危険性について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 07:48 UTC 版)
「リチウムイオンポリマー二次電池」の記事における「危険性について」の解説
リチウムイオンポリマー電池は、従来の電池に比べて反応性に富む素材を使っており、エネルギー密度が高いことから、使い方を誤ると重大な事故に至る可能性がある。ただし電子機器やおもちゃ等に内蔵される形で手に入るリチウムイオンポリマー電池は、それ自体に充放電制御回路や短絡・過熱保護回路が付属しているため、通常使用にあたって特にその使い方に注意を払う必要はない。しかし、もしバッテリーが膨らんでいる場合は過充電などでバッテリー内部に可燃性ガスが発生している可能性があるため、早めに交換対応をした方が良い。 一方で、専用の充電器の利用を想定してセル単体で流通するリチウムイオンポリマー電池については、ニッケル・カドミウム蓄電池(Ni-Cd)やニッケル・水素充電池(Ni-MH)と同様に運用することはできない。Ni-Cd/Ni-MH用充電器で充電を行うと、充電が止まらず過充電となり、バッテリーが異常発熱し、膨張・火災の原因となる。過放電も禁物であり、保管時には過放電にならない程度に放電しておくことが望ましい。充電状態で保管すると内部短絡等で発火に至る場合があるほか、パッケージが外部の衝撃を吸収する構造ではない為、折り曲げたり強い衝撃を受けたりすると内部が短絡する可能性がある、その状態で充放電を行うと最悪の場合発火、炎上する可能性がある。
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危険性について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 00:45 UTC 版)
一般にアジ化物には爆発性があり、取り扱いに注意を要する。これを安全に取り扱うため、経験的に以下のことが知られている(ただし例外もあり、絶対ではないので注意)。 重金属のアジドは一般に爆発性が強い。このため例えばアジ化ナトリウムをステンレスのスパーテルですくうだけで爆発を起こすことがある。アジ化ナトリウムの計量にはプラスチックか、シリコンコーティングされたスパーテルを用いるのが無難である。 ハロゲン系溶媒、たとえばジクロロメタンは、アジ化ナトリウムと反応して爆発性の強いジアジ化メタンを生成するため、アジ化物イオンを含む水層からの抽出溶媒には不適である。また、濃縮後に残存した微量のハロゲン系溶媒にも注意が必要である。 有機アジ化物は、アジ基1つに対して6つ以上の重原子(水素を除く、炭素・酸素・窒素など)が分子内に含まれている場合、その爆発力が「希釈」されて安全に取り扱えることが多い。これはニトロ基やジアゾ化合物など、他の爆発性官能基の場合でも同様である。この経験則を「6炭素則」や"rule of six"と呼ぶことがある。 アジ基が、芳香環・オレフィン・カルボニルなどsp2炭素に結合している場合、ほぼ同じ条件のアルキルアジドに比べて爆発性が高い。
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