第1波とは? わかりやすく解説

第1波 (1918年3月–)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 09:15 UTC 版)

スペインかぜ」の記事における「第1波 (1918年3月–)」の解説

1918年3月4日アメリカ合衆国カンザス州アメリカ陸軍ファンストン基地で、アルバート・ギッチェル (Albert Gitchell) という名の兵士発熱頭痛喉の痛み報告し、これが記録され最初スペインかぜ症例とされている(それ以前にも記録にない感染例があった可能性が高い)。同日にはギッチェルの同僚である他の100人以上の兵士同様の病状訴え、ファンストン基地ではその後数日以内に計522人の罹患報告されることとなった当時アメリカ第一次世界大戦に参戦中であり、ヨーロッパへ派兵されるアメリカ外征軍大規模訓練場として使用されていたカンザス州のファンストン陸軍基地始まったインフルエンザの流行は、他のアメリカ軍基地ヨーロッパへ急速に拡大した1918年4月迎えた時点で、アメリカ中西部および東海岸フランス複数の港でエピデミック発生しており、4月中旬までに流行西部戦線達したその後流行フランス全土イギリスイタリアスペインへと広がり5月中にロシアオデッサドイツヴロツワフにまで到達した5月には北アフリカインド日本にも感染拡大し6月には中国アウトブレイク報告されたが、7月オーストラリア達した後、パンデミックの第1波は後退始めた1918年第一四半期始まったスペインかぜの第1波は、比較穏やかなであった死亡率平時比べて際立って高いものとはならずアメリカで1918年1月から6月までに報告されインフルエンザによる死者最大75,000人にとどまり1915年同時期でも最大63,000人)、スペイン・マドリードにおける1918年5月6月死者数1000未満だった。一方で、第1波はフランス軍イギリス軍、およびドイツ軍兵力多く罹患させたため、第一次世界大戦軍事作戦には大きな混乱もたらされた。 第一次世界大戦中士気維持のため、アメリカヨーロッパ各国インフルエンザの流行について報道統制が行われた一方で中立国であったスペインでは被害の状況自由に報道された。首都マドリードでは1918年5月頃から第1波についての新聞報道始まりその後国王アルフォンソ13世が罹患する報道はさらに大々的になった。第1波時にスペイン発の報道注目され結果発生源スペインであると広く信じられ、このパンデミック世界的にスペインかぜ (Spanish flu)」と呼ばれることとなった

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第1波

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日本における2009年新型インフルエンザ」の記事における「第1波」の解説

^ 症例定義厚生労働省 2009年5月22日 ^ 症例定義改訂版 1ページ目、2ページ目、5ページ28(4)厚生労働省 2009年5月22日 ^ 症例定義詳細 ^ 症状ない場合厚生労働省 2009年5月22日 ^ 厚生労働省 (2009-10-02), 指針, 厚生労働省ホームページ > 健康 > 感染症情報 > 新型インフルエンザ, http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu091002-09. 2009年10月2日閲覧

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第1波

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日本における2009年新型インフルエンザ」の記事における「第1波」の解説

2009年4月27日-6月18日発熱相談センター相談の後、発熱外来受診検査 感染可能性発熱、せき、鼻水、のどの痛み等の症状がある(症状おさまった場合も含む)症状がない感染報告されている地域への渡航歴滞在歴(国内外日本における流行前線情報DB学校サーベイランス(兵庫県)薬局サーベイランス神戸モデル 発熱相談センター電話の後、症状等から新型インフルエンザ感染していると医師が疑う場合発熱センター指定日時に、指定され交通機関で、指定され入り口から、指定医療機関受診しPCR遺伝子検査)等を行う。病院には高齢者人工透析心臓疾患糖尿病呼吸器疾患妊婦乳幼児など重症化/死亡する可能性のある人々多数集まっているので、感染拡大・・感染者重症化死亡を防ぐため、発熱センター事前に連絡しないまま通院してはいけない。 発症前に診断することは困難 感染者または疑似症患者との接触歴(2メートル以内接近周囲インフルエンザ症状呈する者が3名以上(職場学校家族など周囲他の疾患流行していない 6月19日以降は、通院前に電話受診時間などを確認することを前提に、全診療機関受診

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