にょうほう‐しょう〔ネウホウシヤウ〕【尿崩症】
尿崩症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/24 04:00 UTC 版)
尿崩症(にょうほうしょう、Diabetes insipidus; DI)とは、腎臓での水の再吸収が正常に働かず、口渇、多飲、多尿となる疾患のことである 。原因には、 バソプレッシンの合成または作用の障害により、水分を体内に保持する作用を持つ抗利尿ホルモン(ADH)の分泌欠乏による中枢性尿崩症、ADHの効力低下で尿量が増える腎性尿崩症の2タイプに分けられる[1]。英語名の由来は糖尿病(Diabetes mellitus)と違って、尿が無味であること(Diabetes=多尿、Insipidus=無味)による。
- 1 尿崩症とは
- 2 尿崩症の概要
尿崩症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:52 UTC 版)
脳浮腫により脳圧が亢進すると視床下部および脳下垂体が機能不全に陥り、下垂体後葉から分泌されるバソプレシンなどのホルモンが減少することによって尿量が増加する。これは後述する3H療法の妨げとなる。形態により真性尿崩症(Diabetes insipidus)、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(Syndrome of inappropriate anti-diuretic hormone)、塩類喪失症候群(Salt-wasting sydrome)の3種類がある。血中のヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドを測定することによって、低ナトリウム血症の危険性をある程度予測することができると報告されている。
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