小浜八弥とは? わかりやすく解説

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小浜八弥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 08:54 UTC 版)

小浜 八弥(おばま はちや、1891年明治24年)12月8日 - 1973年昭和48年)4月6日[1])は、日本の農林官僚。官選静岡県知事農林次官。旧姓・稲富。

経歴

佐賀県出身。稲富正六の二男として生まれ、小浜又吉の養子となる。第一高等学校を卒業。1917年3月、東京帝国大学法科大学政治学科を卒業。同年4月、農商務省に入省し農商務属となり農務局に配属。同年10月、文官高等試験行政科試験に合格した[1]

1918年7月、臨時産業調査局事務官・第一部勤務となる。以後、農務局事務官、農商務事務官、農林事務官、兼農林書記官・農務局副業課長、水産局漁政課長、農務局農政課長、大臣官房文書課長、農林省農務局長、内閣調査局調査官などを歴任し、1937年5月、農林省農務局長に再任された[1]

1939年4月、静岡県知事となる。戦時下の食糧対策などに尽力。1942年1月に知事を退任[2]。戦後、1946年1月、農林次官に就任し、同年5月まで在任。同年9月から1950年10月まで公職追放となった。1964年12月から1967年12月まで漁業共済基金理事長を務めた[1]

著作

  • 『農地調整法の解説』農林書房、1938年。
  • 戸嶋芳雄共著『農地調整法令解説』農業と水産社、1938年。

親族

脚注

  1. ^ a b c d 『日本近現代人物履歴事典』139-140頁。
  2. ^ 『新編日本の歴代知事』573頁。

参考文献

  • 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
  • 秦郁彦編『日本近現代人物履歴事典』東京大学出版会、2002年。





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