した‐え〔‐ヱ〕【下絵】
版下 (浮世絵)
(下絵 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/18 06:09 UTC 版)
版下(はんした)とは、書画版木の下書きである。本項では、版本ではない、一枚摺りの浮世絵版画に限定して述べる。
注釈
出典
- ^ 菊池ほか 1982, pp. 120、122-123.
- ^ 小林・大久保 1994, pp. 218–219森山悦乃「江戸幕府の出版統制」
- ^ 菊池ほか 1982, pp. 82–83.
- ^ 小林・大久保 1994, pp. 177–178製作の場から-企画から完成まで
- ^ a b 国際浮世絵学会 2008, p. 411大久保純一「版下」
- ^ モース 1996, p. 16.
- ^ 菊池ほか 1982, p. 83.
- ^ 鈴木 2017, pp. 480–503.
- ^ 小林・大久保 1994, p. 188小林・安達「浮世絵と共に50年」
- 1 版下 (浮世絵)とは
- 2 版下 (浮世絵)の概要
下絵(シノピア sinopia)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 06:40 UTC 版)
「フレスコ」の記事における「下絵(シノピア sinopia)」の解説
中間層に、水で溶いたシノピア、ヴェルダッチョなどの顔料による下絵を描く。下絵を描く目的は全体像を確認するとともに、ジョルナータの区分を明確にすること。この層は完全に次の層に被われるため顔料の定着に留意する必要はない。そのため区分せず全画面は一度に描かれる。また次の漆喰層の定着のために下絵完成後、表面にケガキで筋状の傷を付けることが多い。原寸大の紙に描かれた下絵(カルトーネ cartone)を漆喰に転写する方法には、壁の上に重ねたカルトーネの上を尖ったものでなぞるけがき法(インチジオーネ incisione)と、カルトーネに針で穴を開け、その穴から顔料を透過させる方法(スポルベロ spolvero)とがある。
※この「下絵(シノピア sinopia)」の解説は、「フレスコ」の解説の一部です。
「下絵(シノピア sinopia)」を含む「フレスコ」の記事については、「フレスコ」の概要を参照ください。
「下絵」の例文・使い方・用例・文例
- 下絵を書く
- 刺繍の下絵
- これを下絵にして彫刻して貰いたい
- 下絵師
- 蒔絵で器物に直接下絵を描くこと
- 絵の下絵を描くこと
- 日本画の下絵として,墨で線書きしたもの
- 日本画の下絵として,墨で線書きをする
- 墨描きの下絵に彩色すること
- 墨描きの下絵に彩色した絵
- 洋裁において,型紙の下絵
- 日本画で,念紙という,下絵を写しとるための紙
- 下絵を描くために木の枝の先端を焼いて筆にしたもの
- 下絵用の筆
- 陶磁器の素地に下絵の具で絵付けをすること
- 油絵の具で書いた下絵
- 下絵の具という,陶磁器用の絵の具
- 細部は省略した簡単な下絵
- 手ぬぐいの下絵を描くとき,私はその絵がどのように染められるのかを常に考えます。
- 下絵に何度も手を加えます。
下絵と同じ種類の言葉
- >> 「下絵」を含む用語の索引
- 下絵のページへのリンク