広まり
広まり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 07:56 UTC 版)
このジョークには「元ネタ」がある。やゆよ記念財団という、ネタとしての嘘ニュースを執筆し公開しているwebサイトにおいて、1995年に発表された作品がそれである。さらに同サイトを運営しているやゆよがこのネタを初めて発表したのは1990年代前半のパソコン通信、ニフティサーブのコメディフォーラムの「嘘情報」会議室にまでさかのぼる。 1998年秋、このネタはインターネットでチェーンメール化し、拡散し始めた。千葉県内の大学研究室のホームページに架空の研究報告を載せたことが発端であったとされる。ジョークが広まるに連れて「『日本経済新聞』の(1998年)11月16日付朝刊に掲載された」といった具体的な「ニュースソース」が付加された。外国通信社のニュースページを騙る偽ニュースサイトに、同内容の記事が1998年11月4日のワシントン発の外電で配信されたかのように掲載されたこともあった。 「ハナゲ」の提唱者としては2パターンがあり、それぞれ北海道大学医学部教授と室蘭市立医科大学教授(もしくは助教授)とされる具体的な人名が挙げられていたが、北海道大学によると該当の教授は実在しないとのことである(1999年当時)。なお「室蘭市立医科大学」という大学は実在しない。 ネタはその後、インターネット外でも広がり続けた。女優の室井滋は知人からこの話を聞き半信半疑であったが、実際に他の女優と鼻毛を抜き合ってみたところ明らかに痛みの感じ方に差があったため嘘だと気付いた、という体験談を発表している。またBSフジが2000年12月から放送していた番組「宝島の地図」ではこのチェーンメールをもとに、「悪さ」「はかなさ」などの単位を作る「新しい単位」というコーナーが設けられた。後に出版された書籍版は「めざましテレビ」などで紹介されその後、書籍版の第2弾とDVD版も発売された。書籍版はシリーズ累計で40万部を超えるベストセラーとなった。 鼻毛に関する「研究報告」が報道された例はその後もあり、2013年4月1日には東京新聞が「日光薬科大のチームが花粉症対策として鼻毛の育毛剤を開発した」と報じた。しかし、日光薬科大も実在しない大学である。
※この「広まり」の解説は、「痛みの基準はハナゲ」の解説の一部です。
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「広まり」の例文・使い方・用例・文例
- 海外との取引は増加しており、東洋コンピューターの名前は世界に広まりつつあります。
- そのニュースは少しずつ広まりました。
- 怪しげに現れる話で、様々な形で自然に広まり、通常は間違っている
- 一時的に世間に広まりさかんに使用されることば
- そして,世界の他の地域にも広まりつつある。
- 8月21日,厚生労働省はH1N1亜型インフルエンザ(新型インフルエンザ)ウイルスが現在,全国に広まりつつあると発表した。
- ひとたび学校が始まれば,新型インフルエンザはさらに広まりそうだ。
- そのニュースは口コミによってすぐに広まり,多くの人が島の風景とアート作品を楽しむために佐久島にやって来た。
- ハロウィーンは遠い昔,米国に初めて登場し,その後19世紀に広まりました。
- 同組合は,山梨のワインにブランド名を与えることで,そのワインが世界中に広まり,願わくはより多くの人々が山梨のブドウ農園で働くようになることを期待している。
- スタックスの英雄的行為の映像はたちまち広まり,彼の支持率は上昇する。
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