救急医療
救急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 04:25 UTC 版)
救急は、生命・身体に危機が差し迫った傷病者を病院まで搬送する業務である。救急隊が救急自動車に搭乗して実施する。救急は元々消防の任務ではなく、大都市で任意に消防機関による救急業務が行われてきたが、1963年に消防の任務として法制化された。以後、救急出動件数は増加の一途をたどり、2000年代には年間約500万件にのぼり、年間火災件数の約7~8万件と比べると格段に多く、消防の主任務となりつつある。本来は危機の差し迫った傷病者を搬送するのが業務であるが、軽度なケガ・病気による救急要請が非常に多く、真に救急搬送を要するのは500万件のうち半分以下の200万件程度ではないかとも言われている。このため、救急車が出払い、重症患者の搬送に支障をきたすような事態がある。 また以前、救急隊員には、傷病者を病院まで搬送するだけで、医療行為を行うことは認められていなかったが、心肺停止など緊急性が特に高い傷病者については、早期の医療処置が必要であるとの声が高まり、1991年に救急救命士制度が創設され、有資格者は一定条件の下で特定の医療行為の実施が可能となった。救急隊に救急救命士を最低1人配置するため、教育訓練が精力的に進められている。2003年以降、電気的除細動、気管挿管、薬剤(アドレナリン)の投与などの行為が順次、救急救命士の業務として新たに認められるようになっている。 救急活動(防災訓練にて) 高規格救急車
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「救急」の例文・使い方・用例・文例
- 救急車で
- 救急車を呼んでください
- そのけが人は救急車から病院に運び込まれた
- 救急箱を手近に置いておくべきです
- 救急車はただちに駆けつけた
- 救急病院
- 救急箱
- 救急車は赤信号で止まらなくてもよい
- 救急任務
- 無線で救急隊に助けを求める
- 救急業務
- その病院は新しい救急棟を建てる予定だ
- 当院が24時間の救急受け入れ態勢を整える
- 20人以上が救急車で近くの病院に運ばれた
- 今すぐ救急車を呼びます。
- 私たちはその救急患者をすぐに受け入れるべきだ。
- 私の勤める病院は、救急指定病院に指定されています。
- 私は直ぐに救急車を呼んだ。
- 私は救急車を呼んだ。
- 先週の金曜日、妻が救急車で病院に運ばれました。
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