付属器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 02:19 UTC 版)
眼球の外側には付属器が付く。眼瞼は眼球の前方に位置する折りたたみ可能な上下2枚の襞で、眼球の保護をする。内側は血管と神経が張り巡らされた結膜があり、この箇所は感染症を起こしやすい。内部には眼輪筋と、結合組織からなり眼球と瞼の摩擦を低減する脂肪性物を分泌するマイポーブ腺を一列に備えた瞼板がある。 涙器には涙腺と多数の涙道がある。平時には少量の涙を分泌し眼球の乾燥を防ぎながら、時には多量の涙を流すこともある。通常では涙は目頭の方へ集まり、涙小管から鼻根部にある涙嚢そして鼻涙管を通じて鼻腔に落ちるようになっている。 筋肉(眼筋)は眼窩の中にあり眼球を動かす横紋筋である。6本のうち上直筋・下直筋・内側直筋・外側直筋の4本は直筋群と呼ばれ、眼球前方の強膜と連結して眼球をそれぞれが収縮する方向に向ける働きを持つ。残りの上斜筋・下斜筋は同じく眼球をある方向に向ける役割を担うが、その末端は滑車と呼ばれる腱と繋がっている。
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「付属器」の例文・使い方・用例・文例
- 前面の付属器官
- 尻尾、または尻尾のような付属器官を持った
- 耳(または耳に似た付属器官)を持つ、または、特殊な耳を持っている
- 細胞の表面から微小な付属器官が伸びている原生動物
- 鞭状の付属器を持つ、通常は光合成をしない自由生活性の原生動物
- フジツボ、ウミユリまたは多くの昆虫の細くてやわらかな動物の付属器官
- 主に雌雄両方の性を有し、毛を有する1対の付属器官がある海洋環形動物
- 無脊椎動物における様々な運動器官または付属器官の総称
- 後部の付属器官、例えば足または他の動物の相応する構造
- 付属器の、または、付属器に関する
- 付属器官に関連すること、または付属器官から構成されるさま
- 器官の(特に胚の)補助あるいは付属解剖的部位または付属器官
- 卵管と卵巣は子宮の付属器である
- 皮膚とその付属器
- 脊椎動物の身体の背面あるいはそれに類似した表面(器官、付属器または部分の上部または外部の表面)
- 蘚類の胞子嚢の口を取り囲む、房飾り様の歯状の付属器
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