金雲母(Phlogopite)
山口県下関市六連島
KMg3AlSi3O10(OH)2 画像の幅約9mm、4.5cm
茶色透明な板状結晶が金雲母です。
国内の有名な金雲母産地の標本で、玄武岩の空隙中に茶色透明な
板状結晶を沢山観察することができます。
金雲母(Phlogopite)
Lapis Lazuli Mine,Sar Sang,Badakhshan,Afghanistan
KMg3AlSi3O10(OH)2 画像の幅約2.5cm
写真中央の褐色透明な結晶が金雲母です。
この産地の金雲母はとても美しい結晶をしています。
金雲母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 08:25 UTC 版)
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金雲母 | |
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分類 | ケイ酸塩鉱物 |
化学式 | KMg3AlSi3O10(OH)2 |
結晶系 | 単斜晶系 |
へき開 | 一方向に完全 |
モース硬度 | 2 - 2.5 |
光沢 | 真珠光沢 |
色 | 黄色、褐色 |
条痕 | 白色、淡褐色、金色 |
比重 | 2.8 - 3.0 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
金雲母(きんうんも、phlogopite、フロゴパイト)は、雲母グループの鉱物。3八面体雲母の一種。
化学組成は KMg3AlSi3O10(OH)2で、Mg が Fe2+ に置換した雲母が鉄雲母(annite)。金雲母と鉄雲母は連続固溶体をつくり、その系列名「黒雲母」は、フィールド名として使われる。マグネシウムを多く含むものは黄色っぽいが、鉄が多くなると黒っぽくなる。
単斜晶系。比重 2.8~3.0。モース硬度 2~2.5。他の雲母と同じように、紙のように一方向にはがれる。
キンキラというのは金雲母(雲母=きら、きらら)からきた修飾語で刃物を砥ぐのに適した砥石になり、刃物の仕上がりの美麗性をキンキラ(キン)と称したのがこのキンキラの語源といわれている。この派生語にコンピラ、キンピラなどが位置付けられるという。
関連項目
参考文献
- M. Rieder et al., "Nomenclature of the micas", The Canadian Mineralogist, Vol. 36, pp. 41-48, 1998. PDF
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 松原聰・宮脇律郎 『国立科学博物館叢書5 日本産鉱物型録』 東海大学出版会、2006年、ISBN 978-4-486-03157-4。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
- Phlogopite(mindat.org)
- Phlogopite Mineral Data(webmineral.com)
- Micaグループ(地球資源論研究室)
金雲母と同じ種類の言葉
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