横河グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 05:45 UTC 版)
横河グループ | |
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日本の企業グループ | |
中核企業 | 横河電機株式会社、株式会社横河ブリッジ、株式会社横河建築設計事務所 |
横河グループ(よこがわグループ)は、建築家、工学博士横河民輔が創業した企業グループ。
当時、日本を代表する建築家であった横河民輔は、実業家としての才能にも恵まれ、三井元方(三井財閥の持株会社)から独立し、横河工務所(現・横河建築設計事務所)を設立したことを契機に、横河橋梁製作所(現・横河ブリッジ)、横河電機製作所(現・横河電機)を相次いで設立し、横河グループの基礎を築いた。その他、横河グループの持ち株会社として横河元方(現・横河商事)、東亜鉄工所(現・横河東亜工業)なども設立し、この五社を「横河五社」と称し、現在でも横河グループの源流企業と位置づけられている。
しかし、戦時中、軍需の増大に伴い、横河五社のうち横河橋梁製作所、横河電機製作所は多額の増資が必要となり、創業家である横河家の持株比率が低下したことから、横河元方を中心とした持株会社体制が崩れ、戦後、横河五社は資本的には自主独立の経営を行った。現在は、横河ブリッジホールディングス、横河電機がそれぞれグループ会社を擁しているが、この2社と横河建築設計事務所を含めた3社の間では「横河グループ」としての公式な活動は行われていない。
構成会社
- 株式会社横河ブリッジホールディングス(東京都港区)
- 株式会社横河建築設計事務所(東京都目黒区)
- 横河東亜工業株式会社(東京都品川区)
関係の深い企業・団体
- 学校法人郁文館夢学園(横河民輔の妻の実家が創設)
- 学校法人東京女子学園
- 東京フットボールクラブ株式会社(FC東京)
- 日本ヒューレット・パッカード株式会社(横河電機との合弁で設立したコンピュータ機器会社「横河ヒューレット・パッカード」が母体)
- アジレントテクノロジー株式会社(旧HP社の測機器関連(実は同社の祖業)部門を会社分割により設立)。
- GEヘルスケア・ジャパン株式会社(旧横河メディカルシステム→GE横河メディカルシステム)
- ジョンソンコントロールズ株式会社(鷺宮製作所と合弁→資本撤退(日本ジョンソンコントロールズ)→横河電機と合弁→資本撤退(現社名))
- トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(旧・トヨタマックス)
- 国際チャート株式会社(横河電機が最初に買収、後に東芝テックに売却、現在はナカバヤシの子会社)
横河グループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 01:18 UTC 版)
横河民輔が直接設立した横河グループの源流の横河建築設計・横河ブリッジ・横河電機・横河商事・横河東亜工業は横河五社と呼ばれ持株会社である横河商事の元に運営されていた。戦時中、軍需の受注増大に伴い各社が急拡大する過程で、資本的関係が薄れ、戦後は自主独立の経営を行った。 近年ではもっとも規模が大きい横河電機が、横河商事、横河東亜工業、横河ブリッジに資本参加。横河商事は横河電機の系列会社となる。横河ブリッジについては、筆頭株主として監査役1名(横河電機元副社長)を派遣し、関係が再び強まりつつある。横河建築設計については、横河電機が本社ビル建設の際に設計を委託しており、関係を有する。現在、創業家である横河家からは、中興の祖といわれる横河正三名誉会長以来、横河電機の経営者は出ていない。ただ、関係会社に社長1名、監査役1名に横河家出身者がいる。 詳細は「横河グループ」を参照 国内販売は代理店、特約店販売を主にしている。 主な代理店 名三工業 向洋電機 横河商事 新川電機 西川計測 ニノテック 東京電機産業 太陽計測 国華電機 美和電気工業 システック井上 八洲貿易 菱電社測 協立電機 明治電機工業 大豊産業
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