人魚伝説
人魚伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 06:49 UTC 版)
「願成寺 (東近江市)」の記事における「人魚伝説」の解説
願成寺の末庵に美人の尼僧がいて、本寺である願成寺に毎日お手伝いに来ていた。いつの頃からか、かわいい小姓が尼僧に付き従うようになった。初めのうちこそ微笑ましいと思っていた村人たちであったが、次第にうらやましくなった。小姓が尼僧に惚れているらしいと分かると、仏門に帰依する身である尼僧は困惑した。 ある日、寺武士が後をつけてみると、小姓は川の水中に消えた。村人たちが網を打つと、魚でも人でもない人魚が捕らえられた。動物の分際でうらやまけしからん奴だ、と、人魚はミイラにされてしまった。ミイラは諸大名や豪商の手に渡り、見世物になった。ところが、夜になるとミイラの鳴き声がそこら中に満ち満ちて、関係者のメンタルを蝕んでいった。たまりかねた関係者たちは、ミイラを尼僧の眠る願成寺に返すことにした。 田辺悟の目撃証言によると、ミイラは顔の長さ6センチ、全長72センチ程度。
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