攻撃ツール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 00:43 UTC 版)
荒らしプログラムとは、主にWeb掲示板を荒らすために作られたプログラムを指すが、内容としてはHTMLの解析やHTMLFORMの送信機能を備え、連続投稿を可能としたHTTPクライアントで、DoS攻撃プログラムに準じている。F5アタックがWebブラウザからのGETメソッドによるhttpアクセスしか出来ないのに対し荒らしプログラムは様々なメソッドにおいてのアクセスを可能としている。また前述したDDoSに準じ、踏み台となったサーバからの一斉攻撃を行うものもある。少しHTMLの知識があれば使える物や、アドレスを入力するだけで使えるようになる(自動解析)ツールも存在する。主にPerlによって記述されるが、これも踏み台とされたサーバでの利便性を考えたものである。コマンドで、ping -n ○○(回数)-l (1~65500) ipアドレス を入力することで、多少の負荷はかけられるが、大した攻撃にはならない。 LOICは、アノニマスの常套手段となっていた。例えば2010年ペイバック作戦においても使われた。 HOIC(High Orbit IonCanon)は、LOICの後継として2010年ペイバック作戦の時期に開発された。 Slowlorisは、Slow HTTP Headers攻撃を再現する。 Stacheldraht(独:「有刺鉄線」の意)は図に示すように、踏み台側のエージェントと、エージェントを操るハンドラーと、攻撃者がハンドラーを操るクライアントから成るDDoS攻撃ツールである。 イギリスのGCHQは、`PREDATORS FACE'と`ROLLING THUNDER'というDDoS攻撃ツールをもっている といわれている。 田代砲はhttpリクエストを連続送信するスクリプトを組み込んだ極めて単純な攻撃ツールの一例である。メガ粒子田代砲や連装田代砲などのより攻撃的な亜種も多数開発された。
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