にっ‐しょう〔‐シヤウ〕【▽入声】
読み方:にっしょう
漢字の四声(しせい)の一。屋・妖(よく)・覚・質・物・月・曷(かつ)・黠(かつ)・屑(せつ)・薬・陌(はく)・錫(しゃく)・職・緝(しゅう)・合・葉・洽(こう)の17の類の字に分ける。これに属する字はすべて仄韻(そくいん)の文字で、発音が短く急である。日本語ではチ・ツ・ク・キ・ウ(歴史的かなづかいではフ)で終わるもの。
にっ‐せい【▽入声】
読み方:にっせい
⇒にっしょう(入声)
入声
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/04 04:59 UTC 版)
入声(にっしょう、にゅうせい)は、古代中国語の声調(四声)のうち、音節末子音が内破音 [p̚]、[t̚]、[k̚] で構成され、短く詰まって発音される音節を調類としたものをいう。韻尾の分類からは入声韻と呼ばれ、陰声韻(母音)・陽声韻(鼻音 [m]、[n]、[ŋ])と対立する。仄声に属する(仄声には他に上声と去声がある)。中古音では明確にこの音素を持っていたと考えられるが、現代中国語では方言によっては変化・消滅し、標準中国語(普通話および国語)では完全に失われている。
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