竜文切手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 02:02 UTC 版)
竜文切手は日本最初の切手である。印刷は薄手の和紙で切手の目打も裏糊もなかった。またサイズが19.5mm四方の正方形であり、このサイズは日本で発行された切手の中で最も小さいものである。国名表記もなされていなかった。 この額面は通貨改革が行われていなかったため、江戸時代の通貨単位のままであった。なお48文という端数額面であるが、これは江戸期には100文以上の勘定を九六勘定とする慣習があり、100文の半額という意味であったという。九六勘定は100文以上について行われ、100文切手は96文、200文切手は192文、500文切手は480文で買えたが、48文切手については額面を50文とすれば丁銭勘定となり50文支払うことになり、これに対する措置と思われる。 また切手の額面は距離別及び重量別の料金体系に沿ったものであり、たとえば創業当日に東京から横浜に1匁までの書状を差し出すには48文であり、5匁の場合には10倍の500文が必要であった。 48文切手 100文切手 200文切手 500文切手
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