かまくら‐し【鎌倉市】
読み方:かまくらし
⇒鎌倉
鎌倉市
鎌倉市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 00:40 UTC 版)
「神奈川県道21号横浜鎌倉線」の記事における「鎌倉市」の解説
鎌倉女子大前交差点からは右手が県道23号、左手が県道21号に再び分かれる。なお、ほとんどのバス路線は神奈川県道23号原宿六ツ浦線方面(大船駅方面)へと向かうため、鎌倉女子大前交差点から、約800m先の砂押橋(すなおしばし)交差点までは、県道21号で最も路線バスの運行本数が少ない区間となっている(平日の朝6時台に、江ノ電バスの平島(鎌倉営業所)発 岩瀬・常楽寺経由 大船駅行が1本運行されているのみで、逆方向の設定は無い。また、土曜・休日は運休となっている)。 鎌倉ハム工場、砂押橋交差点、大船警察署などを経ると、常楽寺(じょうらくじ)交差点(砂押橋交差点から約900m)である。ここを右折すると三菱電機情報技術総合研究所を経て大船駅に達する。この付近から約600m先の小袋谷交差点までは、再び常時混雑する区間となる。 小袋谷(こぶくろや)交差点は丁字路になっており、北北東が県道21号横浜方面、東南東が県道21号鎌倉方面、西北西が神奈川県道302号小袋谷藤沢線藤沢方面となっている。約100m北北東には横須賀線と交差する「第二鎌倉道踏切」があるほか、交差点自体も各方向とも右左折車線が全く設けられていないため、交差点と踏切とが相まって、渋滞を避けられない構造となっている。この交差点に設置されている信号は、一日中(24時間)、鎌倉方面からが黄色点滅、他の2方面からは赤色点滅となっており、歩行者用信号の押しボタンが押された場合のみ全方向の車両用信号が赤となる。2001年(平成13年)には、この信号を通常の運用とする交通実験が行われたが、点滅運用時を大きく上回る渋滞が発生したため、引き続き点滅運用を続けることとなり現在に至っている。 小袋谷交差点からは車道はより狭隘となり、800mほど進むと北鎌倉駅の駅前を通る。左の画像の下部に見える白線が、県道21号の歩道と車道との境界を示すものである。ここから500mほどの間に、円覚寺、東慶寺、浄智寺、明月院などへ通じる路地が県道21号から延びている。そして、再び横須賀線と踏切で交差したあたりから上り坂が600mほど続き、途中左手に建長寺を見て、巨福呂坂洞門からは急な下り坂となる。 300mほど下ってすぐ大きく右へカーブすると、左手は鶴岡八幡宮の境内である。外堀に沿って300mほど先を左にほぼ直角に折れると、八幡宮前(はちまんぐうまえ)交差点となる。ここを先頭に、渋滞が巨福呂坂洞門付近まで延びていることが多い。 北鎌倉駅(2004年10月17日撮影) 巨福呂坂洞門(こぶくろざかどうもん。2004年11月9日撮影) - 鎌倉市山ノ内に所在する落石防護施設。鎌倉方面から横浜方面を望む。巨福呂坂が近くにあることから、1993年5月の竣工時にこう名付けられた。 八幡宮前交差点から滑川交差点までは若宮大路(わかみやおおじ)とも呼ばれている。このうち、八幡宮前交差点(三の鳥居)から旧鎌倉警察署前交差点(二の鳥居)までの約500mは、段葛(だんかずら)と呼ばれる歩行者専用の参道が道路中央にあるため、車道はその両側に方向別に分離されている(若宮大路の項目も参照のこと)。 この区間は駐停車禁止となっているが、特に横浜方面への車線は路上駐車が常時多く、また、2002年(平成14年)頃からは人力車の通行が増えており、それぞれ渋滞の一因となっている。 鎌倉駅入口交差点(神奈川県道303号鎌倉停車場線)、鎌倉郵便局などを経ると、横須賀線のガード下をくぐる形で立体交差する。1910年(明治43年)から1949年(昭和24年)までは、現在の鎌倉駅入口交差点付近の道路上に、江ノ島電鉄の終点である小町駅(後の鎌倉駅)が設けられていた。江ノ島電鉄は、小町駅から若宮大路の道路上を通り、横須賀線のガード下付近からは、現在使用されている線路と同じ経路を辿っていたという。現在、小町駅の跡は残っていない。 八幡宮前交差点(2004年10月17日撮影) - 鎌倉市雪ノ下2丁目に所在。神奈川県道204号金沢鎌倉線の終点。画面左奥が神奈川県道204号金沢鎌倉線金沢方面、右手が県道21号滑川交差点方面、手前が県道21号横浜方面。左手は鶴岡八幡宮。 一の鳥居(いちのとりい)(2004年10月17日撮影) 終点付近(2011年10月16日撮影) 滑川交差点(2004年10月17日撮影) - 鎌倉市由比ガ浜4丁目に所在。画面手前が国道134号大磯方面、右奥が国道134号横須賀方面、左奥が県道21号横浜方面。 横須賀線のガードにほど近い下馬(げば)交差点(直近のバス停名から「下馬四ツ角」とも呼ばれる)では、神奈川県道311号鎌倉葉山線と直交する。左折する(東方向に曲がる)と小坪・逗子駅方面、右折する(西方向に曲がる)と長谷・神奈川県道32号藤沢鎌倉線・深沢方面となる。 更に300mほど進み、鎌倉警察署、一の鳥居を過ぎると、相模湾が視界に入り、500mほどで終点の滑川(なめりがわ)交差点となる。滑川交差点は丁字路で、国道134号と接続しており、左折する(東方向に曲がる)と渚橋・逗葉新道方面、右折する(西方向に曲がる)と由比ヶ浜・稲村ヶ崎・腰越・江の島方面となる。南側はすぐ相模湾に面した由比ヶ浜海水浴場となっており、毎年夏には鎌倉花火大会の花火をここから眺めることもできる。
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