印可状とは? わかりやすく解説

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印可状

読み方:インカジョウ(inkajou)

(1)仏教界で師僧弟子仏道悟り達したことを証明した文書
(2)種々の芸道認可状


印可状〈/建武四年十二月梵竺仙トアリ〉


印可

(印可状 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/16 03:22 UTC 版)

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与関山慧玄印可状

印可(いんか)とは、師がその道に熟達した弟子に与える許可のこと。印定許可、印信認可等の略。 その証として作成される書面は印可状あるいは印証書と呼ばれる。いわゆる“お墨付き”のこと。

禅宗では、悟りを開いたと認められた弟子の僧侶が、師の肖像を絵師に描いてもらい、師はその肖像の上に「偈文」という漢詩の形を取った説法をしたため、これを一種の卒業証書とした。ただし、宗派により形式が異なり肖像の無いものもある。これに倣い武術剣術槍術柔術など)、茶道、あるいは軍学算術などにおいても印可が与えられる。

現在禅林墨跡として残されている印可状の中には宗峰妙超(大燈国師)が関山慧玄(無相国師)に与えた「与関山慧玄印可状」や圜悟克勤が虎丘紹隆に与えた通称を流れ圜悟と称する「与虎丘紹隆印可状」などは国宝に指定されている。また重要文化財とされている物もある。

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