多段フラッシュとは? わかりやすく解説

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多段フラッシュ(MSF:Multi-Stage Flash)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 01:36 UTC 版)

海水淡水化」の記事における「多段フラッシュ(MSF:Multi-Stage Flash)」の解説

海水熱して蒸発フラッシュ)させ、再び冷やして真水にする、つまり海水蒸留して淡水作り出す方式である。熱効率よくするため減圧蒸留されている。実用プラントでは多数減圧室を組み合わせているので、多段フラッシュ方式 (Multi Stage Flash Distillation) と呼ばれている。生成され淡水塩分濃度低く、5ppm未満程度である。大量淡水作り出すことができ、海水品質問わないが、熱効率が大変悪く多量エネルギー投入する必要があるこの方式はエネルギー資源余裕のある中東産油国多く採用されており、多く国々では飲用水のほとんどをこれらの造水プラント生産している。日本からはササクラ三菱重工業IHI日立造船等のメーカープラント輸出されている。熱源として発電所復水油井から上がってくる随伴ガス精製時に発生するオフガス利用され冷却にはやはり海水使用されるこのため海水淡水化プラント精油所や火力発電所併設され場合が多い。 サウジアラビア海水淡水化公団では多段フラッシュ方式大型海水淡水化プラント多数稼動させている。例え1981年稼動したジェッダNo.4プラント生産水量日量22トンであり、2005年9月現在の世界最大プラントは同公団がアシュベールに持つ日量100万トンのものであるサウジアラビアではこれらを工業用水や一家庭用水主水源としており、さらに余剰淡水農業用水としても利用している。

※この「多段フラッシュ(MSF:Multi-Stage Flash)」の解説は、「海水淡水化」の解説の一部です。
「多段フラッシュ(MSF:Multi-Stage Flash)」を含む「海水淡水化」の記事については、「海水淡水化」の概要を参照ください。

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