家族八景
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『家族八景』(かぞくはっけい)は、日本の小説家・筒井康隆のSF小説。また、それを原作とした漫画、およびテレビドラマ。
- ^ 筒井康隆「自作解説 メイキング・オブ・筒井康隆全漫画」『筒井康隆漫画全集』実業之日本社、2004年、p.186
- ^ 『オール讀物』1972年10月号
- ^ 武居俊樹『赤塚不二夫のことを書いたのだ』文藝春秋、2005年、p.284
- ^ 増山久明「多岐川裕美さんインタビュー」『NHK少年ドラマシリーズのすべて』アスキー、2001年、p.126
- ^ a b 聞き手&構成日下三蔵「筒井康隆 自作を語る 第3回」『S-Fマガジン』2017年10月号、p.253
- ^ ORICON STYLE (2011年11月20日). “木南晴夏がデビュー11年目で連ドラ初主演 超能力を持つ家政婦を熱演”. 2011年11月20日閲覧。
- ^ 新番組:「家族八景Presents 七瀬の夜語り」/木南晴夏 ニコニコ生放送 2012年2月10日閲覧
- ^ 最終話は『みんなの甲子園』の放送により、9分繰り下げの25:04 - 25:34だった。
- ^ 筒井康隆『腹立ち半分日記』角川文庫、1982年、p.325
- ^ 筒井康隆『日日不穏』中央公論社、1987年、pp.51,96.
- ^ 筒井康隆『腹立ち半分日記』角川文庫、1982年、p.266
家族八景
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姓の火田の読みは「ひた」。新潮文庫の2002年改訂版からルビが振られ、この読みであることが明示された。 高校卒業後、住み込みのお手伝いとして様々な家庭を渡り歩いている。これは自らの超能力が発覚する危険を回避するため、一箇所に長く落ち着かずに社会から身を遠ざけることが理由である。『家族八景』劇中では18歳から20歳間近で、この約2年間に作中に描かれただけで8軒の家庭を転々としている。美人だが、身体的に未成熟だった頃は「痩せていてガリガリ」と見られることもあった。19歳を過ぎると急に肉体的に成熟して女らしくなったが、あえて地味な服装で化粧もせず、お下げで子供っぽい髪型をしている。処女であり、貞操が危険にさらされることもあった。美貌と肉体的成熟によって男たちの強い関心を惹くようになり、その危険から20歳直前に家政婦をやめることを決意した。 七瀬のテレパシー能力は精神力の強い相手であれば8km離れるまで人の心を読める。この能力は生来のもので幼い頃は自らの能力を勘であると思っていた。自分の読心能力については当初は珍しい才能であるとは考えておらず、聴覚や視覚の一種という感覚でいた。やがて超能力者であることを自覚して、中学から高校にかけては関連の書物を読んで超能力の本を読みあさるが納得のいく回答は得られなかった。父の火田精一郎もかつて超心理学の超能力研究の被験者として著しい好成績を残していたが、七瀬が高校2年生のときに死去した。
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