ENVISAT
名称:ENVISAT/エンビサット
小分類:地球観測衛星
運用機関・会社:欧州宇宙機関/ESA
打上げ年月日:2002年3月1日
打上げ国名・機関:ヨーロッパ共同
打上げロケット:アリアンV145
打上げ場所:仏領ギアナ・クーロウ宇宙センター
国際標識番号:02009A
解説:
エンビサットは、欧州各国が共同で打ち上げた環境監視衛星です。重さ8トンを超える巨大な衛星で、大気のオゾン量の計測など、気候の変動に着目して大気と地球表面の観測を行います。同機には広域オゾンモニター(GOMOS)、マイクロ波放射計(MWR)など10種の機器が搭載され、それらを使った大気化学の検証実験が行われています。
ENVISATをよく知るためのアラカルト
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの?
縦5メートル、横10メートル、長さ26メートル、太陽電池パネルの幅14メートル、重さ8211キログラムの巨大な衛星です。搭載された観測機器には、海氷観測などに使われる合成開口レーダー(ASAR)、広域オゾンモニター(GOMOS)、赤外放射計(AATSR)、マイクロ波放射計(MWR)、海色計(MERIS)、大気微量成分モニター(MIPAS、SCIAMACHY)などがあります。
2.どんな目的に使用されるの?
EROS衛星の観測を引きつぎ、ヨーロッパを中心に全世界的な大気の化学成分の分析をはじめ、環境汚染の状況などを総合的に分析・調査します。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
2002年3月の打上げ後、観測を続けています。
Envisat
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 08:51 UTC 版)
Envisat(Environmental Satellite エンビサット)は、欧州宇宙機関(ESA: European Space Agency)が2002年3月1日にアリアン5(Ariane 5)で打ち上げ、高度790キロメートルの太陽同期軌道に投入された地球観測衛星である。Envisatの質量は8,211キログラムで、ヨーロッパの人工衛星としては最大である。10種類の観測センサ(ASAR、MERIS、AATSR、RA-2、MWR、DORIS、GOMOS、MIPAS、SCIAMACHY、LRR)が搭載されている。2012年4月8日に通信が途絶し、そのまま運用は断念された。
- ^ “ESA declares end of mission for Envisat”. ESA 2012年5月10日閲覧。
- ^ “Investigation on Envisat continues(写真掲載)”. ESA 2012年4月20日閲覧。
- 1 Envisatとは
- 2 Envisatの概要
- 3 関連項目
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