予測精度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:10 UTC 版)
震度4以上を観測した地震、または緊急地震速報で震度4以上を予測した地震について、観測と予測の震度階級がプラスマイナス1階級以内である地域の割合をスコアとして算出している。スコアは、警報を発表した場合は警報の最終報、警報を発表していない場合は予報の最終報の予測震度で計算している。 注:各年、年度で表しているものとする。また、年度は毎年4月に繰り上がる。 年度スコア警報発表回数2007年度(平成19年度) 85.7% 0 2008年度(平成20年度) 84.9% 9 2009年度(平成21年度) 74.7% 5 2010年度(平成22年度) 34.6% 48 2011年度(平成23年度) 60.9% 60 2012年度(平成24年度) 78.6% 10 2013年度(平成25年度) 63.4% 8 2014年度(平成26年度) 83.1% 6 2015年度(平成27年度) 85.6% 7 2016年度(平成28年度) 77.0% 30 2017年度(平成29年度) 83.1% 10 2018年度(平成30年度) 89.4% 15 2019年度(平成31年度) 91.3% 9 2020年度(令和2年度)0 71.5% 16 合計 233 2009年度までは大きな震度を観測した地震の回数も少なくスコアも7割を超えていたが、2010年度末期3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震後は余震も相次いで発生し、ほぼ同時に発生した複数の地震をひとつの大きな地震と処理したためスコアは下がった。その後、小規模な地震を予測計算から除外するようプログラムを改修し2012年度にはスコアが78.6パーセントまで上昇した。その後も技術的改善を重ね、精度は増してきている。 なお、2007年10月1日から2021年3月31日の間の「空振り」の割合は24%(57/233)、「見逃し」の割合は41%(84/207)である。
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