だいり‐せんそう〔‐センサウ〕【代理戦争】
【代理戦争】(だいりせんそう)
元々の戦争当事国ではない国家が何らかの理由で新たに参戦する戦争。
その性質上、新たな参戦国は戦争当事国のいずれかと軍事的協力関係を構築しなければならない。
一般には冷戦時代にアメリカ・ソビエトが介入した戦争を指すが、軍事史を紐解けば珍しい事例ではない。
他国からの介入が無意味である場合を除く全ての戦争は、常に他国の介入によって代理戦争になる可能性を持つ。
現地の国家から見れば、新たな同盟国の資本で兵站の経済負担を軽減する効果が期待できる。
およそどのような国家でも、自国領内での国家総力戦が1年続けば財政が破綻する。
従って、紛争の早期決着に失敗した小国は代理戦争のリスクを承知の上でも同盟国を探す必要性が生じる。
新たな参戦国は、失われる人命の多くと、戦禍による国土荒廃のほぼ全てを同盟国に負担させる効果を期待できる。
もちろんこの恩恵は「そもそも戦争しないなら負担しなくて良い」性質のものである。
従って、代理戦争は近い将来に予想される全面戦争に備えた戦略の一部である事が多い。
代理戦争
代理戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 10:11 UTC 版)
1997年(平成9年)1月のナホトカ号重油流出事故発災当時、小松市長北栄一郎が事故発生後、偽りの理由で休暇を取得し、サイパンに海外旅行に出かけてしまったことが明らかになった。この責任を取り北は市長を辞任し、後継市長選挙が1997年3月に実施された。候補としては、共産党から1名出馬を表明し、自民、新進両党は北に代わる相乗り候補の決定を迫られた。この時は、県農水部長を務めていた西村徹の他、西原啓を押す声も自民党の一部にあった。奥田のラインに属する一川は最初から西村支持であった。これに対して、自民党の若手市会議員の一部は西原を押しており、候補者を一本化するための委員会が開催されて西村への一本化が決定する。この時、森は西原の支持者たちに配慮し「彼らの気持ちを大事にしてほしい。将来の小松につながることだ」とコメントを残している。その後、北が再出馬を表明したこともあり、西村は自民、新進、社民からの推薦を受けて選挙戦を戦い当選した。当選後西村は最初の挨拶回りで森と一川の事務所を回っている。
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