本丸とは? わかりやすく解説

ほん‐まる【本丸】

読み方:ほんまる

日本の城郭で、中心をなす一区画城主居所で、多く中央天守天守閣)を築き周囲に堀を設ける。

比喩的に物事中心最重要箇所。「政治改革の—と位置づける


本丸 (ほんまる)

城の中心部にあり、最も重要な場所のことです。


本丸

読み方:ホンマル(honmaru)

所在 栃木県下都賀郡壬生町


本丸

読み方:ホンマル(honmaru)

所在 埼玉県さいたま市岩槻区


本丸

読み方:ホンマル(honmaru)

所在 埼玉県行田市


本丸

読み方:ホンマル(honmaru)

所在 富山県富山市


本丸

読み方:ホンマル(honmaru)

所在 愛知県名古屋市中区


本丸

読み方:ホンマル(honmaru)

所在 熊本県熊本市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

本丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/19 10:09 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

本丸(ほんまる)とは、日本の中核となる曲輪(くるわ)の名称である。一の曲輪本曲輪一の丸(『日葡辞書』)とも称される。中世城郭では、本城実城(みじょう)詰丸などと呼ばれ、城によって呼び名が異なる。日本の中世考古学においては主郭(しゅかく)と呼称される。

また、比喩的に、物事の本質、組織の中核を指すために用いることがある。

用途

近世城郭(平城)の本丸(名古屋城。1933年ごろ)
復元された名古屋城の本丸御殿と天守(2018年4月)

中世の山城では、本丸に当たる主郭に大将が居する陣屋を置き、戦時や城に立て篭もるときは麓の館から主郭の陣屋に入って指揮を執った。

近世における本丸は、城主とその家族が暮らす奥御殿と政庁である表御殿を置き、必要に応じて重層な天守を建て並べ、城主の権威の象徴として、また最後の守りとしての体裁を持った。また、本丸の内または本丸と別に、天守のある小規模な曲輪を形成している場合もあり、天守曲輪または天守丸と称した。

一方で、そうした本丸の機能を二の丸や三の丸などに置き、本丸には櫓や天守などの防御施設だけを建てて日常生活が可能な屋敷を置かずに簡素化したり、面積を狭くして戦時における詰の丸としての機能だけをもたせる場合もあった。

本丸の御成御殿

特殊な用途として、江戸時代の大坂城名古屋城淀城宇都宮城川越城などのように、本丸に置かれた御殿を将軍が「御成」の際の宿泊所として使用するため、本来の城主は本丸以外の曲輪に別の御殿を置いて、そこで政務や日常生活をしていた例もあった。名古屋城や淀城の場合は、おもに将軍が京都に上洛する際の宿泊所として、宇都宮城の場合は日光東照宮に参詣の将軍が御成の際に宿泊した。大坂城の場合は江戸の徳川将軍家が直接の城主であったため、普段は幕府派遣の大坂城代とその部下たちが西ノ丸や二の丸に詰めていた。こうした徳川将軍の御成専用の本丸御殿は「御成御殿」と呼ばれていた。[1][2]

現状

現存する本丸御殿は非常に少なく、高知城川越城松前城などである。この中で、高知城の本丸は天守、御殿、城門、櫓、塀がそろって現存する例である。

出典

  1. ^ 加藤理文・松岡敏郎ら8名執筆 学習研究社編『歴史群像特別編集 【決定版】図説 よみがえる名城 白亜の巨郭 徳川の城』学習研究社 2008年
  2. ^ 平井聖監修『城 東海4 天下人への夢馳せる群雄の城』毎日新聞社 1996年

関連項目


本丸(ほんまる)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 14:25 UTC 版)

曲輪」の記事における「本丸(ほんまる)」の解説

城の中枢部であり、本丸御殿のような居住域政務域を持ち戦時には最終防衛線となる。本城、一の曲輪などとも呼ばれる詳しくは本丸の項目を参照のこと。

※この「本丸(ほんまる)」の解説は、「曲輪」の解説の一部です。
「本丸(ほんまる)」を含む「曲輪」の記事については、「曲輪」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「本丸」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

本丸

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 07:19 UTC 版)

この単語漢字
ほん
第一学年
まる
第二学年
重箱読み

名詞

(ほんまる)

  1. 城のくるわ一つで、守備の際に最終拠点となる場所
  2. 守備における最後よりどころたとえ

発音(?)

関連語


「本丸」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「本丸」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||


4
94% |||||

5
本城 デジタル大辞泉
94% |||||



8
腰郭 デジタル大辞泉
76% |||||



本丸のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



本丸のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
防府市教育委員会防府市教育委員会
Copyright 2025,Hofu Virtual Site Museum,Japan
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの本丸 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの曲輪 (改訂履歴)、金山城 (美濃国) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの本丸 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS