大正教養主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 15:03 UTC 版)
大正全般にわたる大正教養主義者としては、阿部次郎、和辻哲郎、安倍能成、倉田百三、土田杏村がいる。代表者の阿部の著作としては『三太郎の日記』(第一は1914年、合本は1918年)、倉田のそれとしては『愛と認識との出発』(1921年)がある。これもB1、B2を目指すものであった。この頃の古典指向を示すものに、『哲学叢書』(全12巻、1915年 - 1920年)、A2の外国語指向を示すものに旧制高等学校におけるドイツ語熱がある。大正教養主義の状況は渡辺かよ子の書に詳しい。
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