南港
南港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:02 UTC 版)
南港(なんこう)は、木津川 - 大和川間の住之江区に位置する。主に埋め立てにより造成され、尻無川の延長線上まで大きくせり出している。昭和初期に住之江沖に計画された埋立地には国際空港を作る構想もあったが、戦後本格化した埋め立ておよび造成により、弁天埠頭に代わるフェリーターミナルやコンテナ埠頭を設けた。その後、南港水路以北の人工島である咲洲では「南港ポートタウン」の名称のもとで団地建設が進み、相愛大学などの学校、商業施設、公園、なにわの海の時空館がオープンした。 しかし、新たに追加された埋立地に計画された「コスモスクエア」の整備計画(コスモタワーなど)は、バブル期に過大な規模にまで拡大された結果、テナントの撤退や土地の分譲不能など思惑が外れ、その事業費が事業者である大阪市(港湾局)の大きな負担となっている。また橋下徹大阪府知事はワールドトレードセンタービルに大阪府庁の機能を全面移転することを示唆していたが、耐震性の問題などから一部の移転にとどまっている。現在は大規模マンション建設や森ノ宮医療大学の進出、大阪入国管理局の移転など開発が進んでおり、天保山ハーバービレッジなどと合わせて再注目されている。 主なアクセスは、鉄道ならOsaka Metro中央線またはニュートラム。道路なら阪神高速4号湾岸線の南港中出入口または南港南出入口。また築港方面からは大阪港咲洲トンネル、北港方面からは夢咲トンネル、住之江方面からは南港通・住之江通が利用できる。 南港で活動する南港生きもの育て隊のアオサ取りで手づくり郷土賞を平成18年度に地域活動部門を、平成22年度には同賞大賞を受賞。
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