心情
心情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 14:22 UTC 版)
序文を書き出しておく。この一文に釣りの真髄および、采女の生涯の心情が読み取れる。 嗚呼、釣徒の楽しみは一に釣糸の外なり。利名は軽く一に釣艇の内なり。生涯淡括、しずかに無心、しばしば塵世を避くる。すなわち仁者は静を、智者は水を楽しむ。あにその他に有らんか 以下は意訳である。 ああ、釣り人の楽しみは“釣果”に尽きる、などというわけではない。社会的名誉などは重要ではない。いま、自分の世界はこの釣り船の中が全てであり、完結している。だが生きていくとそれだけで、どうしてもなにかと煩わしい。だから自分は人生のそんなことにはこだわらず、とにかく無心に、時々は世の中の煩わしいことは忘れることにしている。つまり仁(この場合は慈悲や憐憫)の心を持つ者は心静かであることを楽しむし、智恵のある者は水に楽しむ(釣り)のだ。ほら!これほどの楽しみがあるだろうか。
※この「心情」の解説は、「何羨録」の解説の一部です。
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「心情」の例文・使い方・用例・文例
- 心情的な理由から
- 音楽を聞くことであなたの心情をコントロールすることが可能なのである
- 心情的には賛成、けれど現実的に反対します。
- 常に取り壊される危険にさらされているのは、それほど重要かどうか決定しがたい場合である。つまり、実際、芸術的価値や歴史的価値はないかもしれないが、心情的に人々が愛着を持ち、愛するようになった堂々とした昔の建物の場合である。
- 嫉妬心くらい強く人間の心情に巣食う情熱はない。
- 我々が真理を知るのは、理知によるだけではなく、また心情(こころ)によって知るのである。
- 彼の行動を容認するわけにはいかないが, あのような行動をとるに至った心情には共感できるところがある.
- 彼らの気持ちは心情的に理解できるが, その行為は認めがたい.
- その心情を察するといじらしくていじらしくてたまらない
- 彼の心情が思いやられる
- 心情憐むべし
- 日本的心情を歌う流行歌
- 相手の心情
- 人の心の奥に秘められている感じやすい心情
- 性質と心情
- 世人の心情
- 民衆の心情
- 相手の心情に対して,理解のないさま
- 相手の心情に対して,理解のないこと
- 心情やふるまいなどが上品で奥ゆかしい様子
心情と同じ種類の言葉
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