試合組み合わせ
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「全国高等学校野球選手権大会」の記事における「試合組み合わせ」の解説
試合の組み合わせは抽選によって決まっている。現在は、開会式3日前に抽選会が開催され、全チームのキャプテンによるくじ引きで組み合わせが決定している。 抽選方式の変遷期間抽選方法第01回(1915年)- 第04回(1918年)不明 第05回(1919年)- 第07回(1921年)全試合抽選。 第08回(1922年)- 第12回(1926年)不明 第13回(1927年)- 第27回(1941年)全試合抽選。 第28回(1946年)- 第33回(1951年)現行と同じヤグラ方式。 第34回(1952年)- 第76回(1994年)全試合抽選。1回戦・2回戦・3回戦・準々決勝のそれぞれの最終日に甲子園球場で公開抽選の形式でまとめて決定していた。1952年8月11日の朝日新聞紙上に「今度の大会から、第3日第1試合の第一回戦(7試合14チーム)の番組と、不戦一勝のクジを引いた残り9チームによる第2回戦の取り組みを決めるだけで、勝ち残ったチームがどのチームと顔を合わせるかは次の抽選まで決まらないという方式をとった」と表記されている。第40回大会(1958年)、第45回大会(1963年)は記念大会として1県1代表制を採り、出場校が増えたため、3回戦までの組み合わせを事前に決定していた。また1979年以後1府県1校(北海道は南北、東京は東西の2校)がレギュラー化されてから2006年までは後述の通り、近隣都道府県・地域同士が初戦で対戦しないようにするための「東西対抗戦」方式を採っていた。 第77回(1995年)- 第94回(2012年)抽選会で3回戦までの組み合わせを決定し、準々決勝4試合と準決勝2試合はその都度で決定する。試合前で勝敗が決まっていないチームの抽選に関しては一塁側のチームが抽選を行った。 第95回(2013年)- 第98回(2016年)全試合抽選。抽選方法は以下の通り。大会直前に行われる組み合わせ抽選会では、初戦(1・2回戦計24試合)の対戦だけを決める。先に2校選出の都道府県の2代表が抽選を行い(同県同士が初戦で当たらないため)、その後他のチームが抽選を行う。なお、抽選順は事前に行った予備抽選で決定する。 大会開始後は試合ごとに勝利チームが抽選し、次戦の日程を決めていく。 1回戦の勝者による2回戦の抽選は第1日の3チームは第7日目、第2・3日の8チームは第8日目、第4・5日の6チームは第9日目の試合から引く。 3回戦の抽選は、2回戦最終日の第9日目の勝者だけは連戦にならないよう、第11日目の試合から引く。その他のチームは制約なし。 準々決勝の抽選は、連戦による選手の健康被害を最小限にするため、3回戦の1日目に当たる第10日目の勝者4チームは第1・第2試合から、連戦となる第11日目の勝者4チームは第3・第4試合から引く(第11日については、結果的に連戦となる)。 準決勝の抽選は制約なし(決勝でのベンチの位置もこの抽選で決まり、準決勝第1試合勝者が一塁側となる)。 第99回(2017年)-事前抽選で3回戦まで決定する方式に戻す。準々決勝の抽選方法は2013年以降のものを継続。 シード制は採用されていないため、初戦で強豪・注目校同士の対戦になることもある。 近隣高校同士の対戦回避については、当初は考慮されず、隣接県同士が初戦で対戦することも珍しくなかった。第59回(1977年)で、早稲田実(東東京)と桜美林(西東京)の東京勢同士が初戦で当たるなどしたため、第60回(1978年)以降1府県1代表制となるのをきっかけに導入された。導入当初は、新潟・長野・富山・岐阜・三重より東を東ブロック、福井・滋賀・京都・奈良・和歌山より西を西ブロック(石川は1987年まで東ブロック、1988より西ブロック)地区を境に東西対決方式で抽選する形が第88回大会(2006年)まで29年間続いていた。しかし、ブロック境界上の地域の代表は1992年の星稜(石川)対長岡向陵(新潟)を皮切りに、5度初戦でつぶしあうなどしていたため、第88回(2006年)限りでこの方式は廃止された。 第89回(2007年)からは東西対決方式を廃止し、フリー抽選式に戻した。ただし、同一都道府県で2代表選出している場合には、代表同士が初戦で直接当たらないように配慮している。
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試合組み合わせ
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「選抜高等学校野球大会」の記事における「試合組み合わせ」の解説
準々決勝以降も再抽選を行う夏の甲子園大会と違い、現在(1983年から)は組み合わせ抽選会において全ての組み合わせ表が決まり再抽選を行わない。併せて選手宣誓者も決定される。かつては開会式の2日前に全選手を集め毎日ホールや兵庫県立総合体育館で行われていたが、1995年以降は毎日新聞大阪本社オーバルホールにおいて主将のみで行われている。 1997年の第69回大会以降、組合せ抽選会では同地区および同県の高校同士が早い段階で試合を行わないような措置が施されている。 同県の高校とは決勝(3校出場している場合は準決勝)まで対戦しない。 同地区の高校は準々決勝まで対戦しない。 そのため、抽選会では出場校の多い地区からの抽選となる(北海道が1枠の場合は3枠の地域に含む。関東・東京は同一扱い、中国・四国は別枠、21世紀枠は各校の属する地域に含まれる)。出場枠が同じ地区場合は北から抽選。 上記の要件を満たすため、最大3段階で抽選を行う複雑な抽選方式が採用されている。
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