史料1とは? わかりやすく解説

史料1(『廟学典礼』)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:37 UTC 版)

高智耀」の記事における「史料1(『廟学典礼』)」の解説

^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「高学士、諱智耀、字顕道河西中興路人也。世為西夏顕族。曾祖某擢第一、祖某仕至大都督府尹、父某仕至中右丞相。夏設漢二科以取士。科経賦与漢等、特文字異耳。公巍然擢第授僉判、未及大用、天兵西役、夏人挙国帰附。公隠処賀蘭山」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「哈干皇帝嘗問西夏大臣家有賢子孫在者否、以公対。召見、上存撫留公左右。公性楽恬退、未幾復帰旧隠」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「時庫徳太子鎮西涼、令民間立伝置士亦与焉。衆請於公、遂乗駅走千里藩府。進見難遽陳儒者事。適太子懸一笙於木上、募有能吹響者大賞之。公応募而前、太子大悦。公曰『本家世業儒、粗知音楽。兵燼之餘、某家楽工、尚多存者』。因公乗駅往取之。公遂言『西州多士、昔皆給復。今置伝与編氓等、乞与蠲免』、太子従之。公奉旨帰取楽工、復往西涼太子喜欲官之、公不就、受重賞而帰」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「久之、蒙克皇帝即位、公復以儒人差役事北上奏陳、『儒者之所能、三綱五常治国平天下。自古以来用之則治、不可一日無者。故有国家蠲其徭役養成之』。因備陳堯・舜禹・湯・文・武周公孔子之道有補於世、非区区技術者所能万一。上曰『有是乎、此至美之事也。前未有与朕言者』。遂詔漢地・河西儒戸徭役悉除之無所与」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「色辰皇帝居潜藩、公因帕克巴国師進見、首論仏教帝大悦、公曰『釈教固美矣、至於治天下、則有儒者之道』、又反覆其所然者。帝甚異之、有用公意」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「及即位刻符印付公。凡漢北・河西儒戸悉委公鎮之、従公給文以為験。時漢北・淮蜀儒人、多為駆者。公奏曰『以儒為駆、古無是也。帝方以古道天下、宜除之』。上可其奏、命公奉旨以行。前後得釈為民者、幾三四千人、以此忤権勢。或愬於上曰『高秀才所釈者、多非儒也』。上詰公、公対曰『譬之於金、也有浅深。謂之非金不可儒者学問亦有高下、謂之非儒亦不可』。上為之釈然」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「時庶事草創綱紀未張。公奏曰『前代御史台、為天子耳目所以粛官常、整治具。誠不可闕』。上命宰臣記其事。越明年、命立御史台実用公議」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「久之、有権臣欲令儒戸与民給徭役者。公奏曰『昔孟嘗君一列陪臣耳、尚養士三千人、至今多之。今陛下富有四海皆為臣妾、儒在其中万分一耳、除之何補於政。然使之安意講習幼学壮行、為治理助、其効不亦多乎。陛下何惜此而不為也』。上以為然、権臣之議、遂格」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「未幾、上命公為西夏中興等路提刑按察使。公以廉価勤自将処事。公允有僧違戒律撓官法者、有司誰何、公遣駅奏之。奉旨詰治不少貸、境内為之粛然。其直而不撓、類如此。解任入覲」 ^ 『廟学典礼巻1秀才差発,「上方択人将命北行者、公毅然請行。上問公方如何公一一為上陳之、大称上意。比行以病終、上甚哀悼之。公年六十有六。娶西夏駙馬氏女、子長寿仕至僉江淮等処行枢密院事。睿今為江南西道粛政廉訪使」

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