竜銭切手
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1871年(明治4年)旧暦5月10日の新貨条例制定により新通貨『圓(円)』が導入されたため、翌年の1872年(明治5年)2月に「銭」の単位に変更した竜銭切手が発行された。ちなみに同切手は日本初の目打付切手でもある。また後期には裏糊もつけられた。しかしながら、印刷版の準備が間に合わず、竜文切手の原版(第2版)を流用使用、額面だけを差し替えたものを製造した。額面は100文を1銭、48文を5厘と改訂された。 この竜銭切手は、7月に後継の「桜切手」(印刷方法は竜切手とほぼ同じで、この切手の途中から、政府機関である紙幣寮が切手製造を行うことになった)が発行されたため、製造期間が極めて短い。そのため竜切手はいずれも残存数が多くなく、カタログでの評価額も高額である。
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