仕掛人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 23:06 UTC 版)
藤枝梅安 演 - 緒形拳 表向きは腕のいい鍼医者として、裏では仕掛人として有名な男。音羽屋以外にも様々な元締の依頼を受け、仕掛けを行っている。西村夫妻からは「梅安殿」と呼ばれる。 『仕掛人・藤枝梅安』の主人公であり、基本的な設定は踏襲されているが、原作よりも欲望に忠実で、明朗快活な人物として描かれる。社会の構造を熟知しており、義憤にかられ、物事の全貌を見誤りやすい左内に忠告をすることも多い。 仕掛人としての腕は一流で、プライドも高い。自分の鍼で相手を仕留めることにこだわりを持ち、他の得物を使うことを嫌う。 西村左内 演 - 林与一 妻子持ちの浪人。辻斬りで生計を立てていたが、第1話で音羽屋に剣の腕を買われ仕掛人となる。 真面目な性格で、家族を第一に考えている。気負ったところがなく、普段は音羽屋の誘いで始めた釣りをしていることが多い。元々は横暴な上役を斬ったことが脱藩した理由であり、自分の生き方に悩むことが多く、情に厚い。それがたとえ標的であっても理想に燃える人物には感化されてしまう。 仕掛人稼業で得た報酬は必要な分を除き、音羽屋の妻のおくらに全て預けている。妻子には剣術道場の師範代をしていると偽っている。 『殺しの掟』の登場人物で、原作だと50代で半右衛門とは14年近い付き合いではあるがそれを除けばオリジナル通りのキャラクターである。 岬の千蔵 演 - 津坂匡章 半右衛門の配下で、仕掛人の密偵。 お調子者で、女好きの男。そのため梅安とは馬が合い、行動を共にすることが多い。かつては盗賊だったらしく、密偵としてはとても優秀で、屋根裏に忍び込んだり、伝馬町の牢破りをしたりする。ただし、血を見るのが嫌いな為、仕掛人にはならず、殺しも行わないし、行えない。一度、拷問に掛けられて命を落としたが、梅安の鍼によって蘇生した。 『殺しの掟』の登場人物だが、ほぼオリジナル通りのキャラクターである。 演じた津坂は以後も「おひろめの半次」や「油紙の利吉」として、同じような役柄を演じた。 櫓の万吉 演 - 太田博之 半右衛門の配下。 真面目な性格の青年。左内への連絡係として登場することが多い。千蔵の弟分の密偵として様々な任務をこなす。行動派ではあるものの失敗することが稀にある。
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