調査地の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 23:17 UTC 版)
海底で発生する大規模な地震により生じた堆積物調査が行われる地点は、普段は潮汐や高波の影響を受けず、生物や人間による攪乱の影響を受けにくい海岸段丘面上、後背湿地(溢れた氾濫水が河川への排水を妨げられ長期間滞水する)な湖沼などが選定される。原子力発電所の立地や再稼働に伴う調査、水田や住宅地などでは工事に伴い実施されることがある。しかし、内湾である大阪湾、伊勢湾、東京湾では、人間による攪乱により堆積物の破壊が進んでいるため行われない。 日本国内 南海トラフ・相模トラフ地震大分県佐伯市米水津間越龍神池、高知県須崎市ただす池 高知県 - 土佐湾蟹ヶ池、過去6000年間の履歴が残る 徳島県 - 田井ノ浜の池、阿南市蒲生田大池、海老ヶ池 和歌山県 - 友ヶ島深蛇池 三重県尾鷲市 - 須賀利浦大池 静岡県浜名湖や湖西市 - 遠州灘沿岸低地、伊豆半島南端の入間 神奈川県鎌倉市材木座海岸および由比ヶ浜、三浦市毘沙門、三浦半島小網代湾 三重県度会郡南伊勢町 - 座佐池 鳥羽市相差宇塚 日本海溝地震千葉県九十九里海岸沿岸 - 白子町、長生村、九十九里町、山武市蓮沼海岸 宮城県 - 仙台平野 岩手県 - 宮古湾、大槌湾、吉里吉里湿地、大船渡市碁石浜 日本海東縁変動帯での地震北海道 - 積丹半島、奥尻島 青森県 - 十三湖 秋田県 山形県 - 新潟県 - 佐渡島加茂湖 福井県、京都府 - 若狭湾 島根県 - 益田市
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