1966年W杯ベスト8とは? わかりやすく解説

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1966年W杯ベスト8

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:11 UTC 版)

サッカー朝鮮民主主義人民共和国代表」の記事における「1966年W杯ベスト8」の解説

FIFAワールドカップ1966年イングランド大会で初出場予選オーストラリアとの試合中立カンボジア行われ、第1戦に3-1、第2戦に6-1と2勝して本大会出場決めた。 本大会グループステージでは、初戦ソビエト連邦0-3敗れたが、次のチリ戦には引き分け強豪イタリアとの最終戦では前半42分の朴斗翼得点1-0破りアジア勢勝利グループ突破ベスト8に入る活躍見せた。現在でもイタリア戦でのW杯史上最大級の番狂わせ一般的には1950年ブラジルW杯での、アマチュア選手揃いアメリカが、プロ選手揃えたイングランド1-0下したのがW杯史上最大番狂わせとされているが、北朝鮮勝利はこれに並ぶものと各国大々的報道された)とベスト8進出大きな伝説として世界語り継がれている。この時のチームは、東欧社会主義国親善試合行って強化され小柄だ力強く運動量豊富でスピードがあり、技術的に正確なチームであった準々決勝ポルトガル戦で、北朝鮮は、前半25分までに3-0リードしながら、この大会得点王となるポルトガルの“モザンビーク黒豹エウゼビオの4得点などで、3-5でワールドカップレコードとなる大逆転負け喫した朴斗翼は「あの時私たちは、攻撃し知らなかった私たち3点決めると、ポルトガルキャプテン全員に守らせたんです。3点取られても守った私たちはそれを分からず、ずっと攻め続けた。すると体力が落ちたところにエウゼビオスピードやられてPK与えてしまった。私たち大き試合経験決定的に不足していた。だから、自分たちのやり方攻撃サッカーしかできなかった」とポルトガル戦を振り返る。この試合で、ポルトガル長身のジョゼ・トーレスにかき回され経験から大型選手をそろえるという強化方針協会決めたため、かえってベスト8成功の要因だった豊富な運動量スピード北朝鮮から失われた。更に、元北朝鮮代表選手監督尹明燦証言によると、サッカー界と関係の強かった朝鮮労働党幹部朴金喆1968年金日成総書記対立して粛清されると、彼と親しかった多く代表選手たちが粛清され一部選手地方炭鉱送られるといった処分を受け、その為に世代間の引き継ぎ上手くいかず、チーム力低下したという。

※この「1966年W杯ベスト8」の解説は、「サッカー朝鮮民主主義人民共和国代表」の解説の一部です。
「1966年W杯ベスト8」を含む「サッカー朝鮮民主主義人民共和国代表」の記事については、「サッカー朝鮮民主主義人民共和国代表」の概要を参照ください。

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