財務部統合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 19:58 UTC 版)
1966年に文化大革命が起きると極左思想の影響で、商品と貨幣の存在が否定され、銀行運営は大打撃を受けた。 1967年1月中央政府は銀行資金の管理について通達を出し、同行に対しても、あらゆる国家機関、国営企業、事業体からの支払い要求に対して、国家規定に沿うものでなければ一切支払わないように命ぜられた。 1968年に国務院が、財政の安定のために同行の預金凍結を命じた。翌1969年には同行は国務院財政部に併合され、各地にあった同行の支店や事務所も各地方の財政部門に統合された。同行は独立性を失い、財政部門と計画経済部門の記帳係と出納係となった。この状態は文化大革命の終結まで続いた。
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