科学的探査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 07:05 UTC 版)
「マーズ・パスファインダー」の記事における「科学的探査」の解説
着陸機にはImager for Mars Pathfinder(IMP)、Atmospheric Structure Instrument/Meteorology Package(ASI/MET)の二つの観測装置が搭載が搭載され、これらにより火星の磁力・気圧・温度・風の観測が行われた。 ローバーは秒速1センチメートルの速度で移動でき、通信中継基地をかねる着陸機を中心として半径500mを走行できた。 ローバーに搭載されたαプロトンX線分光計(APXS)は岩石に含まれる元素を0.1%の精度で検出した(水素を除く)。その結果、地球の安山岩、玄武岩に似た組成を持つ石が発見され、それぞれできた年代が異なる石が複数発見されたことから、かつて洪水によってこれらの石が運ばれたのではないかと考えられ、太古の火星に水があった証拠の一つとされた。 ローバーは前面にステレオモノクロカメラ1対、後部に1つのカラーカメラを搭載し、83火星日の間に550枚の画像を地球に送信し、16の化学的成分分析を行った。
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