鷹の羽とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > > > 鷹の羽の意味・解説 

たか‐の‐は【×鷹の羽】

読み方:たかのは

の尾の羽。矢羽用いる。

紋所の名。鷹の羽とその斑紋かたどったもの。「違い鷹の羽」「並び鷹の羽」など。

蒲鉾(かまぼこ)の一。斜めに荒い筋を入れてにつけて焼いたもの。

タカノハダイの別名。

鷹の羽の画像
鷹の羽の紋所一つ一本鷹の羽」
鷹の羽の画像
鷹の羽の紋所一つ久世鷹の羽」

鷹の羽

読み方:タカノハ(takanoha)

トウダイグサ科常緑低木

学名 Codiaeum variegatum var.pictum


鷹の羽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 07:33 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

鷹の羽(たかのは)は、猛禽類である羽根のことで、和弓に用いられるの矢羽根(やばね)の材料である。

または、それを図案化した日本家紋「鷹の羽紋」の一種である。以下は、家紋の「鷹の羽紋」について述べる。

概要

鷹の羽紋の例
(丸に違い鷹の羽)

鷹の羽紋は、勇猛な様子から武士などから尚武的に用いられる「鷹紋」と同様に、尚武的な意味で用いたものである[1]

鷹の羽紋の初出は、『蒙古襲来絵詞』に登場する菊池武房の軍旗に描かれた「並び鷹の羽」である。「菊池系図」では、菊池隆直のころ1156年から1159年の間(保元年間)に用いたことが記されている。また、夢で鷹の羽の幕紋を阿蘇神社から下賜されたと「北肥戦誌」に記されているという[2]

使用

世間に広く使用されている家紋として、十大家紋に数えられている。江戸時代には、阿部氏白河藩備後福山藩など)や安芸浅野氏下総関宿久世氏などの大名旗本など約120家が鷹の羽紋を用いた。阿蘇神社が、「違い鷹の羽」を神紋として起用している影響により、南九州に多く分布している[3]。また、武士が多く用いた紋であることから、かつて武家政権があった土地に多いのも特徴である(京都や東京、九州の太宰府など)。

図案

デザインは2枚を交差させた「違い鷹の羽」や2枚並べた「並び鷹の羽」などが見られる他、豊富な種類があり、鷹の羽紋だけで60種以上のデザインがある。

一例として赤穂事件の発端となった人物である赤穂藩浅野長矩を出した浅野家(本家は広島藩浅野家)の紋が「丸に違い鷹の羽(浅野鷹の羽)」である。阿蘇神社を保護していた菊池氏は、「並び鷹の羽」を用いた[1]

違い鷹の羽

並び鷹の羽

その他

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 新人物往来社編『索引で自由に探せる 家紋大図鑑』(新人物往来社、1999年、ISBN 4404027281
  2. ^ 千鹿野茂監修 高澤等著『家紋の事典』東京堂出版 2008年
  3. ^ 「家紋と苗字の関係について」webサイト『日本の苗字七千傑』

関連項目


「鷹の羽」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



鷹の羽と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「鷹の羽」の関連用語

1
違い鷹の羽 デジタル大辞泉
100% |||||


3
違い鷹 デジタル大辞泉
100% |||||





8
蛇腹伏せ デジタル大辞泉
76% |||||


10
久世広周 デジタル大辞泉
58% |||||

鷹の羽のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鷹の羽のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鷹の羽 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS