登場する神々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 15:48 UTC 版)
一言主(ひとことぬし)/葛城の神 葛城山に住まう大神。その名の通り、発した言葉がすべて現実のものとなる強大な神通力を有しており、その力をあやかろうとして各地から参拝する者が絶えない。病により普段は巨大な龍の姿をしているが、これを自ら醜いと厭い人間の前に現れる際には専ら若い女性の姿をとることが多い。 小角を始め従者たちからは「コト様」と愛称で呼ばれることが多い。 妟尹石(あんいんせき)/アンイグンスク 相模国の丹沢に坐するエビシの神。一言主とは親しい仲であり、彼女の知己とされる。巨大な蜘蛛のような姿であるが、小角らに対してはフランクに接し、陽気な口調で人々と相まみえる。 切風孫命神(きつぷうそんのみことのかみ)/キップソン 妙が住んでいた里の氏神。巨大な大蛇のような姿を持ち、雉を神使として使役する。里を庇護する代償として毎年12歳の娘を生贄として召している。 『環蛇の鏡』と呼ばれる時空を超越することのできる神器を操る。 早天羅比売神(さでらのひめのかみ) 蚕の姿をした女性の神。社を構える山には人食い鬼が住んでいるため、厄神と思われていたが本来は縁結びの福神である。一言主の知己であり、これにあやかって訪れた小角らを当初は不遜な輩と思い込んでいたが、目的を知るや否や優しく歓待する。 良縁悪縁問わず、如何なる相手でも縁を結ぶことのできる神器『天蚕赤糸(てんさんあかいと)』を持つ。 日吉尾比古(ひえのおびこ) 獅子のような姿をした大神。猩猩を神使とする。治める村人たちからの信仰心を失ったために子供のような姿となり、神器を操る力もなくなったために水害の発生した村を助けずに不貞腐れていた。山から湧く水を使った神酒「真白稗酒(ましらのひえざけ)」を飲み、猩猩の姿となって正気を失った小角と村人たちを救うため、妙が早天羅比売神から受け取った『天蚕赤糸』で彼女と日吉尾比古とを結んだことで、最終的に元の姿と神通力を取り戻す。 間子/アイノコ様 全知とされる大神でその知識を求めて参拝する者が絶えない。その社は現代の男子高校生の自室へと繋がっており、彼がインターネットで調べた知識を訪れた者たちに与えていた。当初は彼こそが「アイノコ様」と思われていたが、真の「アイノコ様」は彼に取り憑いたキノコのような姿をした女性の神である。「アイノコ様」に魅入られたことで彼自身が神器となり、食料と電気は尽きないものの自室ごと異空間に囚われているために元の世界に戻ることができなくなっている。 男子高校生の本名は不明だが、彼がコーラを飲む様子を見た参拝者たちからは「墨を飲む者」と呼ばれている。 能美火神(のみのほのかみ) ノミの姿をした神。恵みを大きく、厄災は小さくする力を持った神器『蚤楽囃子(そらばやし)』で氏子たちに尊崇されていたが、時代が下るにつれて人々からの信仰されなくなったことで神通力を失い、その身も小さくなってしまったことを危惧した結果、『蚤楽囃子』で人々を小さくして従わせることで文字通り身の丈に合った尊崇を集めることを思いついて実行していた。 穂生惧主(ほのきぐぬし) 巨大なオオサンショウウオのような姿をした神。治める里へ落下してきた「天の大井戸」に対し、氏子を守るために身を挺して受け止めたことで異空間に飛ばされ、破ることのできない繭玉に閉じ込められている。繭玉の中では一週間しか経過していないが、外の世界では千年以上経過しており、脱出する手段もなく途方に暮れていた。 時折、「いとガッデム」や「グッネス」など時代にそぐわず英語交じりに話す。神使はチンアナゴ。
※この「登場する神々」の解説は、「峠鬼」の解説の一部です。
「登場する神々」を含む「峠鬼」の記事については、「峠鬼」の概要を参照ください。
-登場する神々-
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/04 08:30 UTC 版)
アル=エル 天の主たる大神。七人の兄妹神の父。 グランヌス 長兄。恐ろしき嵐と轟然たる雷光より竜族ドラゴをつくり、種族に大いなる嵐の息と、雷をまとう鱗をさずける。 オグミオス 次兄。聖なる銀と妙なる月光より賢狼ルガルをつくり、種族に邪を退ける銀の毛皮と、夜を照らす月光のごとき知恵をさずける。 ウォルカヌス 三番目の兄。硬き岩と燃える火より巨人ギガスをつくり、種族に頑健な巌の体と、吹き上げる炎にも似た剛力をさずける。 エスス 四番目の兄。緑の木々と野に咲く花々より妖精小人リリピティエンをつくり、種族に永らえる大樹のごとき先見の力と、草花を御する声をさずける。 ベリヌス 五番目の兄。燦然たる星々とまばゆき宝硬石より聖霊ウルフェをつくり、種族に彼方まで届く光の矢と、けっして汚れぬ宝硬石の瞳をさずける。 ディスパテル 六番目の兄。黒き闇と疾き風より大鴉コルボをつくり、種族にすべてを覆う闇の息吹と、死をも運ぶ疾き翼をさずける。 エウレネ 末妹。塵と芥に自分の乳を混ぜて人間をつくる。さずけられる恩寵がなにも無い人間に、自分の持てる愛のすべてをさずける。
※この「-登場する神々-」の解説は、「獅子の玉座」の解説の一部です。
「-登場する神々-」を含む「獅子の玉座」の記事については、「獅子の玉座」の概要を参照ください。
- 登場する神々のページへのリンク