とうきょう‐ちかてつ〔トウキヤウ‐〕【東京地下鉄】
東京地下鉄
東京地下鉄(東京メトロ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:56 UTC 版)
「発車メロディ」の記事における「東京地下鉄(東京メトロ)」の解説
多くの路線では発足以来、帝都高速度交通営団時代に採用された「営団ブザー」と通称されるブザーを使用してきた。その後、1991年に開業した南北線で、初めて発車メロディが導入された。また、2008年に開業した副都心線では、駅ごと、ホームごとに異なる発車メロディを導入し、現在他の路線でも発車メロディが導入された。。東京メトロではこれを「発車サイン音」と称している。 南北線1991年11月29日の第1期区間開業時より東急目黒線・都営三田線・埼玉高速鉄道線と共通の、沿線の川や滝などの流水をイメージしたメロディ」を導入した。当初は入線時にもサイン音が流れ(2000年9月26日の全線開業時に廃止)、またA線・B線で統一したメロディを使用していた。都営三田線と同一ホームの白金高輪駅のみ組み合わせが逆であった。 南北線を走行するすべての車両にもこのメロディが、車載メロディとして搭載されている。 2015年3月10日から13日にかけて、各駅ごとに異なるメロディに変更された(東急が管理している目黒駅を除く)。なお、後楽園駅では東京ドームにちなんで「Take Me Out to the Ball Game」を採用した。 丸ノ内線2008年6月より使用開始。当初は列車に搭載の車載メロディを使用し、A線・B線で統一していた。ただし、後楽園駅と茗荷谷駅のみ駅備え付けのブザーを使用していた。その後ワンマン化に伴い後楽園駅は駅メロディの試験使用を経て乗降促進メロディ使用に変更され、茗荷谷駅は駅メロディの試験使用、乗降促進メロディ使用停止期間を経て、早朝深夜の時間帯を除く終日ブザーの使用に変更された。また、新宿駅や池袋駅では平日朝ラッシュ時のみ駅員の操作する駅ブザーを使用する。 2012年2月1日から、平日ラッシュ時間帯および茗荷谷駅・方南町支線を除く全駅で駅ごとに異なるメロディを使用開始した(ただし、四ツ谷駅・池袋駅は放送装置の改修が間に合わず、3月頃からの使用開始となった)。 方南町駅6両編成対応に伴う2019年7月5日のダイヤ改正より、方南町支線にも発車サイン音が導入された(ただし使用するのは6両編成のみ)。 車載メロディの曲名はA線が「街並みはるか」、B線が「舞フラワー」である。 有楽町線・副都心線副都心線小竹向原駅 - 渋谷駅間は開業時より使用。有楽町線地下鉄成増駅 - 新木場駅間は2011年2月から2014年2月にかけてホームドア稼動開始に合わせて順次使用開始した(共有区間となる地下鉄成増駅 - 氷川台駅間は共通のメロディを使用)。和光市駅は2012年7月より駅メロディを使用開始したが、同年12月にベルに戻された。渋谷駅は東急東横線発車時とは別の曲が使われる(後述)。 両路線では共通の車載メロディが導入されており、曲名はA線は「未来電車」、B線は「Rapid」である。 銀座線2012年10月30日より浅草駅と上野駅で、31日より銀座駅と溜池山王駅で発車メロディを使用開始した。2015年6月16日から20日にかけて田原町駅 - 神田駅間に拡大し、残りの駅でも2018年7月から同年11月にかけて使用を開始した。 以下の駅では、駅や街にゆかりのある楽曲をアレンジしたものを導入している。それ以外の駅では、駅周辺のエリアコンセプトにちなんだオリジナルメロディを導入している。 駅名曲名導入年月日浅草駅花 2012年10月30日 上野駅さくら(独唱) 神田駅お祭りマンボ 2015年6月20日 三越前駅お江戸日本橋 2018年8月30日 日本橋駅お江戸日本橋 2018年8月30日 銀座駅銀座カンカン娘 2012年10月31日 また、2019年3月26日より車載メロディも導入されており、曲名はA線が「水の都」、B線が「小鳥のワルツ」である。 東西線2015年5月から6月にかけて順次、向谷実の作曲・編曲による発車メロディを使用開始した(JRが管理している中野駅を除く)。メロディは各駅で異なるが、進行方向に聴きつなぐと1曲になる。なお、九段下駅では日本武道館までの坂道が歌詞に織り込まれた「大きな玉ねぎの下で 〜はるかなる想い」(爆風スランプ)、日本橋駅では民謡「お江戸日本橋」が採用された。 また、2018年11月26日より車載メロディも導入されており、曲名はA線が「スカイブルー」、B線が「アゲハ蝶のワルツ」である。 千代田線2015年6月から9月まで発車メロディに関するリクエストを募集した結果、乃木坂駅で「君の名は希望」(乃木坂46)が採用されることになり、2016年3月26日から使用開始した。メンバーの生田絵梨花がピアノ演奏した音源が使用されている。 残りの駅についても、2018年10月6日から27日にかけて順次使用を開始した(代々木上原駅・北千住駅を除く)。 また、車載メロディも導入されており、曲名はA線が「すべてここから始まった」B線が「色鉛筆」北綾瀬支線は、綾瀬方面が「Go Forward」北綾瀬方面が「かぎろい」である。 日比谷線2015年6月から9月まで発車メロディに関するリクエストを募集した結果、秋葉原駅で「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)、銀座駅で「銀座の恋の物語」(石原裕次郎・牧村旬子)がそれぞれ採用されることになり、秋葉原駅は2016年3月31日から、銀座駅は同年4月8日から使用開始した。 残りの駅についても、2020年2月7日に中目黒駅・北千住駅を除く全駅で使用を開始した。 また、車載メロディも導入されており、曲名はA線が「メトロの休日」、B線が「七色の翼」である。 半蔵門線2018年9月8日に青山一丁目駅に先行導入され、同月13日より全駅で使用開始した(東急が管理している渋谷駅を除く)。なお、三越前駅では民謡「お江戸日本橋」、半蔵門駅では国立劇場の最寄り駅であることから、押上方面は人形浄瑠璃文楽から「寿式三番叟」、渋谷方面は歌舞伎の黒御簾音楽から「てんつつ」が採用され、日本芸術文化振興会の監修により和楽器音源とシンセサイザー音をミックスしてメロディが制作されている。 また、2019年8月24日より車載メロディも導入されており、曲名はA線が「新しい仲間」、B線が「晴れ晴れと」である。
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