聖誕教会
別名:降誕教会、生誕教会
英語:Birthplace of Jesus
キリスト生誕の地とされる場所に立てられた教会。パレスチナ自治区ベツレヘムにある。キリスト教における聖地の一つ。
パレスチナは1993年の「オスロ合意」以降、イスラエル領内の自治区と位置づけられてきた。2011年に、パレスチナが国連への加盟を申請し、イスラエルが非難を表明するなど、議論を呼んでいる(パレスチナの国連加盟問題)。
パレスチナの国連加盟は米国の拒否権行使によって保留とされたが、他方でユネスコへの加盟は承認された。パレスチナはユネスコに対して、聖誕教会の世界文化遺産への登録を申請しており、2012年6月に開始された第36回委員会の審査を経て、危機遺産として認定されることが決まった。
関連サイト:
Birthplace of Jesus: Church of the Nativity and the Pilgrimage Route, Bethlehem - UNNESCO World Heritage List
こうたん‐きょうかい〔カウタンケウクワイ〕【降誕教会】
読み方:こうたんきょうかい
こうたんきょうかい 【降誕教会】
降誕教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 06:41 UTC 版)
降誕教会(こうたんきょうかい、ヘブライ語: כנסיית המולד, アラビア語: كنيسة المهد, 英語: Church of the Nativity)は、パレスチナベツレヘム県ベツレヘムに位置する[1]キリスト教の教会である。聖誕教会ともいう。2012年に国際連合教育科学文化機関により世界文化遺産に登録された。
- ^ アンソニー・テイラー『世界の聖地バイブル : パワースポット&スピリチュアルスポットのガイド決定版』ガイアブックス、産調出版、268ページ、2011年、ISBN 978-4-88282-780-1
- ^ ICOMOS (2012) p.2
- ^ The Church of St Catherine: Midnight Mass beamed from Bethlehem on Christmas Eve (2013)
- ^ キリスト生誕の地(2013年)
- ^ a b c d 西 (2012) pp.50-51
- ^ a b c 稲葉 (2013) p.22
- ^ “世界遺産申請を初審査 パレスチナの聖誕教会 登録は困難な情勢”. 東京新聞. (2012年6月26日) 2012年6月30日閲覧。
- ^ a b “パレスチナに初の世界遺産=キリスト聖誕教会-ユネスコ”. 時事通信. (2011年2月8日) 2012年6月30日閲覧。
- ^ “聖誕教会、世界遺産に登録…パレスチナが申請”. 四国新聞. (2012年6月29日) 2012年6月30日閲覧。
- ^ The site of the Birthplace of Jesus in Bethlehem (Palestine) removed from the List of World Heritage in Danger(世界遺産センター、2019年7月2日)
- ^ ICOMOS (2012) pp.2-3
- ^ ICOMOS (2012) p.3
- ^ 日本ユネスコ協会連盟 (2013) 『世界遺産年報2013』朝日新聞出版、p.18、世界遺産アカデミー監修 (2013) 『世界遺産検定公式過去問題集2・1級 2013年版』マイナビ、p.109
- ^ 西和彦 (2012) p.49
- ^ 谷治正孝監修 (2013) 『なるほど知図帳 世界2013』昭文社、p.136
- ^ 古田陽久 古田真美 (2012) 『世界遺産ガイド - 世界遺産条約採択40周年特集』シンクタンクせとうち総合研究機構
- ^ 正井泰夫監修 (2013) 『今がわかる時代がわかる世界地図2013年版』成美堂出版、p.140
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