極まっとうなことを言った鷲尾に次に反論したのは依子、「はっきりわかりました、私はあなたのデータにときめいていたのだと、素数だらけのデータ。デートなんて何が楽しいのかさっぱりわからないし、恋をしたいなんて全然思わない。」
ここからは依子と巧VS鷲尾となり、恋愛完全否定派と恋愛至上派で恋愛完全否定派の論法が圧勝していきます。
依子「恋愛なんてしたって何の成長もしない、人生にはもっと大切なことがある筈。」⇔鷲尾「価値が低いとか高いとかじゃなくて恋をすることは素晴らしい。」⇔巧「恋愛なんてものは性欲を美化したものにすぎない(芥川龍之介)」
決定打は依子の一言「自由に相手を選べる時代になってから離婚率が増加し出産率が低下している理由を説明できますか?!」結婚は契約に過ぎず、思うことを言い合える好きでない仲であるからこそ成立する。こんな考え方をする自分たちは一番結婚に向いている!という、スジが通っているのかいないのかわからない論法で盛りあがり、依子と巧は結婚を前提としたお付き合いの契約をしました。
面白かったこと。
【デート前の準備】
依子はデート前に亡き母と会話し、雑誌を参考にデートの準備をします。ファッション、化粧、あひる口を勉強して仕上がった依子は「なぜそうなった」という女性に仕上がっていました。チークは濃く、アヒル口のアピールはガンたれているようになり、更に胸に付ける花を頭に飾るという、コメディと個性派の中間のような突っ込みにくい様相せでした。(是非ドラマを御覧ください)
巧は幼馴染に話題を沢山作っていく事、漫画の話は避ける事、などアドバイスをもらい、母親にデート費用をもらいデートに挑みます。
これだけ事前準備して初めて会う異性とデートする、それだけでこのデートは「大変な事業」ですよね。依子は結果有意義な時間となったと言っていましたが、それは自分自身が異性と共存する形が少し見えたということではないかと思いました。
依子と巧は「デートは楽しくない、恋愛に価値はない」という意見で一致しましたが、私も全く同意してしまったので困ったものです(笑)
デートが楽しくなるのは一緒にいて楽しい相手が出来た時、恋愛に価値が生まれる時は異性と向き合って自分が成長した時、というのが持論です。
今後どんな展開で二人がどんな結論になるのかが楽しみです。
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